セリエA第11節 ローマ対ナポリ


セリエA公式サイトよりMATCH REPORT(見方はコチラ)

セリエA公式YouTubeよりMATCH HIGHLIGHTS

試合の感想

まずこの試合で私的に注目していた主審のジャンルカ・ロッキさんの試合捌きについて個々の判定について私はどうしてもローマ寄りの目線で見てしまうのでなんとも言えないけれどロッキさんの判定で選手達が大きく荒ぶる場面は無かったように思うので上手に試合を裁いてくれたのではないかなと思います。この試合では残念ながらナポリの街についての差別的チャントがあったけれど、その時に試合を中断し会場に注意を促すアナウンスを放送する時間を作った判断は素晴らしかったと思います。ひょっとしたらそういう規定ができたのかもしれないけれど。そして試合内容だけれど前半の前半は最近の好調ぶりを示すかのようにローマ・ペースだったように思います。そのローマ・ペースの時間帯にザニオーロ君がスピナッツォーラのマイナスのパスから素晴らしいシュートを放ちローマが先制しました。チャンスの場面だと思っていなかったので一瞬何が起こったのか分かりませんでした。リプレイを見てみるとボールが良い位置に付かなかったのかシュートを撃つまでに一瞬間があった?というか止まった?ように見えたけれど、止まった状態からあんな強烈なシュートを撃つなんて反則じゃないかなと思いました。カペッロさんの発言以来4試合連続ゴール……。カペッロさんのあの発言はザニオーロの潜在能力を引き出す為にしたのだと思えてきました。流石北川義隆さんが僕のマエストロと呼ぶお方なのです。カペッロさん、大好き!それからカジェホンのハンドでコラロフのPKになった場面で私が一番驚いたことはコラロフのPKをメレトが止めたことではなくカジェホンが銀髪になっていたことでした。私はローマ戦以外の試合をほとんど見ないのでとても驚きました。いつから銀髪にしてたのかな?前半の後半からはナポリのペースになったように思うけれどシャフト(スモーリングの愛称の一つ)様のマーヴェラス・クリアとポスト&バー様の大活躍で大興奮しました。思えばカジェホンのハンドを誘発したのもシャフト様のプレスから。もうシャフト様々なのです。頭が上がらないです。フォンセカさんによればシャフト様の名前を最初に出してきたのはペトラーキさんだそうです。ありがとう。そして私の大好きなエル・フラコことパストーレがこの試合も輝きました。見ました?あのその場面でそのプレイ必要かな?と思えるラボーナ。ペロッティといいどうしてアルゼンチンの人はラボーナが好きなのでしょう。やはりファンタジスタなのです。遊び心がある!それからなんといってもドリブルで1人でペナルティ・エリアまで持ち込んでマリオ・ルイのハンドを誘発するあのプレイ。何もないところから得点チャンスを生み出してくれました。素晴らし過ぎます。またOptaのTwitterによれば彼はこの試合11回のリカヴァリーを記録し、セリエAの1試合で彼がこれより多くのリカヴァリーを記録したのは2010年10月のフィオレンティーナ対パレルモ戦(15回)だけだそうです。そもそもリカヴァリーが何のことだか知らなかった私はこれを機に調べました。

Optaの定義【サクッと日本語化してみた④】によれば

リカヴァリーとは「どちらのチームもポゼッションしていない、またはボールが相手選手から自分に向かって直接プレーされていないシチュエーションからボールを奪い返すことで、ポゼッションを守ることを指します。」

だそうなのだけれど、馬鹿な私はいまいち分かりません。なのでもう少し調べると

Jリーグのリカバリー数ランキングのページに

「※リカバリー、こぼれ球奪取数(相手守備プレー[クリア,ブロック,ハンドクリア]の次プレーが自チームのインプレーであり、なおかつ敵陣だった場合にカウント)」

とありました。Jリーグの定義とOptaの定義は違うようだけれどざっくりいうとこぼれ球を拾った回数みたいです。攻撃の選手なのにこぼれ球を11回も拾うなんてがんばり過ぎなのです。偉い。格好良い。彼の輝きが後1シーズン早ければディ・フランチェスコさんもモンチさんもローマを辞めないで済んだのではないかな?とても残念です。そんなパストーレが獲得してくれたPKをきっちりヴェレトゥが決めてました。ヴェレトゥ、ローマ初ゴールおめでとう。そしてありがとう。えーっと、後気になったのはチェティンとマンチーニかな?この試合が初先発となったチェティンはちょっと気持ちが空回りしているように見えました。退場にもなっちゃったし。けれどとても熱い心の持ち主に感じたので凄く好感が持てました。これからに期待したいです。そしてマンチーニのメディアーノ起用は完全にローマを救ったフォンセカさんの大発明のように思います。それほど彼のプレイに注目していなかったので具体的に何が良くなったのかはわからないけれど(この試合でも見せていたサリーダ・ラボルピアーナが有効なのかな?)、彼がメディアーノ起用されてから明らかにローマが勝てだしたのでもう欠かせない要素なんだろうなと思いました。それにしてもまさかナポリにも勝っちゃうなんて。ローマ強し。物凄く強し。一時はしぼんでいた期待感が急激に膨らんでることを感じます。とても楽しい。この感じならなにか大きなことを成し遂げれるかもしれない。そんなことを思う今日この頃です。


なんて幸せなんだ。ナポリ撃破やったー!!!


コメント

  1. おおかみ司書さんこんばんは。

    やりましたね! 3連勝! たった今アタランタも負けたので正式に3位浮上です!

    ザニオーロかっこよすぎませんかね? これはもう来年は背番号10になっているのではないでしょうか? その際にはトッティに戻ってきてもらって背番号10のユニフォームを手渡すセレモニーかなにかをやってもらいたいです。(笑)

    ナポリに対する差別的なチャントで試合中断したのは残念でした。まあその後1点獲られたのは神様から罰をもらったのだという事で。
    5年ほど前の片野氏の記事だとあんまりナポリの人も気にしてないようですが、やっぱり嫌な人もいるはずですし、あまり過激なものはやめてほしいですね。

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    1. にょろろさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

      アタランタが負けてローマが3位になったのですか?やったー。

      ザニオーロは格好良すぎると思います。もうレッド・カードなのです。(笑)

      差別的チャントはみんなが嫌な思いをするので止めてほしいですね。ただ時代の移り変わりと共に社会の道徳観みたいなものも変化してきて昔なら許容されていたチャントが今は許されなくなったりしている例もあるのかなと愚行します。そういう時代の流れについていけない人達が今の時代の適応に苦しんでいたりするのかなと想像すると根絶が難しい問題なんだろうなとも思います。

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