ローマ、モウリーニョさんとの交渉の背景、契約の詳細、補強の展望etc.

 

フォンセカさんの今季限りでの退任が発表(詳細はこちら)されたその日の内に来季からジョゼ・モウリーニョさんがローマの新監督に就任することが電撃発表(詳細はこちら)されました。以下はSky Sportが報じたモウリーニョさんとの交渉の背景、契約の詳細、補強の展望etc.になります。

・ディ・マルツィオ ”サッリさんと明確なものは何もなかった。”

”マウリツィオ・サッリさんに関して、我々がここ数日先んじて言ったように、何の定義、あるいは締結もなかったことが裏付けられた。ローマは彼らのターゲットを隠し通すことが非常に上手かった。明らかにティアゴ・ピントさんのポルトガルのコネによる後押しがローマの選択を方向付けた。マスメディアの観点からだとここ数年で最も重要なショットの一つだと思う。”

・ローマを納得させたもの

モウリーニョさんとローマの交渉はトッテナムでの解任と一致して4月の中旬に始まった。ティアゴ・ピントさんとの最初の会談があり、次にモウリーニョさんがモチベーション、(対戦相手としての)環境の知識、頂点へローマを持っていく意欲に関して感銘を与えたオーナーとの会談があった。彼のリーダーシップはフリードキン・ファミリー側の選択にとって決定的だった。

・モウリーニョさんを納得させたもの

彼はクラブの強みを理解したので3年間のプロジェクトと結婚したが、彼は戦略も共有した。つまり勝ちに行く、ただし持続可能なプロジェクトでという戦略だ。モウリーニョさんの到着がすぐにスクデットを獲るためにメルカートでオール・インすることと符号しないという意味で”即席チーム”は生まれないだろう。だが長時間にわたって勝者のメンタリティとチームが構築されるだろう。

・モウリーニョさんはいつローマにやってくるのか？

モウリーニョさんは現時点で国外におり、シーズン終了までイタリアには来ないだろう。彼はフォンセカさんの仕事をとても尊重しており、現在の監督への敬意からトリゴリアには姿をあらわさないだろう。

・ディ・マルツィオ ”モウリーニョさんは彼の自宅での会談でフリードキン親子に感銘を与えた。”

ディ・マルツィオは交渉の詳細といくつかの背景について次のように説明している。”交渉はモウリーニョさんがトッテナムに解任された4月中旬に始まった。ローマはまだ選んでいなかった。ナーゲルスマンさんとマルコ・ローゼさんを試み、サッリさんのアイデアがあった。ティアゴ・ピントさんがジョルジェ・メンデスさんの右腕であるヴァルディールさんにコンタクトを取り、対話を始めた。モウリーニョさん側からのオープニングがあり、ロンドンの彼の自宅で彼は経済的な選択ではなかったので、モウリーニョさんが皆を魅了したフリードキン親子との会談があった。”

・ローマでのモウリーニョさんの数字達：特殊な1年目

ジャンルカ・ディ・マルツィオはジャロロッシのスペシャル・ワンの給与の詳細を明らかにした。”モウリーニョさんは3年間に渡って年間700万ユーロ+ボーナスを獲得する一方で彼はトッテナムで年間1600万ユーロを稼いだ。ここに重要な詳細がある。トッテナムは1年目に関して給与の差額を補填するだろう(したがってモウリーニョさんは1年目にトッテナムから900万ユーロ、ローマから700万ユーロを受け取り、1600万ユーロを稼ぎ続けるだろう)。残りの2年間は補填はない。タイトルの獲得とチャンピオンズ・リーグに関連するボーナスがある。それから成長令の恩恵がある(ローマの支払う700万ユーロの税込み年俸は成長令の減税が適応され1400万ユーロではなく1000万ユーロになる)。モウリーニョさんは3年間のプロジェクトのアイデアを受け入れ、彼はクラブの強みを理解し、彼らは補強すべき役割においても一致を見いだした。つまり補強はメルカートで慎重であらねばならないという認識の下でGK、FW(ジェコに加えてさらに)、そしておそらくDFになるとみられる。例え全てが金曜日の時点で完全に秘密裏に定義されていたとしても、彼らは月曜日に署名した。

(了)