ワールドカップ欧州予選グループC第5節 スイス対イタリア
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L'Italia spreca, pari anche con la Svizzera
試合の結果とメンバー表
SVIZZERA-ITALIA 0-0
試合の感想
「LIVE配信でご覧の皆様、見逃し配信でご覧の皆様、ありがとうございます。」
この試合の実況を務めた北川義隆さんの冒頭の挨拶、全視聴者対応の完璧なコメント。北川さんのコンディションの良さが伺えました。
「イタリアは現在35戦、無敗記録を更新中です。今日勝ちますと、実は諸説あるんですが新記録ということになります。その諸説は後ほどお伝えしたと思います。」
後ほど伝えることによって視聴者はDAZNから目が離せなくなる!視聴者一網打尽の高徳テクニック!令和の諸葛孔明さんだ!と思いました。
「スイスは、イタリア語ではバズィレーア(Basilea)、世界の時計の見本市でも有名なバーゼルのザンクト・ヤクプ・パルクが舞台となります。」
私はイタリア語が堪能ですよ、この後もイタリア語が出てくるかもですよと視聴者にさりげなく伝えるコメント。このさり気無い気遣い、北川さんは紳士とお見受けしました。
「まずはナティ(Nati)スイス代表をこう呼びますが、そのスイスの面々が姿を現しました。」
ほえー、知らなかった。北川さんは博識!
「今日、キャプテンのジョルジョ・キエッリーニはディーノ・ゾフさんの112キャップを超えて113キャップと、伝説のGKゾフさんを越える事になりました。」
元ローマのキエッリーニ(詳しくはこちら)、おめでとう。
「まずはイタリア国歌、インノ・ディ・マメーリ(Inno di Mameli)です。」
国歌斉唱の最中は無言の北川さん、やはり紳士なのです。ちなみにイタリア国歌の歌詞等はこちらをご覧下さい。
「実はスイスの国歌は曲は同じですが隣国ドイツ語、フランス語、イタリア語、それからロマンシュ語の、4言語で詩が作られています。」
ほえー、アイドル・グループのCD商法みたい。ロマンシュ語ってどんなのかな?気になる。
「このスイス戦を前にローマのCBを務めているジャンルカ・マンチーニは代表を離脱しました。足を痛めた、指だったと思いますが、痛めたということで既にローマに戻っています。まぁ、ローマ番の記者によりますと大事には至ってない、ということですので、ま、このインターナショナル・マッチ・ウィーク明けのサッスオーロ戦は大丈夫ではないかというふうに、ま、現時点では伝えていました。」
私の知る限りだとマンチーニは足の指ではなく、足裏のはずだけれど、これは人の言葉を鵜呑みにするのではなく、各自ファクト・チェックを怠らないようにという北川さんから現代社会へのメッセージですね。流石です!
「イタリア代表が、最も多く対戦している国はこの隣国スイスです。ここまで29勝22分8敗と、いう数字が残っています。」
イタリアがスイスの隣国だなんて知らなかった。北川さんの実況は地理の勉強にもなる。お得!
「まぁ、ほんとはイタリアに戻りたかったこのエメルソン・パルミエリ、リーグ・アン、リヨンに移籍しています。」
元ローマのパルミエリ、イタリアに戻れなくてかわいそう。リヨンで幸せになれると良いな。
「今の口の開きはちょっと言葉にはできませんがイタリア語のCが付く言葉でちょっと悔しがった、チーロ・インモービレです。」
おそらく、陰茎、または(間投詩的に)ちくしょう、くそを意味するCazzoと思われる。品のない言葉は口にしない殿方、最高です。
「既に2試合で4ゴールをあげているチーロ・インモービレ。スイス戦ではゴールを決めています。3ヶ月前のユーロ。」
ここで倒置法炸裂。語勢を強める。3ヶ月前のユーロがよほど嬉しかったと推察。北川さん可愛い。
「ロカテッリからインシ、イィーッ。」
ロカテッリのパスからインシーニェが惜しいシュートを放った場面にて。北川さんこの試合の初奇声。試合を楽しんでおられるご様子でこちらも嬉しくなりました。
「さて、中々あの、イタリア代表の面白いとこがご紹介できてないんで、えー、ロベルト・マンチーニ監督の、ま、面白くはないんですが、お母様、がユーロ優勝した直後にインタビューを受けていて、ご自宅が結構大きいんですが、えー家でいつも観戦するのを弦を担いでるてんでインタビュー動画がありましたんでご紹介をしたいと思います。YouTubeでですね、イタリア語ではマンチーニ、MINCINI(、でその後スペース、お母様の名前、マリアンナと言います。MALIANNA、マリアンナ、これで入れていただきますと上から二つ目が、お父様もでてらっしゃいます。3分42秒、三つ目が2分15秒の動画で、えー、家を、結構大きいんですが、良く見る事ができます。あのボローニャ郊外にご実家があるんですが、ま、マンチーニ監督の、お母様、かなりイタリアのマンマ的でちょっとあの、ふっくらされてる方なんですが、目元はですねお父様よりもお母様のがにてるかなぁという感じがします。」
面白い動画を一所懸命に探すも見つけられなかった北川さんの努力の跡が伺えるコメント。北川さんお疲れ様です。なお動画は私が検索しても力不足で見つける事ができませんでした。北川さん、ごめんね。以下は別のワードで検索し、再生時間等から割り出した当該動画と思われるものです。
「まぁーだ喋ってます。リカルド・ロドリゲスとジッジョ・ドンナルンマ、元ミラン同士。」
まぁーだ喋ってます。は若干イラついたトーンに感じるも残り部分は平常のトーン。このメンタルの切り替えの早さ。プロってすごーい!
「先ほど35戦無敗の話をしましたけれども、実はイタリア紙はですね、ブラジルが、ザガロ監督の時の1995年9月27日のゲーム、これがですねルーマニアの、Bチームとのゲームだったということで、結果は2対2のドローだったんですが、ルーマニアサッカー協会はオフィシャルのゲームではないと認識している。一方のブラジルはいや、カウントされていると。ま、両者意見割れてるんですが、ま、これでイタリア紙は、36ではなく35になるのではないかと。つまり、ナショナルチームの、トップのチーム、Aとの戦いじゃないからというようなことで、イタリア紙はこれで記録更新だと、いうふうに伝えています。」
35敗無敗の話をしている最中に「ロカテッリからインシ、イィーッ。」がカット・インしてきたのでこの”先ほど”とはそれを指すと思われる。北川さんのお話を邪魔するなんて、インシーニェやりおる。
「ザカリアはジャカが取れなかった後、中盤の選手として欲しかったプレイヤーです。」
誰がザカリアを欲しがったを口にしていないので心の声が漏れた可能性あり。おそらく北川さんかローマのどちらかが欲しかったのだと思われる。いづれにせよ分かる人にだけ分かればいい感が、ダイイング・メッセージのようでミステリ好きにはたまらないです。
「さあ、コントロール、インシーニェシュート!!、うぉいっ!良く抑えました。」
インシーニェのシュートをGKゾマーが抑えた場面にて。北川さんこの試合2度目の奇声。またしてもインシーニェ。私はこれでイタリア代表のエースがインシーニェであることを確信しました。
「さぁ、そのボールはイタリア代ひょ。ひろえません。」
スイスのコーナー・キックの流れからイタリアにボールが渡りそうな場面にて。ひろえませんはテンションだださがりのトーン。がっかり北川さん。
「ローマ、ジョゼ・モウリーニョ監督が、ジャカ亡き後はこの人と、いうことでターゲットを変えていましたが、とることはできませんでした。」
終了間近の後半83分にてダイイング・メッセージをキッチリ回収。犯人はモウリーニョさんでした。北川さん、ミステリ作家適正◎
ふぅー、とっても面白い試合でした。楽しかったです。最後に試合の感想と書いておきながらほぼ北川さんの感想になってしまってごめんなさい。何分こんなものを設立しているものだからついつい。スイスもイタリア代表もワールド・カップ予選頑張ってね。バイバイ。
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