トッティ、語る


トッティはSky SportのI Signori del Calcioにて

ローマについて

ローマを離れるもっとも具体的なオファーは03/04シーズンのレアル・マドリードからのものだった。僕はとても的確な選択をしたよ。一つのユニを着続けるためにより多くの勝利の可能性を捨てたのさ。それは僕にとって最も大事なことだったからね。そして最後には僕の欲していたもの全てを手にしていたよ。僕にとって愛と情熱は他の場所でトロフィーを獲得するよりも大事な事だったんだ。ローマのために101%の力を尽くしてきた。なぜなら僕はローマを自分自身、個人的な問題、私生活よりも優先していたからね。ローマが全てだったのさ。

バロンドールについて

それは僕の逃した物の一つだね。ローマでプレイすること、それがレアル・マドリード、ミラン、ユーベでプレイする選手達よりもチャンスが少ないってことは分っていたよ。彼らにはより国際的な視界があったね。彼らはCLやワールドカップ、他の重要なトロフィーを勝ち取ることでバロンドールを獲得していたからね。僕はローマでスクデット、スーペルコッパイタリアーナ、コッパイタリアを勝ち取ったけれど、彼らと争うことはできなかったよ。

スパレッティさんについて

スパレッティさんとの対立は決してなかったし、これからもないだろう。僕は違った形で自分のキャリアを終わらせたかった。もし僕が彼だったら、とりわけその人とは異なるやり方で選手に対処していただろう。僕は彼と話をして僕達の考えを向かい合わせていただろう。いずれにしても僕は選手からダイレクターになることができた。そして僕は正しい精神でそれをした。偉大な人の知性と調和をもってね。僕はピッチで育った、そしてピッチで死ぬだろう。

現在のカルチョとクラブの選択について

僕はこれほど長くローマに留まることができた他のトッティがいるとは思わない。いまやカルチョはビジネスに数えられていて、ローマで若い子達が育ち、僕やデ・ロッシがしたように同じことをするのは難しい。もう状況は違っていて、僕達に起きたこと再現することは不可能だ。最初にアルゼンチン、ブラジル、南米や他の世界の国々の若手を発掘するよりも将来有望なイタリアの若い子達を考える必要があったね。

トッププレイヤーについて

僕次第ならば、世界で最高の選手を獲得する為に如何なる額でも支払うだろう。勝つためには強力な選手が必要だからね。僕は常にそう言ってきたし考えを変えるつもりはないよ。けれど僕はお金を管理できる立場ではないからね。それを決めるのは会長さ。会長が予算を設定し、その予算に基づいて僕達はチームを作っていかなければならないのさ。このクレイジーなメルカートなら僕はいくらかって?そうだな、2億ユーロかな。

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