ローマ、UCL出場権の確認

皆さんGW明けの初夜をいかがお過ごしでしょうか？ローマ・ファンの方はローマは来季のUCL出場権を獲得できるかな？厳しいかな？でもひょっとすると獲得できるかもなどと思いを巡らせている人もいるのではないでしょうか？私は思い巡らせています。そこで今回はローマが来季のUCL出場権を獲得する為の条件を確認したいと思います。

まず基本的なことから来季のUCL出場権はセリエAで4位以内に入ったクラブに与えられます。

それを踏まえたうえで現在の順位表を確認します。

Mancano solo 3 giornate alla fine di questa #SerieATIM.
Ecco la classifica aggiornata dopo la 35ª👇 pic.twitter.com/AFNFoOyWD2

— Lega Serie A (@SerieA) 2019年5月7日

35節終了時の順位表でローマは勝点59で6位、4位のアタランタとは勝点3差につけています。セリエAは残り3節なので数字の上では8位のラツィオまで4位以内に入れる可能性があります。次に4位以内に入る可能性のある3位インテルから8位ラツィオまでの日程を確認します。

【GdS】インテルは抜け出しそうで抜け出せず、アタランタはフルスロットルの勢い、ボローニャに勝ったミランは元に戻れるか？キーマンはユヴェントス。スクデットを既に決め、CLから敗退した彼らが何処までローマ戦、アタランタ戦とモチベーションを保てるか。ミラノ勢はユヴェントスの全勝を願う。 pic.twitter.com/LXGl8ChFcK

— nato (@nattou2017) 2019年5月7日

星の数は難しさの率を表しています。ローマとアタランタの日程の星の数はまったく同じなので日程的には互角と言えそうです。またローマとアタランタは勝点3差なので勝点が並んだ状態で最終節を終える可能性もありそうです。そうなった場合順位はどのように決めるのでしょうか？順位表を見直すと現在ローマとミランが勝点で並んでいてミランがローマよりも上の順位になっています。これはレガ・セリエAがミラン贔屓だとかローマに意地悪をしていると言うわけではありません。勝点が並んだ場合の順位の決め方にはルールが存在してそれに則っています。それは以下のようなものです。

勝点が並んだ場合の順位の決め方

１．直接対決で得られた勝点

２．直接対決での得失点差

３．総得失点差

４．総得点

５．抽選

このルールに従ってローマが3位インテルから5位ミランまでの各々のクラブと勝点が並んだ場合を見てみます。

・インテル

今季のインテルとの対戦成績は2-2，1-1の2分です。ということは

１．ローマ勝点2、インテル勝点2

２．ローマ得失点差0、インテル得失点差0

３．(35節終了時)ローマ62得点47失点で総得失点差+15　インテル52得点28失点で総得失点差+22

結果インテルが上位に。


・アタランタ

今季のアタランタとの対戦成績は3-3，3-3の2分です。

１．ローマ勝点2、アタランタ勝点2

２．ローマ得失点差0、アタランタ得失点差0

３．(35節終了時)ローマ62得点47失点で総得失点差+15　アタランタ71得点43失点で総得失点差+28

結果アタランタが上位に。


・ミラン

今季のミランとの対戦成績は2-1，1-1のローマから見て1分1敗です。

１．ローマ勝点1、ミラン勝点4

結果ミランが上位に。


というわけで上記の各々のクラブと勝点で並んだ場合全て相手が上位になってしまいます。ローマはとても厳しい立場なのです。

ちなみに3クラブ以上が勝点で並んだ場合も同じルールに従います。例としてローマ、ミラン、アタランタが勝点で並んだ場合を見てみます。

まず3クラブの対戦成績は以下のようになります。

Roma-Atalanta 3-3, Atalanta-Roma 3-3, Milan-Roma 2-1, Roma-Milan 1-1, Milan-Atalanta 2-2, Atalanta-Milan 1-3

これを元にルールに当てはめると

ミラン勝点7(得失点差+3)

ローマ勝点3(得失点差-1)

アタランタ勝点3(得失点差-2)

この順番での順位になります。う～ん、やっぱり厳しい立場なのです。


さて条件を確認してみたところローマにとっては面白いものではありませんでした。現実はつまらないのです。なので私はベットに入って楽しい夢を見てくることにするのです。では皆さんBuonanotte、おやすみなさい。