セリエA第4節 ボローニャ対ローマ

セリエA公式サイトよりMATCH REPORT

セリエA公式YouTubeよりMATCH HIGHLIGHTS

試合の感想

ジェコの得点をTVで見ていたお子さんはこう叫びました。「お母さん(mamma mia)！みてみて、ジェコが凄いの！」ってね。これが驚きを表すイタリア語mamma miaという言葉の起源です。

というのはもちろん冗談だけれどこの試合を見ていたお子さんは思わずお母さんを呼ばずにはいられなかったのではないのでしょうか？正に劇的な得点でした。どのくらい劇的かというと得点を見たヴェレトゥが後ろに倒れこみそのまま後転してしまうくらい劇的でした。もうね、ジェコ最高！それ以外に言うことはないのです。これで終わりたいところだけれどそれだとあまりに短いと思うので気になった選手について書いていきます。まず冨安さんですね。私は冨安さんのプレイを初めて見たけれど、評判どおり良い選手だなと思いました。なんか凄く落ち着いていて一つ一つのプレイが優雅な感じがしました。凄くフワッとしたことしか言えなくてごめんなさい。次はコラロフです。ローマがFKを獲得しコラロフとペッレグリーニがボールの前に立った時「これ2人立っているけれど、絶対コラロフが蹴るよね。この位置ならコラロフ決めそう。」と思いました。この瞬間私は預言者になりました。想像以上に素晴らしいゴールで目玉が飛び出ちゃいそうになったけれど。たぶん私と同じく預言者になったローマ・ファンの方は大勢いたと思います。預言者を生み出す男、コラロフ。格好良い。格好良いままで終わってくれても良かったのだけれど、ちゃんとPKも与えてバランスもとる男、それがコラロフ。そんな理律儀な所も好きです。PKを与えた時はえー、ここで折角の自分の得点を自分で帳消しにするパターンだしちゃうの？と思ったけれど、勝てば官軍なのです。いい加減でごめんね。そしてスピナッツォーラが凄く良かったと思いました。サンタンデールのFKを壁の後ろで寝転がって止めてたのも凄いし縦への突破力というか期待感を持てる攻めをみせてくれたように思います。それからヴェレトゥです。正直決勝点の起点となった最後のワン・プレイしか印象に残ってないのだけれど、そのワン・プレイが何故だかストロートマンのようにも見え、ナインゴランのようにも見えました。ヴェレトゥのデビュー戦後にイタリアのファンの方が「ヴェレトゥはストロートマンとナインゴランの完璧なミックス」と仰っていたのだけれどそのことを凄く思い出しました。後はパウ・ロペスです。彼は足元が上手という触れ込みのわりに1試合に1本くらいドキッとするようなパスがある気がするけれど失点には繋がっていないし、今日もビッグ・セーヴを見せてくれたので1試合に1本くらいドキッとするようなパスをすることが彼にとって一種の儀式なのかもしれないと思いました。これがないと調子がでないみたいな？これからも経過観察？していかなくちゃ。さてフォンセカランディア第2幕はサッスオーロ戦とは別角度から楽しませてくれたとても素敵なものでした。なかなかバリエーションが豊富なようですね。次のアタランタ戦はどんな角度から楽しませてくれるのか期待です。第3幕の開幕が待ち遠しいです。第3幕は退場処分になっちゃったマンチーニの代わりにスモーリングが主役になってほしいな。それで頼むよ。ローマ。

Olè olè olè olè,Dzeko Dzeko〜

@EdDzeko Dzeko olè olè olè olè #BOLASR pic.twitter.com/3ODHKLMCqb

— Claudio (@asrclaudio) September 22, 2019