ローマ、パッロッタ会長のプランB:サウジアラビアのパートナー


La Gazzetta dello Sportによるとコロナウイルスの緊急事態がジェームス・パッロッタ会長の手からテキサスの富豪ダン・フリードキンさんの手にローマの所有権を譲渡するための交渉を完全に阻止したことが今や知られている。 オペレーションは膠着状態の段階にあるが明確に破談してはいない。とはいえ株式の過半数を譲渡する上で新たな合意点を見いだす必要がある。現時点では危機の影響を正確に見積もることは難しいため、それは容易なことではない。このためパッロッタ会長は立ち止まらず、世界中にローマの調査書類が出回るのを見守り、バイヤーを探すことを決めた。これに取り組むのは彼が信頼する投資銀行のゴールドマン・サックスである。彼らは潜在的なバイヤーについてサウジアラビアにも注目中だろう。サウジアラビアのサルマーン国王の王太子で同国の副首相兼国防大臣であるムハンマド・ビン・サルマーンさん率いる政府系ファンドのひとつからのクラブへの関心の知らせがロンドンから普及しているのだ。王太子は3億ポンドでニューキャッスル・ユナイテッドの買収を試みているがそれには二つの障害がある。ひとつは現オーナーのマイク・アシュリーさんとの競合、もうひとつは荒れ狂う過去を持つキャラクターや投機家を追い払う為に2014年11月に導入された«fit and proper person test»というルール(こういうルールだそうです。)の存在だ。ムハンマド・ビン・サルマーンさんは控えめに言っても論争の的になる人物であり、ジャーナリストのジャマル・アフマド・カショギさんの殺害に関する疑惑やbeoutQの海賊版放送に関連してAmnesty Internationalやカタールの放送局beIN Sportsから何度かニューキャッスル・ユナイテッドのオペレーションに対する批判がなされている。したがって彼らは他のクラブ、とりわけスペインのクラブの買収を評価している。これは既に2018年にアプローチされたローマもその関心の範疇から取り除くものでない。しかしイタリアのクラブはプレミアのクラブと比較すると収益が低いことも踏まえるとより高価であるという印象だとのことです。


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