ミラン、実にお見事 完璧なシナリオです

 

ミラン戦放送予定

DAZN

10月27日(火曜日)

ミラン vs ローマ : 第5節

セリエA | 10/27 04:45 配信

【実況:北川義隆】

前節はミラノ・ダービーを2-1で制し、1995/96シーズン以来となる開幕4連勝を決めたミラン。新型コロナウイスルへの感染で2試合を欠場したイブラヒモヴィッチが2ゴールと完全復活を遂げており、強豪ローマとの一戦でもスウェーデン王の大暴れに期待したい


セリエA第5節 ミラン対ローマ各紙予想フォーメーション

SKY SPORT

MILAN (4-2-3-1) Probabile formazione: Donnarumma; Calabria, Kjaer, Romagnoli, Theo Hernandez; Kessie, Bennacer; Saelemaekers, Calhanoglu, Leao; Ibrahimovic. All. Pioli

ROMA (3-4-2-1) Probabile formazioni: Mirante; Ibanez, Mancini, Kumbulla; Karsdorp, Veretout, Pellegrini, Spinazzola; Pedro, Mkhitaryan; Dzeko. All. Fonseca


LA GAZZETTA DELLO SPORT

CORRIERE DELLO SPORT (3-4-2-1)

Mirante; Mancini, Ibanez, Kumbulla; Santon, Veretout, Pellegrini, Spinazzola; Pedro, Mkhitaryan; Dzeko.

TUTTOSPORT (3-4-2-1)

Mirante; Mancini, Ibanez, Kumbulla; Santon, Pellegrini, Veretout, Spinazzola; Pedro, Mkhitaryan; Dzeko.

CORRIERE DELLA SERA (3-4-2-1)

Mirante; Mancini, Ibanez, Kumbulla; Santon, Veretout, Pellegrini, Spinazzola; Pedro, Mkhitaryan; Dzeko.

LA REPUBBLICA (3-4-2-1)

Mirante; Mancini, Ibanez, Kumbulla; Santon, Pellegrini, Veretout, Spinazzola; Pedro, Mkhitaryan; Dzeko.

IL TEMPO (3-4-2-1)

Mirante; Mancini, Ibanez, Kumbulla; Santon, Pellegrini, Veretout, Spinazzola; Pedro, Mkhitaryan; Dzeko.

LA STAMPA (3-4-2-1)

Mirante; Mancini, Ibanez, Kumbulla; Santon, Veretout, Pellegrini, Spinazzola; Pedro, Mkhitaryan; Dzeko.

IL GIORNALE (3-4-2-1)

Mirante; Fazio, Ibanez, Kumbulla; Santon, Pellegrini, Veretout, Spinazzola; Mkhitaryan, Pedro; Dzeko.

IL ROMANISTA (3-4-2-1)

Mirante; Mancini, Ibanez, Kumbulla; Santon, Pellegrini, Veretout, Spinazzola; Pedro, Mkhitaryan; Dzeko.

IL MESSAGGERO (3-4-2-1)

Mirante; Mancini, Ibanez, Kumbulla; Santon, Pellegrini, Veretout, Spinazzola; Pedro, Mkhitaryan; Dzeko.


ビッグ・マッチです。私はミランが昨日した提言を聞き入れてくれると確信しているので何の心配もしていません。それどころか私とミランほどの仲になれば、ミランがどのようなシナリオを描いているか検討がついてしまうのです。それをお教えいたしましょう。

まずは結果から。これは

1-2でローマの勝利

となります。

続いて試合展開です。

ミランは私の提言を聞き入れてくれるわけだけれど、イタリアの名門、欧州の雄としてはただ負けるわけにはいきません。負け方にも美学というものがあるのです。ミランというクラブは圧倒的な強さを視聴者に印象付ける義務を負っているのです。そこでまず神ことイブラヒモヴィッチ様が試合開始早々にど派手な一発で先制し、ミランここにありということを強烈に印象付けます。その後、ローマは防戦一方ながらギリギリの所でたえ続けます。

試合が動くのは前半のロスタイム。

ローマのコーナー・キックからジェコがヘディングで同点になります。

ジェコの得点というのがポイントです。

実はロレンツォ・ペッレグリーニが

「ジェコはローマのイブラヒモヴィッチだ。」

と言っておりましてミランとしてはローマのと言えど、イブラヒモヴィッチと言われた以上活躍させないわけにはいかない。

とこういうわけなのです。

そして大事なローマの決勝点を決めるのはイブラヒモヴィッチ様です。これは負けるにしても翌日の一面は譲れないという神としての彼のプライドの表れです。

相変わらずローマの防戦一方の後半、ロスタイムにですね。セット・ピースからの競り合いでボールをクリアしようとしてオウン・ゴールになってしまうのです。

そうすると当然試合後の話題はイブラヒモヴィッチ様のオウン・ゴール一色になります。ここで仕上げです。

「あいつら、選手登録でミスして不戦敗なんてへまをやらかしただろ?かわいそうだからよ、負けてやったわけよ。俺は神だからな、慈悲の心ってやつさ」

このイブラヒモヴィッチ様のコメント。自分のオウン・ゴールで負けたにもかかわらずこの豪胆さ。まさしく神に相応しい。翌日の見出しもバッチリです。

こうしてローマが勝ったにも係らず、話題はミラン中心。しっかり首位をキープしつつ、大混戦となったセリエAは大盛り上がり、ミッション・コンプリートです。

流石イタリアの名門、ミラン。実にお見事。完璧なシナリオです。

ということで私は予定調和を楽しませていただくことにするのです。

では、ミラン様、どうかよしなに。


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