UEL ottavi di finale, ritorno シャフタール・ドネツク対ローマ


UEFA公式サイトよりFull-time report

 試合の感想

最強とは?

貴方はその答えを知っているでしょうか?

私は今日その答えを知りました。

最強とは最も富める者でもなければ、最も名声を得た者でも、ましてや最も実力がある者でもありませんでした。

最強とは最後まで生き残った者のことでした。

こちらをご覧ください。


20-21シーズンのヨーロッパで唯一生き残ったイタリア勢、それがローマです。

つまりローマが現時点で少なくともイタリア最強であることが証明されてしまいました。

こう書けば、どこからともなく

お前は直ぐに調子に乗ってからに、クジ運に恵まれていただけではないか?マンチェスター・ユナイテッドと当たっていれば、こうはいかなかっただろう。

という声が聞こえてくる気がします。

私はその声にSky Sportのジャーナリストであるアンジェロ・マンジャンテさんの

シャフタールはグループ・ステージでレアル・マドリードを2度倒し、インテルを止めた。だがローマは1stと2nd legで支配した。ブラガ(ポルトから勝点-1)戦の様に支配した。イタリアのサッカーにはプレイとアイデアで立派にヨーロッパで生き延びている素晴らしいチームがある。そしてそれは尊敬に値する。

というTweetを送らせてもらいます。

どうですか?

あのレアル・マドリードを2度倒し、現在セリエAで首位を走るインテルを止めたシャフタールを相手にしてまだクジ運に恵まれていたなどと言えるでしょうか?

さらにイタリアでジャーナリストになるには国家資格が必要、つまり国に認められる必要があると聞いたことがあります。 

これは国に認められたお方の言葉なのです。

そのお方が尊敬に値すると仰っているのです。

ふふふ、もうローマが現時点で少なくともイタリア最強であることに異論がある人はいないと思います。

では次の問いです。

ローマが最強たる所以は?

貴方はその答えを知っているでしょうか?

UEL得点王ランキングで1位タイのマヨラルを擁しているから?

ローマを史上初のUELベスト8に導いた名将、フォンセカ監督を擁するから?

私は今日その答えも知りました。

ローマが最強たる所以はローマが神を味方に付けているからなのです。

私がそれに気づいたのは試合の79分頃、ブルーノ・ペレスが自陣のペナルティ・エリア内でシャフタールのマトヴィエンコの肩に手をかけたシーンでした。

あっ、ブルーノ・ペレス、リゴーレ与えちゃった。

私はそう確信しました。

ところがこの試合の主審を務めたスペインのアントニオ・マテウ・ラオスさんのジャッジはノー・ファールでした。

この判定にシャフタールのカストロ監督は

いやいや、肩に手をかけて引き倒しましたよ。

と主審にジェスチャーでアピールしました。

だよね?そうだよね?

私はカストロ監督に同調しました。

それに対しアントニオ・マテウ・ラオスさんは

いやいや、確かに肩に手はかけていたけれど、ほんの少しだけでした。ノー・ファールです。

とジェスチャーで答えたのでした。

なんてことだ!肩に手をかけていたのに少しだけだからノー・ファールだと!

私は打ち震えました。

その少しだけにこれまでどれほどの歴戦のDF達が挑み、敗れてきたことか!

マルディーニだって、ネスタだって、ファビオ・カンナヴァーロだって、サムエルだって、アウダイールだって、ファン・ダイクだって、セルヒオ・ラモスだって敗れてきたのに!

たぶん。

それにブルーノ・ペレスが成功した?

まさに神業!

職人芸!

いつの間に御業を?

えっ?

ずっと前から?

何?

ちゃんとシャフタールの選手たちがシミュレーションが多かったことも計算に入れていた?

いやいや、流石にそれは嘘でしょう?

そんなのスーパーコンピュータ「富岳」にだって計算できませんよ。

では、このノー・ファールをどう説明するの?ですって?

それは・・・・・・。

私は認めざるを得なくなりました。

ブルーノ・ペレスが神であることを。

だってこんなこと神でもなければできるはずがない!

この日私は初めて神を目撃しました。

そして神を味方につけたローマこそが最強であると悟ったのでした。

ちなみにこれがペレス神が引き起こした数々の奇跡の一つ、21世紀の神の手として未来永劫語り継がれていくことを私はまだ知る由もありませんでした。



”聞け、ローマに過密日程を科すものどもよ。ビッグ・マッチで勝てないと揶揄するものどもよ。

汝らは井の中の蛙である。

好きにほざくが良い。

ローマは大海を行き、ヨーロッパを統べる。

次なる生贄はアヤックス。

ペレス神の神託が告げられた。”

『おおかみ司書による福音書』より


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