セリエA第32節 ローマ対アタランタ
セリエA公式YouTubeよりMATCH HIGHLIGHT
試合の感想
前半は完全なアタランタのペースでした。アタランタはアタッキング・サードでヒール・パスやワンタッチ・プレイを多用していて
あら、気取ったプレイをなさるのね。
と思って感心していたのだけれど、これがものの見事にローマに刺さってシュートまで持ってくるものだから。
それやめて。本当やめて。それやられるとローマ困っちゃうから!
となってしまいました。
それでもローマはパウ・ロペスのビッグ・セーヴに加えて他の選手達も集中して良く守っているという印象でした。
そんなローマの頑張りも空しく26分にマリノススキーに得点を許してしまうと、私に急に眠気が襲ってきました。
瞼が縫い付けられたかのごとく開かなくなり、夢現の中、ラジオを聴いている状態になってしまいました。
再び意識が覚醒したのは後半の開始前にカラフィオーリに代わってブルーノ・ペレスの投入が告げられたときでした。
後半もアタランタのペースだったのだけれど、69分にゴセンスがヴェレトゥへのファウルでこの試合2枚目のイエローカードを貰い退場となりました。
この時私はこれでローマにチャンスが生まれるかもと一瞬思ったのだけれど、すぐに数的有利になったけれど、それを生かし切れなかったユーヴェ戦のことを思い出し期待しないでおこうと思いました。
けれど結果的にはこれがローマの転機になったように思います。
75分、クリスタンテが何もないところからミドル・シュートを叩き込み同点となりました。
観れてない人のために
— ⚡︎Uta DDR⚡︎ (@_De_Fideli) April 22, 2021
クリスタンテのゴラッソ🚀🚀🚀 pic.twitter.com/m1L8FFk4DP
何もないところから得点を生み出してくれたクリスタンテは現代の錬金術師だと思いました。そしてこのゴール後に凄く気持ちが伝わってくる
DAJE BRYAN 👊 pic.twitter.com/E0lPCKFPiw
— AS Roma (@OfficialASRoma) April 22, 2021
このガッツ・ポーズを見せてくれて私は泣きそうになりました。なお本人よるとこのゴールは彼のパートナーと最近生まれたお子さんに捧げるそうです。もう、一杯捧げてあげてほしい!
この得点+数的有利の相乗効果は抜群で一方的とまではいかないもののローマ・ペースになりました。
けれど、ローマの前にGKのゴッリーニが立ちふさがりました。
何度かあった決定機が全て防がれてしまいました。ゴッリーニさえいなければ、ローマが勝っていても不思議ではありませんでした。その結果私は
勝てそうだったのに!相手が1人退場してクリステンテのミドルが決まって以降勝てそうな雰囲気あったのに!悔しい~。ゴッリーニのファイン・セーヴに阻まれた!悔しいー。ゴッリーニの悪魔!ゴッリーニの意地悪!勝てそうだったのに!君のせいで!この気持ちどうしてくれるの!
となりました。私が喚いているとカルチョバカ日誌さんという方が冷静な見方をしてくれました。ありがとうございます。
両ポルティエーレ、パウロペもゴッリーニ素晴らしかった。
— 🇮🇹カルチョバカ日誌⚽️ (@calcioaccati10) April 22, 2021
個人的にジェコがことごとく決定機を決めきれないところも氣になりました。アタランタ側としてもムリエルが決めきれなかったところが取りこぼした原因の一つだったでしょう。両チームヌーメロノーヴェが決めきれない試合 https://t.co/a9NAwhxGXH
なるほど、言われてみれば確かにそうでした。 カルチョバカという名に違わぬ日誌なのです。すごーい!
そして私は気付いていなかったのだけれど、試合後のフォンセカさんのコメントをまとめるとローマは
・リスクを犯してハイプレスをしてアタランタのビルド・アップを阻害
・アタランタ相手に常に後方からビルド・アップするのは危険なので、ビルド・アップのフェーズでプレッシャーがあったときのみ、ジェコめがけてロング・ボールを使用
・トレクワルティスタのマリノフスキーにクリスタンテを付けるべく、彼をメディアーノ・レジスタにした中盤が逆三角形の4-3-3システムに変更
というアタランタ対策を施していたそうです。
フォンセカさんもすごーい!
アタランタにはどうせ負けるだろうなと思ってみていたので、試合後に勝てるチャンスがあったと思えたことがとても嬉しいです。
この引き分けはもはや本命といっても過言ではないUELのマンチェスター・ユナイテッド戦に向けても自信になったと思います。
最後の最後でイバニェスが2枚目のイエロー・カードで退場になってしまったけれど、アタランタの数的不利を解消するというローマの優しさが見られて良かったです。ナイス、フェア・プレイ精神。UEFAからも高評価をもらえるかも?
唯一残念なことはカラフィオーリの交代が右屈筋の不快感によるものだったということかな?筋肉を損傷していなければ良いのだけれど。
いや、でもやっぱり勝てなかったのが悔しい!ゴッリーニじゃなきゃ勝てたはずだもん!カルレス・ペレスのシュート防がないでよ!この意地悪!ローマが勝つ流れだったではないですか!君、ローマがアタランタのお得意様だってこと分かってる?クリスタンテもマンチーニもイバニェスも買ってあげたのだよ?どれだけ君達の財政に貢献したことか。ローマはお金もないのに君達のために無理をして買ってあげたのだよ?君のお給料だって元をたどればローマのお金だよ?たぶん。接待しなさいよ!接待してよー!接待!接待!もう、君なんてアタランタのペルカッシ会長に怒られてしまえば良いのだ。そして接待の大切さを教わって欲しい!私、TVでコロナ禍だけれど、休業したら卸業者さんのお仕事亡くなっちゃうから、営業しますっていう飲食業のお店を見たことあるけれど、君に足りないのはそれに似た優しさだと思うよ!ローマがUCL出場権得られなかったら、君達の選手を買うお金がなくなってしまうのだよ!結果的に君達が困ってしまうじゃん!もっと広い視野をもってよ!あー、悔しい!君がいなかったら勝てた、絶対に勝てた!うー、あー、きゃー!
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