セリエA第12節 ヴェネツィア対ローマ
試合の感想
2トップ万歳!3バック万歳!エイブラハム、ショムロドフそろい踏み!ローマ強っ!スペシャル・ワン!スペシャル・ワン!ローマスクデット!!!
これが前半終了時点での私の素直な気持ちでした。
今は宝くじの一等に当選して喜んだのも束の間、喜びすぎてそのままショック死したかのような気分です。
私は悲しいです。物凄く悲しいです。負けるだなんて微塵も思っていなかったのに。
ローマOBのマルコ・デルヴェッキオさんが
”落ち着いて、カペッロ(政権)がどのようにスタートしたか思い出そう”
”モウリーニョさんは魔法の杖を持っておらず、彼には時間と選手達が必要だ。我々の時は一年目良いチームで、誰も売らず(翌年)バティストゥータ、エメルソン、サムエル獲得で結局どうなったかはご存知の通りだ”
と仰っているように魔法の杖は存在せず、モウリーニョさんには時間と選手達が必要なのだと頭では理解し始めてきました。けれど一方で必要なのは時間と選手達ではない気もしてきました。そのきっかけとなったのは下記のTweetをみたことでした。
モウリーニョ・チェルシー🟦
— おしょう@ビジャール応援 (@osho_1016) November 7, 2021
04-05 最終第38節終了時
失点数:15
モウリーニョ・ローマ🟨🟥
21-22 第12節終了時
失点数:15
私のモウリーニョさんのカルチョのイメージと言えばこれです。ともかく失点が少ない。如何に失点をしないかというところから始めて、得点は2の次3の次。
けれどモウリーニョさんのローマでは、少なくとも私にはその気配が感じられないのです。
例え選手と時間が足りなかったとしても、いわゆるゴール前にバスを停めるとか、ともかく失点だけは防ぐぞ的な姿勢くらいは感じられて良いと思うのだけれど。
もちろん、私のモウリーニョさんのカルチョのイメージが的外れで、本人が目指しているカルチョはまったくの別物という可能性もあるけれど、そうでないなら今必要とされているのはその姿勢を選手達に植え付けることではないかと思うのです。
戦術や質を高めるためには時間や選手達が必要だろうけれど、姿勢、どういうスタンスで試合に臨むかというのは意識の問題なので時間や選手達はあまり関係ないのではないかなと思います。
おしょう@ビジャール応援さんという方のTweetを見て私が悲しいのは直近7試合で1勝2分4敗という結果以上にともかく失点はしないぞという気配が一向に感じられないことなのだと思えてきました。
ただカルチョど素人の私と違ってモウリーニョさんはプロ中のプロです。そんなことは百も承知で壮大で綿密な計画が水面下で着々と進行中の可能性が高いです。
もし私の悲しみを彼が知ったら
君は本当は頭が良いのにバカだと思われたいのか、もしくはまったくのバカなのか、どちらかだな。黙って見ていたまえ。私はスペシャル・ワンだぞ。
とでも一蹴してくれるはずです。
であるのは私がしなければならないことはただひとつ。ヴェネツィアに鳴り響く美しい鐘の音でも聞きながら、その時を待つだけです。あー、楽しみ!早くこないかな。
#VeneziaRoma
— AS ROMA電子報告 (@asroma_dempo) November 7, 2021
ここヴェネツィアのペンツォ・スタジアムへはあらゆる手段でたどり着く事ができますが、車ではたどり着けません。ボート、水上バス、ゴンドラでたどり着けます。たぶんこんなのがみられるのは世界中でセリエAだけです。pic.twitter.com/w95JEWwu5q
かつてローマのライアン・フリードキン副会長はローマを
眠れる巨人
と表現したけれど、モウリーニョさんなら最高のタイミングで巨人を起こしてくれることでしょう。
眠れる巨人が実は死んでいる巨人でない限り。
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