セリエA第26節 ローマ対エッラス・ヴェローナ


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試合の感想

この試合の収穫はなんといっても、ザレフスキ君、ボーヴェ君、ヴォルパート君の下部組織出身選手達の大活躍だったと思います。

ゴールを決めたボーヴェ君とヴォルパート君はいわずもがな、ザレフスキ君もおそらく左WBに入っていたと思うのだけれど何度か期待感のあるドリブル突破を見せてくれたと思います。

3人とも本当にありがとう。君達のおかげでローマは救われました。ヴォルパート君とボーヴェ君のシュートには魂がこもっていたと思います。

負け濃厚と思っていた中での大同点劇でロス・タイム入れて残りに10分間くらいでひょっとしたら逆転もという雰囲気も感じさせてくれたので、とても楽しかったです。

けれど試合内容としてはこの試合を観戦に訪れていたトッティとデ・ロッシが今のローマを見て何を思うのかとても気になる試合内容だったと思います。


神尾光臣さんによると試合がボーヴェ君はこのように述べていたそうなのだけれど


私は前半5分に失点した時はコッパ・イタリアのインテル戦を思い出し、一体いつからヴェローナはインテルになっていたのかしらと思いました。

前半を0-2のビハインドで終えたときなどはおかしいです。普通は試合を重ねるごとに錬度が増して強くなっていくはずなのに、試合を重ねるごとに弱くなっている気がするです。ひょっとしてこの世界バグっています?トッティ、デ・ロッシ助けて!!!

と思いました。

最近のローマはあっさり失点しすぎると感じています。今日のローマは9名の不在者を抱えた苦しい戦いを強いられたけれど、メンバー的には移籍初年度にはセリエAでNo.1カット思えたスモーリングとヴェローナで大ブレイクしたクンブラのCBにイタリア代表のクリスタンテのメディアーノでポテンシャルとしては凄いものがあると思うし、それに守備の構築が得意なモウリーニョさんとくれば、もう少しくらい守備が堅くても良いとおもうのだけれど、なんだがバタついていて、一向に堅くなりそうな気配がないのが心配になりました、

守備がダメならその分攻撃で取り戻せれば、問題ない気もしたけれど、守備よりも攻撃のほうが深刻で最近セット・プレイでしか得点できていない気がします。

見ていて思ったのは試合早々に失点して焦っていた&フェリクスのスピードとエイブラハムの裏抜けを生かすという意図があったのかも知れないけれど、ロング・ボールとかフリックを利用した縦へ縦へという意識が強すぎる気がしました。

早いテンポやダイレクトで縦にパスを出そうとする分精度が落ちてしまい、相手に奪われやすくなって、後ろ向きに守備する機会が増えてピンチになっているように見えました。

ペッレグリーニとオリヴェイラは高い位置でボールを持つとチャンスを生み出すパスを出してくれると思っているので、もっと落ち着いてゆっくりボールを回して、高い位置で如何に彼らにボールを渡すかに集中したらどうなのかなと思いました。

この試合でモウリーニョさんは主審のパイレットさんとヴェローナの遅延行為に怒ってボールをスタンドに蹴りこみ、ピッチに入り込んできて退席処分になったけれど、カルチョイズムさんによるとこのようなポーズもしていたそうです。


ピッチ外ではモウリーニョさんの本領発揮ができていると思うのでそろそろピッチ内の内容の方でも本領発揮して欲しいです。

フリードキン・ファミリーはモウリーニョさんを全面的に支持していると言われているけれど、シーズンの最初の頃は毎試合のようにスタンドに姿を見せていた彼らも、最近は来ていないようなので、彼らがまたローマの試合を見たいと思わずにはいられない内容を披露してくれると皆幸せになって素敵なことだと思います。

素敵なこと、見たいな。 

ザレフスキ君、ボーヴェ君、ヴォルパート君の活躍(それもヴォルパート君は所属代理店の経営者トッティの目の前で)も素敵なことではあるけれど、ローマならもっともっと素敵になれると信じているです。


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