セリエA第3節 ユヴェントゥス対ローマ


セリエA公式サイトよりMATCH REPORT(見方はコチラ)
セリエA公式YouTubeよりMATCH HIGHLIGHTS
ローマ公式YouTubeよりMATCH HIGHLIGHTS
ローマ公式Twitteより試合前のwarm-up

試合の感想

この試合の感想を端的に述べるとしたら

詐欺にあった

です。

私は事前にこの動画を見て


ユーヴェの調子はかなり悪そうだ。これはローマの勝利、いや快勝もあり得ると考えていました。

なので開始早々ユーヴェの猛烈なプレッシングを受け、あたふたしてゴール前でファウルを献上、ヴラホヴィッチにフリー・キックを叩き込まれ光の速さで失点した時には

ディズニーの王子様ことヴラホヴィッチってフリー・キックも蹴れるの?そんなの聞いてないです!

と思うと同時に心が焼け死んでいくのを感じました。

とはいえまだ試合はキック・オフほやほや。まだまだこれからとなんとか気を取り直しました。

ところが、まぁ、ものの見事に何もさせてもらえず、ユーヴェにやりたい放題されているという印象でした。

この日のローマのメッザーラ(セントラルMF)のコンビはマティッチとクリスタンテで一番守備力が高い組み合わせのはずなのだけれど、全然強固という感じではなく、

ならば攻撃でカヴァーすれば良いのです!私って天才!

と思うもザニオーロの不在が大きかったのか鳴かず飛ばずでした。

ザニオーロとディバラの組み合わせよりもペッレグリーニとディバラのそれのほうがフィーリングが合いそうと思っていただけに、残念な気持ちになりました。

そうこうしてるうちにロカテッリに追加点を奪われました。

私はすぐに白旗を上げ、眠かったので即刻就寝態勢に入りました。

けれどここでまさかのVAR様が降臨!

追加点の前にユーヴェ側にハンドがあったとして得点が取り消しに。

私は白旗を下し、就寝態勢を解除しました。

後半頭からモウリーニョさんはマンチーニとスピナッツォーラを下げてザレフスキとエル・シャラーウィを投入し、モジュールを3-4-2-1から4-2-3-1に変更しました。

ザレフスキは左SBに入っったのだけれど、左SBなら彼よりも本職のビニャの方が序列が上だろうと踏んでいた私はビニャを憂いました。

モジュール変更で流れが変るかと思いきや、そんなことはなく素人目には多少守備が落ち着いてきたかなという程度で、相変わらず得点できそうな気配は感じませんでした。

この試合の解説者、細江さん曰くディバラが狙われているそうで、

元チーム・メイトなのだから狙わないであげて!優しくしてあげてよ!

実況者の北川さん曰く、ミレッティが良いそうで

こら、ミレッティ、こら!そんなに活躍するのでない。私はローマの試合以外ほとんど見ないのだから、君のこと知らない。急に活躍されると驚くではないか。

と思いました。

というわけで、調子の悪いユーヴェ相手にローマが勝つと信じていた私からすると

詐欺にあった

と感じました。

誰ですか!まったく!ユーヴェが調子悪いとか嘘ついた人は!凄く調子良いではないですか!この試合はローマが勝つの!勝たないとダメなの!快勝で勝つの!だって私動画でユーヴェ調子悪いって見たもの!嘘つき!調子悪いのユーヴェではなくローマではないですか!騙された!私、騙された!こんなの詐欺です!詐欺だ!詐欺だ!フリードキン会長に言いつけてやる!

と内心で駄々をこねまくっていたら、69分コーナー・キックからディバラが折り返してエイブラハムのヘディングでまさかまさか同点に。

やったー!とはなりませんでした。

訓練された私は

どうせVARで取り消しになるのでしょう?私、知っています。

と思っていたからです。

けれど待てど暮らせどVAR君が来ません。

そして何事もなかったように試合再開。

私は

嘘だ!こんなことがあって良いのか!いや、あって良いはずがない!ほらVAR来なさい!覚悟はできている!さぁ、ドンときなさい!どうした?おいおい、本当に良いのかね?エイブラハム卿の得点で良いのかね?良いのだな?もう後戻りはできんぞ?

と頭がぐるぐるしてしまいました。

よし!よし!

プレシーズンから無得点が続いていて、メディアから開幕2節にして早くも得点がないことが取り上げられていたエイブラハムがこの大事なビッグ・ゲームで今季初得点。しかもディバラのアシスト付き!さっすがエイブラハム卿!ローマの大エース様!格好良い!格好良すぎる!

こんなにかみ締めた得点は久しぶりでした。まるで暑さで意識が朦朧とする中で飲んだ冷水かのようなあり難さ、神様に感謝せずにはいられなかったです。

まだ後半が20分ほどあったのでひょっとすると逆転までいけるかもと思ったけれど、流石にそれは色気を出しすぎでした。

モウリーニョさんが77分にディバラに代えてクンブラを投入し、最近お得意の5-3-2で守備を固めたことも合って何とか引き分けで終える事ができました。

内容的には完敗で大量得点でのユーヴェ勝利でもまったく不思議ではなく、良くローマはセット・プレイを物にできたなという印象なのでこの結果はローマにとって勝利に等しいと思います。

選手個々の話をするとやはりスモーリングは頼りになるなという印象でした。危なくなりそう、危なくなりそうと思った場面で彼が防いでくれる事が多かったとように思います。

それから途中出場のチェリキの守備もよかったような気がします。私の能力不足でどこがと言われても答えられないのが悲しいけれど。

さて、次はミッド・ウィークのモンツァ戦です。ユーヴェ戦ではローマ、弱いのかも。大丈夫かなという思いがよぎったのでモンツァ戦ではやっぱりローマは強いのですと思えるような戦いをして欲しいです。

最後にこの試合の小ネタです。

試合前の選手紹介?の際のユーヴェファン達のディバラへの反応


試合前のウォーム・アップ中のユーヴェファン達がディバラへ向けた”偉大なるパウロ色々とありがとう”のバナー 


イタリアで話題の彼女にメッセージを送った所、その彼女の名前を間違えてしまったブラジル人GK 

 

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