セリエA第25節 フロジノーネ 対 ローマ
セリエA公式サイトよりMATCH REPORT(見方はコチラ)
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— AS Roma (@OfficialASRoma) February 18, 2024
試合の感想
前回の投稿で私はクリステンセンがデ・ロッシ体制で先発デビューへという趣旨のことを記したのだけれど、彼は既にサレルニターナ戦で先発デビュー済みでした。ごめんなさい。
このことはらいたろうさんという方から教えていただきました。らいたろうさん教えてくれてありがとうございます。
サレルニターナ戦でクリステンセンさん左SBでスタメン出場されてますね。
— らいたろう (@raitarooooo_87) February 18, 2024
※書かれた後ですみません🙇
さて、フロジノーネ戦だけれどもし私がフロジノーネのファンだったら間違いなくあまりの理不尽さに神様を恨んでいたと思います。特に前半は。
前半のローマは
・事前予想よりもターン・オーバーをしたこと
・ モジュールをいつもの4-3-2-1(4-3-3)から4-2-3-1に変更したこと
・フロジノーネがハイ・プレスを仕掛けてきたこと
が相まってかボール・ポゼッションに苦労して、全体的にバタついた印象でいつ失点してもおかしくない雰囲気でした。
内容ではフロジノーネが圧倒していて2点くらいとっていてもおかしくありませんでした。
なのに前半終えた時点では0-1でローマがリード。
ローマ・ファンの私ですら
ねぇ、どうして?どうしてローマが0-1でリードしているの?わけがわからない。頭おかしいよ、カルチョ……。
と思ったくらいなので、フロジノーネ・ファンの感じた理不尽さたるや、想像しただけで恐ろしいです。
その理不尽の90%はローマの2人の選手によってもたらされたと思います。
1人は2試合続けて先発のチャンスをもらったスヴィラル。
この日の彼のパフォーマンスは凄まじく、一本ヒヤッとした味方へのパスを除けば完璧以上の出来でした。
まず前半だけで彼でなければ失点していたに違いないと思ったビッグ・セーブが2本はありました。
その他にもハイ・ボールの処理も上手く、状況判断も素晴らしくて間違いなくこの試合はローマでの彼のベスト・ゲームだったと思います。
ローマの日本ツアーでの彼の不安定なパフォーマンスが印象に残っている身からするとまるで別人でとても感慨深かったです。
やはり若くして名を馳せた選手だけあって彼のポテンシャルは本物でした。
やったー!
デ・ロッシ監督もローマ公式サイトの試合後のコメントの中で
うちには素晴らしい2人のGKがいる。私はその時点で誰が1stで誰が2ndであるかを明確にしておきたい唯一の役割だと初日から言ってきた。最初はルイだったが、今は彼のプレイぶり、今夜のしたことに限れば、スヴィラルにスペースを与えるのが正しいと思う。彼は若いし、クラブにとって価値のある選手だ。
と述べていました。
この試合の私的MVPはスヴィラルにあげたいです。
スヴィラル、ありがと!
もう1人はハイセンです。
フロジノーネへのレンタル移籍がほぼ決まっていたのに、それを蹴ってローマに来たハイセンに対してはボールを持つ度にフロジノーネ・ファンからブーイングが浴びせられました。
それの苛立ちもあったのでしよう、この日はパス・ミスが目立ち、中には失点に直結しそうなものもありました。
フロジノーネ・ファンはブーイングに確かな手応えを感じていたことでしょう。
しかしあの化け物ゴールです。
なんたる理不尽。ありえないゴール。
DFの皮を被ったFW。
詐欺師ハイセン。
そして彼はフロジノーネ・ファンに向けて黙ってろと言わんばかりに口元で人差し指を立て、主審からイエロー・カードを貰うのでありました。
ローマ・ファンの私からすれば面白ろすぎる前半で、面白さで言えば今季1番だったように思うけれど、流石にデ・ロッシ監督に面白がる余裕はなかったようでハーフ・タイムにたまらず2枚替えをしました。
リードしているのにハーフ・タイムに2枚替えは初めて見たかも。
しかし、的確な判断でした。
この判断でローマは大分落ち着きを取り戻したと思います。
そしてクリスタンテのミドル・シュートを相手GKが弾いたところにアズムンが詰めてローマが追加点。
アズムンはゴール後に謝るような仕草をしていたけれど、試合後の彼のコメントによるとこれはハイセンのゴール・セレブレーションについてフロジノーネ・ファンへの謝罪が込められていたとのこと。
困惑のバルダンツィ。
— AS ROMA電子報告 (@asroma_dempo) February 19, 2024
なんか漫画のタイトルでありそう。 https://t.co/THFMnTIQL3
アズムン、偉い!
アズにゃん、しゅき!
それからバルダンツィが相手のハンドを誘発し、ローマにリゴーレ。
これをパレデスが冷静に決めてローマまさかの0-3。
前半からは考えられないような結果で、ローマには怪我で長期離脱していたスモーリングの試運転ができる余裕までできてしまいました。
やったぜ!
それにしてもバルダンツィは随所に上手さが光る感じで良きです。
正にファンタジスタって感じです。
前半も彼が高い位置でボールを持った時は可能性を感じました。
この試合初先発でリゴーレゲット。
立派!
実に立派なのです。
そんなわけで終わってみれば快勝&収穫ありのとても面白い試合でした。
UELのプレイ・オフの2nd legに向けて良い弾みになったと思います。
後半まるまるお休みを貰えたし、2nd legではEL番長のルカクが大暴れしてくれることでしょう。
カルチョ楽しいな。
ローマ楽しいな。
皆さんもそう思うよね?
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