ローマもユーヴェのコロ・ムアニを欲していた、ミランのウォーカーも獲得できた

 

当サイトのXより


Reutersによるとラニエーリさんはヴェネツィア戦を見据えた記者会見の中で

私がフリードキン親子について語ったことは真実だ。彼らは多額のお金を費やした。「彼らはお金を無駄に使った」と言う人もいるかもしれないが、それが本当であろうがなかろうが、彼らはそのお金を投じた。

私は誰かを擁護したいわけではなかった。私は物事をありのままに、そして自分の思うことを言うが、彼らは10億ユーロを超えるお金を投じてきた。そして彼らはスタジアム建設にさらに10億ユーロを費やすことになるだろう。

我々はFFPのルール(Financial Fair Play)が遵守されなければならないことを知っている。それはただ単に選手達だけではなく、ローマにおける給与のすべてに関係する。我々は収入を増やし、支出を減らせるようになる必要がある。

我々はヨーロッパの大会でさらに先に行くことでより多くのお金を獲得することにトライする必要がある。評価される必要があり、お金をもたらすことのできる多くの事柄がある。

イギリス人は私たちローマ人に対して『ローマは一日にして成らず』という素晴らしい格言を残している。それは何世紀もかかった。我々がもう少し短い時間でそこにたどり着けることを願っている。だがそれが現実だ。

我々は、私もそして会長もコロ・ムアニを欲していたが、それが不可能なことに気づいた。話すのは簡単だ。

彼ら(フリードキン親子)は3000万、4000万、5000万ユーロで誰かを買うことができたが、その場合彼らは給料をそれらに支払わなければならない。そしてそうするために、我々は私達の給与総額を下げなければならない。

オーナー達に計画していることをするための時間を与えてあげよう

と述べたとのことです。


ちなみにラニエーリさんが会見の中で言及したFFPのルールについてIl TempoはFFPの改訂版のFPFにある「給与、代理人、メルカートにかかる費用は2025年の総売上高の70%を超えてはならない」のことで、したがってクラブは収入の70%以上を選手やスタッフの給与、選​​手の移籍金の償却費、代理人手数料に費やすことはできない。現在ローマはこの比率を上回っているので現在のコストを維持すべく収入を増やすか、 70% の制限内に戻すべくコストが削減されるべきとのことです。またこれはサッカー・シーズンではなく西暦に基づいて計算されるとのことなのでここでいう2025年は1月1日から12月31日までの期間を指していると思われます。

さらに同紙によると2021/22シーズンにFFPを満たせなかったことについてローマがUEFAと合意した4年間の和解協定には「合意の主な目的はクラブが2026/27シーズンに評価されるモニタリング期間において安定性の要件を遵守することを保証することにある。言い換えれば、クラブは黒字またはサッカーの利益の合計赤字が許容範囲内でなければならず、赤字の上限は6000万ユーロである。」とあり、赤字が6000万ユーロをこえることができないだろうとのことです。

またTuttoMercatoWebによると同会見でラニエーリさんは

(ミランの)ウォーカー?我々も彼を獲得することができたが、お金がなかった。そしてEU外の選手をもう一人獲得することもできなかった。

とも述べています。


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