セリエA第5節 ローマ vs インテル
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試合の感想
なんてことだ……。
なんてことだ…………。
生まれて……。
生まれてしまった……。
きれいなNinjaが!!!
ローマでNinjaと言えばラジャ・ナインゴランである。
そしてナインゴランと言えば運動量良し、ボール奪取良し、ボール・キープ良し、シュート良しと全てを兼ね備えたMFではあったが、ピッチ内外でダーティな面を併せ持つのが玉に瑕であった。
吾輩はそんな彼の一面も微笑ましく思っていたが、世界に冠たるローマとしてはそうはいかなかった。
ローマは清く正しく美しくあらねばならぬのだ。
故にきれいなNinjaを生み出すことはローマの悲願であり、我々研究者に課せられた至上命令であった。
だが研究は当然ながら難航を極めた。
なにせ予算が少ない。
そして設備が古い。
その古さはインテルやユーヴェ、そしてあろうことか新参者のコーモの研究者達にまでボローマとあざ笑われる始末であった。
若手研究者達は設備投資の重要性を訴えたが、上は聞く耳を持たなかった。
それでも我々は諦めなかった。
そして長年の研究の末、9割方完成した。
だが残りの1割、シュートだけがどうして上手く行かなかった。
論文を読み漁り、ありとあらゆるアプローチを試みたが上手く行かなかった。
シュートを上手くすると、どうしてもダーティになってしまうのだ。
次第に我々研究者の間ではシュートときれいさは水と油であり、交わることはないというのが定説となっていった。
一向に成果が出せず時間だけが過ぎていく。
挙句の果てには被検体17号の売却話まで流れ始めた。
だが、今宵奇跡が起きた!
後はシュートだけ、本当にシュートだけと言われ続けたその被検体17号、マヌ・コネがドッピエッタを決めたのだ!!!
しかもあのインテル相手に!!!!!!
吾輩は空いた口が塞がらなかった。
なんてことだ……。
なんてことだ…………。
生まれて……。
生まれてしまった……。
きれいなNinjaが!!!
親愛なる同士諸君。
今宵はお集まりいただいて誠にありがとうございます。
諸君が
やはり体力マネジメントが課題ですわ。
トラブルが起きず、攻撃陣に交代枠がつかえていたらわからなかったっす!
ジョゼップ・マルティネスの顔面ブロックがなければ勝ててたヅラ。
ラウタロに下剤を飲ませるナリよ。
というのも分かるが、まずは祝おうではないか!
被検体17号、マヌ・コネよ。
つらい実験の日々によく耐えてくれた!
うちならマヌ・コネを完成させられると嘯いていたチェルシーよ!
みたかね?
我々のきれいなNinjaを!
今宵の圧倒的パフォーマンスを!!!
誰が彼を超えられる?
誰が彼に対抗できる?
誰もいやしない!
彼は世界最高のMFだ!
諸君は今宵それを見た!
そして確信したはずだ。
向こう100年彼を超える者は現れまいと。
やはりデ・ロッシは正しかった。
彼の先見の明がなければ、マヌ・コネはここにいなかっただろう。
そしてガスペリーニ監督に最大級の感謝を。
彼なくしては気づくことなど一生なかった。
シュートときれいさが交わるトリガーがまさか開幕4連勝だったとは!
引き分けを残念に思う気持ちはわかる。
相性が悪いというデータが覆せなかった悔しさもわかる。
ラウタロに下剤を飲ませろという声ももっともだ。
次は飲ませよう、必ずだ。
だが今宵は、今宵だけはマヌ・コネを見てくれ!
清く正しく美しい彼を見てくれ!
ダーティの欠けらもない彼を見てくれ!
さあ、今一度堪能しようではないか、この歴史的瞬間を。
我らがきれいなNinjaを。
ナインゴラン、我々は遂に成し遂げたぞ!!!
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