セリエA第2節、ローマ対アタランタ


セリエA第2節、ローマ対アタランタ フォーメーション
セリエA第2節、ローマ対アタランタ フォーメーション


ローマは4-3-3でスタートし、エンゾンジとクライフェルトが投入された後半頭からはエンゾンジ、デ・ロッシのダブルボランチ、左からクライフェルト、パストーレ、ウンデルの4-2-3-1に、シック投入後は左からコラロフ、マノラス、ファシオのスリーバックにシックとジェコのツートップ、3-2-3-2のシステムになっていました。アタランタは3-5-2の布陣でスタートしました。


得点シーンは試合開始直後の2分、ウンデルの右サイドからのクロスにパストーレがバックヒールで合わせローマが先制しました。続いての得点は19分、サパタのシュートがポストに当たって跳ね返ったボールにカスターニュが詰めてアタランタが同点に追いつきます。続く22分、アタランタのクリアボールにサパタが反応し、マノラスが対応に当たるもサパタにボールが渡る。サパタはドリブルで左サイドに流れ、後方から上がってきたリゴーニにグランダーのクロス。このクロスをリゴーニがダイレクトシュートしアタランタが逆転します。38分にはゴール前でのパシャリッチとのワンツー気味のパス交換でリゴーリがローマのDFラインを抜け出しシュート。これが決まりアタランタの2点リードに。後半60分にはフロレンツィがジェコに浮き球のパス、ジェコはボールをキープし、フロレンツィにスイッチ。フロレンツィはドリブルでゴール前中央に侵入しシュート。これがネットを揺らしローマが一点差とします。82分にはローマのFKからパストーレがゴール前にふわりとしたボールを送り、アタランタの選手が頭でクリアしようとするも触れず、流れてきたボールに後方から飛び込んできたマノラスが右足で合わせローマが同点に追いつきました。

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試合開始早々にパストーレのファンタジスタらしいバックヒールで先制した時は、アタランタがヨーロッパ・リーグの関係で控え組中心のメンバーで挑んできたことも相まって楽に勝てるかもと思ったけれど、アタランタはそんなに甘くはありませんでした。ローマが先制して以降は完全にアタランタのペースなり気付けば3-1に。アタランタが3点目を決めた時に中継のカメラがガスペリーニ監督の満足そうな笑みを映し、その直後にトッティの目を伏せ青ざめたような表情を映していたけれどこの時の私の気持ちは完全にトッティとシンクロしていたと思います。落ち込んだ気持ちになっているところにどこからとも無くストロートマンももういないよと声が聞こえ泣きそうになりました。しかし今年のローマは一味違うのかも知れません。ディ・フランチェスコさんは後半頭から2枚替えの勝負に出でシステムを4-3-3から4-2-3-1に変更するとこれが大当たりしました。次々とシュートチャンスが生まれだし後半は完全にローマペースになりました。凄いです。ディ・フランチェスコさん、偉いです。マノラスが同点に追いついた時には前半終了時の気持ちなど完全に消え去り、後10分もある!逆転できるかも!と調子の良い事を考えていました。残念ながら逆転には至らなかったけれど、試合後に前半終了時からは想像もつかない惜しい、もう少しで勝てたのに。と思わせてくれたローマのみんなに感謝したいです。この試合でローマデビューとなったエンゾンジも大きな体の影響もあってか一つ一つの動作がゆったりとして見えそれがなんだか優雅さを感じ頼もしい雰囲気があったように思います。これから活躍が期待できそうな気がしました。パストーレも試合から消えていた時間もあったけれどなんだかんだで1得点1アシストを記録するあたりが古き良きファンタジスタのようで素敵です。負傷交代したフロレンツィの怪我もSky Sportによると単純な左膝の外傷でとりあえず深刻な怪我ではないとのことで一安心。次の相手はマノラスが一番脅威に感じたFWだと以前述べていたイグアインのいるミランだけれど、この後半のような戦いができればきっとかてるはず!がんばれ、ローマ。



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