UEL Fase a gironi 第4節 クルージュ対ローマ

UEFA公式サイトよりFull-time report

試合の感想

試合前に先日お亡くなりになられたディエゴ・アルマンド・マラドーナさんへの黙祷が捧げられたこの試合は霧の中での試合となりました。コロナウイルスや故障でジェズス以外のCBを欠いたローマのモジュールはどうなるのかなと思っていたのだけれど、フォンセカさんは右からスピナッツォーラ、クリスタンテ、ジェズスの3CBの3-4-2-1を選択しました。

交代選手は後半頭からペッレグリーニ→ヴェレトゥ。64分にマヨラル→ジェコ、スピナッツォーラ→ムヒタリアン。この交代で選手の配置が変わり、右からジェズス、クリスタンテ、カラフィオーリの3バック、ヴェレトゥ、ビジャル、ディアワラ、ブルーノ・ペレスの中盤4枚、トレクワルティスタにカルレス・ペレスとムヒタリアン、ワントップにジェコの3-4-2-1になりました。76分にディアワラ→ミラネーゼ。84分にカルレス・ペレス→トリーピ。この交代でトリーピはビジャルの位置に入り、ビジャルがトレクワルティスタの位置に入りました。

得点シーンは後半49分、ヴェレトゥのフリー・キックから。ゴール前に放り込んだボールがクルージュのFWデベリュフのオウン・ゴールを誘発してローマが先制しました。追加点は67分ゴール前でムヒタリアンがジェコとのワン・ツーで敵のDFを突破しようとするもジェコへのパスにクルージュのカモーラが足を出すもこれが上手い具合にムヒタリアンへのリターンとなりGKと一対一になったムヒタリアンがシュート。シュートの放ち際にGKに倒されたとしてローマのPKに。これをヴェレトゥが決めました。

という感じでローマが快勝しました。試合前は本職のCBがジェズスしかいないから、クルージュに一方的に攻められてジェズスが一騎当千の活躍を見せてくれるのかなと思っていたのだけれど、まったくそんなことはなかったです。シュート数こそ9(内枠内シュート3)対6(内枠内シュート4)とクルージュが上回ったものの危ない場面はほぼなく、ボール・ポゼッションでは36％対64％とローマが圧倒し、効率よく得点し安全運転で勝利した感じがしました。今日のローマは大人の余裕漂う感じでとても素敵だったと思います。私の知っているローマはすぐにあたふたする子供のだったはずのだけれど、いつの間にこんなに大人になったのかな？頼もしいような、寂しいような、ちょっとセンチメンタルな気分になりました。

それにしてもフォンセカさんが右のCBにスピナッツォーラを起用してくるとは思いませんでした。スピナッツォーラは攻撃のイメージが強いから守備は得意ではないのだろうな、裏を取られたり、簡単に抜かれたりしてジェズスやクリスタンテが尻拭いで忙しくなるのだろうなと思っていたのに・・・・。ポゼッションを握って、スピナッツォーラも高い位置をとることが多くてなんていうか、フォンセカさんの嗜好するスタイルができていたのではないかなと思います。凄いな、フォンセカさん。誰がでても強いグループになっている。こんなローマは初めて見た気がします。

ジェズスの活躍を楽しみにしていたので少し残念な気もするけれど、今のローマ本当に強いと思います。グループ・ステージを後2節残して早くも決勝トーナメント進出を決めちゃうし、余裕でトリーピ君をファースト・チーム・デビューさせちゃうし、おめでとう、トリーピ君。ターン・オーバーもバッチリでこの守備陣事情で無失点、複数得点フォンセカさんにハグして拍手を送りたい気分なのです。

でも、こうも強いとあまり書きたいことがないのです。満ち足りた気分になるとこうなってしまうのですね。知らなかった。このまま勝ち続けると試合の感想が

今日も勝ちました。ローマ強かったです。

だけで終わってしまいそうです。ふふふ。困ってしまいます。

あっ、でもだからといって次のナポリ戦で負けるなんてことはしないでくださいね。神様？これは言葉の綾なのです。私は今とても幸せで、貴方には感謝しているのです。ありがとうございます。お礼にジェズスとカラフィオーリの今日のスタッツを見せてあげるのです。

#JuanJesus in #ClujRoma

95 tocchi
66 passaggi (86%)
1 lancio accurato (14.3%)
5 spazzate
1 tiro bloccato
2 contrasti vinti
2 intercetti
1 duello aereo vinto (33%)
1 fallo fatto
2 falli subiti pic.twitter.com/0aAL8I0nyH

— AS Roma Data (@ASRomaData) November 26, 2020

L'esordio di #Calafiori in #UEL

51 tocchi
23 passaggi (82%)
2 cross accurati (50%)
1 dribbling riuscito (100%)
3 falli fatti
2 falli subiti
2 spazzate
2 intercetti pic.twitter.com/qIYCWVwyBK

— AS Roma Data (@ASRomaData) November 26, 2020

※tocchi(タッチ数)、passaggi(パス)、 lancio accurato(精確なロング・パス)、 spazzate(ボール・クリア？)、tiro bloccato(シュート・ブロック)、contrasti vinti(タックル・ウィン)、intercetti(インターセプト)、duello aereo vinto(エア・デュエル・ウィン)、fallo fatto(犯したファウル)、falli subiti(被ファウル)、cross accurati(精確なクロス)、dribbling riuscito(成功したドリブル)

どうですが？この数字。私にはさっぱり分からないけれど、勝ったのだから素晴らしいスタッツに違いないのです。輝いている、ジェズスとカラフィオーリが輝いている。黄金の輝き！

さて、神様へのお礼も無事済ませた私、抜かりなし。これでナポリ戦の勝利は約束されました。ですよね？神様！