カフーさんは小さな振り子か否か
元ローマの選手で先日フランスのサッカー専門誌のFrance Footballが企画した140名の記者投票によって選ばれる歴代ベスト11“バロンドール・ドリームチーム”の中で歴代最高の右SBにも選出されたブラジル人のカフーさんという方がいます。
この方のローマ時代に付けられ、彼のキャリアを通じて寄り添った愛称の一つに
"Il pendolino(イル・ペンドリーノ)"
というのがあります。辞書を引いてみると
pendolinoはPendolo(ペンドロ)の縮小形、イタリア主要都市間特急列車の名前とありました。次にPendoloを辞書で引くと
振り子、振り子時計とありました。これの縮小形とのことなので小さな振り子や小さな振り子時計といった感じの意味になると思われます。
つまりIl pendolinoには
小さな振り子とイタリア主要都市間特急列車の名前の二通りの意味があることになります。
今回はカフーさんのIl pendolinoはどちら意味が適切か調べてみました。
調べた所
ディ・マルツィオさんによればとイル・ペンドリーノという愛称は右サイド・レーンでカフーさんに伴うスピードの成果。敵にとって捕まえにくく永続的に動くところから現在のフレッチャロッサ(高速列車の名前)の"父”であるフィアット・フェッロヴィアーリア(自動車メーカー、フィアットの鉄道車両部門)によって企画された列車の名前にちなんで付けられたそうです。
ということでカフーさんのIl pendolinoはイタリア主要都市間特急列車の名前の方が適切みたいです。
なおペンドリーノとはこんな列車だそうです。
ペンドリーノってひょっとして新幹線のことなのかな?
それはさておき、せっかくなのでペンドリーノについて調べる過程で知ったカフーさんの豆知識をメモしておくことにします。
カフーさんはキャリアを通じて試合中に何百というチューイン・ガムを噛み、チューイン・ガムは彼のトレード・マーク。
・彼のチューイン・ガムに並ぶもう一つのトレード・マークは笑顔。彼は「笑顔なしの私は死んだ男のようなものだが、主審のファリーナさんに笑顔をやめるよう頼まれた。なので私はすまないな。これからは泣くつもりだよ。神様が望む限り、笑顔は私にずっとと留まるだろうけどねと答えたよ。」とキャリア最後の試合での逸話を明かしたことがある。
・2000年12月17日のローマ・デルビーはネドヴェドさんに対してのカフーさんの3度のソンブレーロ(下記の動画の1分13秒頃からのプレイの事)にとって歴史に残るであろう日。
20 anni da quella notte 💛🇮🇹❤️
— AS Roma (@OfficialASRoma) December 17, 2020
💭 La coreografia della Curva Sud, i sombreri di @officialcafu, l'autogol di Negro, la traversa di Nedved...
Un trionfo! ♥️
🍿👇 #ASRoma pic.twitter.com/eqoSUiKLck
終わりです。
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