セリエA第19節 ローマ対スペツィア


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試合の感想

試合前に


このようなことがあって心配していたけれど、新たに陽性者がでることなく試合が開催されました。良かったです。

フォンセカさんの首がかかっているといわれていたこの試合、シャフト様(スモーリングの愛称の一つ)のミスからまたしてもローマの下部組織出身のヴェルデの得点で同点に追いつかれたときは終わったと思いました。けれど、カピターノのペレグリーニがやってくれました。値千金のゴールです。もう、最高!とてもものすごーく温かい気持ちになりました。ありがとう!

この試合のペッレグリーニはいつもより気合が入っているように感じました。ローマ公式Twitterによれば

彼はこの試合がローマでのセリエA100試合目、ローマでスタメンとして公式戦100試合目という節目とのことでその影響かなとも思ったけれど、きっと監督の首がかかった試合だからですね。そうに違いないです。

デ・ロッシの後、フロレンツィ、ジェコとカピターノの腕章が受け継がれてきて、私はフロレンツィにもジェコにもあまりカピターノを感じたことがなかったのだけれど、ロッロ(ペッレグリーニの愛称の一つ)が値千金のゴールを決め、ユニフォームを脱いで感情を爆発させている姿にはっきりとカピターノを感じました。思い返せばこの試合の彼は全体的にカピターノをかもし出していたと思います。トッティ、デ・ロッシが腕章にこめてきた魂がロッロに乗り移ったかのようでした。チームの団結が疑われる中でそう思えたことがとても嬉しいです。フォンセカさんは何人かの選手と関係が良くないと報じられているけれど、それは少なくともロッロではないと感じました。

フォンセカさんがロッロがゴールを決めたとき喜びの輪に加わりに走っていたときは感動しました。試合終了後には瞳が潤んでいるようにも見えました。周囲から首がかかっていると言われたら泣きたくなる気持ちも分かります。きっと想像もできないプレッシャーだったと思います。私が監督だったら間違いなく試合前から泣いています。それも号泣です。そして試合中もずっと泣いて試合後には円形脱毛症になっていたと思います。フォンセカさんは泣かなかったから偉いのです。きっと頑張ったから神様もご褒美をくれたのです。彼は試合後天使に会いました。

この表情がそれを物語っているのです。天使にでも会わなければこの表情になるわけはないのです。神様も褒美に聖ロレンツォを遣わすとは粋なことをしてくれるのです。さては神様、ロマニスタですね?

天使といえば、私の天使、ブルーノ・ペレスも忘れてはなりません。今日の彼はブルーノ・ペレスではなく頼れるブラジル人、ブルーノ・ペレシュ(ポルトガル語では語末のsはシュと発音するそうです)でした。ロッロのゴールをアシストしてくれた彼。しかも途中出場で。ペレシュも偉い、偉いのです。

そしてこの笑顔、可愛い! ペレシュは偉いし可愛いから間違いなく天使。最強!

そしてビジャルの喜び方も凄く可愛い!大好き!


決勝点の話はひとまずこのくらいにして他の話題に移るとフォンセカさんは試合後に

FW達はディフェンス・ラインの裏を攻めなければならず、我々はそのように準備した。マヨラル、カルレス・ペレス、ペッレグリーニは素晴らしい試合をした。

と仰っていました。

試合を見ていた今日はサイドでワンタッチでボールをつないでディフェンスラインの裏にボールを出すプレイが何度かあった気がするのでこれが準備してきた攻撃だったのかなと思いました。リズム良くボールがつながっていく様は見ていて凄いと思いました。とても美しかったです。

それからマヨラルはドッピエッタの大活躍で個人の面でもコッパ・イタリアのリベンジ達成してくれて嬉しかったです。彼は順調に得点を重ねてくているので、シック、デフレル、カリニッチと苦労してきたジェコの控え問題にようやく終止符がうてそうです。やったー!そのマヨラルだけれど首の後ろに何か黄色いものをつけていたのが気になりました。あれは何か身体的な機能を計るものなのかな?それもとこりに効く磁気的なものなのかな?

カルスドルプはローマでの初ゴールおめでとう!

この動画をみてなんとなくカルスドルプのタトゥーって蛇みたいな柄だなと思いました。スネーク・カルスドルプ?

クリスタンテもローマでの100試合出場おめでとう!


この試合で気になったのはちょっと簡単に点を取られすぎていると感じたことです。デルビーから簡単に点をとられすぎているように思います。経験豊富なシャフト様がいれば守備も引き締まると思っていたのだけれど、そんなに簡単なものではなかったようです。カルチョって難しい。鉄壁の守備が見たいよー。

監督との仲違いで放出候補になったといわているジェコだけれど、試合後笑顔を見せてくれてよかったです。苦笑いじゃないよね?二人は昨季のセビージャ戦後から関係が良くないという報道もあるけれど、私的には例えそうだとしてもフォンセカさんは彼をずっとスタメンで起用していたから、公私をきちんと分けられる方だと思っています。そしてジェコはピッチ上でもすぐ不機嫌になるイメージあるのでちょっとヒート・アップして誰かと口論になることはよくあることで、今回の監督との仲違いも日常の一コマに過ぎないのではないか。だからそれほど騒ぐ必要もなく2,3日したら何事もなかったような関係に戻れるのではないかなと思っています。というかそうであってほしいです。ちなみに私が行ったアンケートではこのような結果がでました。


それはさておき首がかかった試合で無事結果を出したフォンセカさん、これで一安心かと思いきや、フリー・アナウンサーでロマニスタの北川義隆さんはミラン対アタランタ戦の実況の中で

どこまで言って良いかちょっと、ま、微妙なんですけど、えー、もうとにかくフォンセカ監督、厳しいです。これ勝ってますが、はい。もう、一試合一試合がもういわゆる解任通告を受けながらのゲームになる。いうことでえー、おそらく監督変わります。はい。そこまではお伝えしておきます。おそらくですが。あの株主の力は結構強いんですよここのクラブ。なのでえーっと言えないこと多いんですがおそらくですが変わります。

と述べています。

むむむ、そういえば試合後のライアンさんの表情も冴えなかった様な気が・・・でもでもここから勝ち続けるはずだから、ライアンさんはもちろん、ジェコも、フォンセカさんも、みんなニコニコになって過去のことは水に流して一致団結、仲良く戦っていこうという雰囲気になるはず。だから何の心配も要らないのです。あぁ、なんと素晴らしい。ローマの未来は平和!良かった。実によかった。ついでにスクデットも頂きなのです!!そうだよね、ローマ?


コメント

  1. おおかみ司書さんこんにちは。

    やったー! 劇的な勝利! 感動しました!

    フォンセカ監督の去就が騒がれていますが、個人的には勝ち負けで判断するのはあんまり好きじゃないです。
    選手との間に完全に溝が出来てしまえばそれはもう続けるのはしんどいかな……と思いますが、ゴールの後のあの光景を見る限り、全然そんな事はないんじゃないかと思えました。
    なので不戦敗になろうがビッグクラブに勝てなかろうが、今のところフォンセカ監督に続けてほしいです。

    あとはマジョラルの首の後ろの黄色いのがセリエの規定に違反していてまた不戦敗にならないかだけが心配です。(笑)

    返信削除
    返信
    1. にょろろさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

      私も感動したです。ボローニャ戦でのジェコの劇的勝ち越しゴールを思い出しました。

      にょろろさんはフォンセカさん続投派なのですね。私も続けて欲しいと思っています。こんな試合を見せられたあとだと特に。

      >あとはマジョラルの首の後ろの黄色いのがセリエの規定に違反していてまた不戦敗にならないかだけが心配です。(笑)

      ふふふ、ありそうで怖い。大丈夫だよね?(笑)

      にょろろさんのユーモアのセンス好き!

      削除

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