セリエA第3節 ローマ対サッスオーロ


セリエA公式サイトよりMATCH REPORT(見方はコチラ)
セリエA公式YouTubeよりMATCH HIGHLIGHT

ローマ公式Twitterより試合前のWARM-UP動画

試合の感想

29604名の観客が見つめる中でモウリーニョさんの記念すべき1000試合目となりました。

そして肝心の結果はというと……こうなりました。 


勝ちました。勝ってしまいました。それもモウリーニョさんが 

"クルヴァ・スッドの下への走り?今日の私は58歳ではなかった、10歳、12歳、あるいは14歳だったね。カルチョでのキャリアを夢見始めた頃のね。後に私はディオニージさんに謝ったよ、彼らはファンタスティックな試合をした。”


と仰るほどの走りを披露してしまうほどの劇的な勝ち方で!やったー!勝ったよー!ローマが勝ったよー!リーグ戦3連勝、そしてモウリーニョさんの長いキャリアの中で初となる新チームのデビュー・シーズン公式戦5連勝スタートだよー! やったー!やったー!神様ありがとう!

この試合を見て感じたことはやはり人類にとって鶏は欠かせない存在ということです。卵はもちろん、その羽毛、そのお肉、骨に至るまで。そしてローマにとってもそれは同じことでした。早朝からコケコッコーと元気な泣き声を響かせて立派なとさかを持つ雄鶏のエル・シャラーウィ君が立派な卵、それも金の卵を産んでくれました。雄鶏なのに卵とはこれ如何に?と思う方もいるかもしれませんね。秘密はエル・シャラーウィ君の愛称にあります。彼の愛称はファラオーネ、そう彼はファラオ、エジプトの王なのです。ファラオならば雄鶏が卵を産んでも不思議ではありません。むしろ生まないほうがおかしいです。もうね、彼は金の鳥、金鳥なのです。ということはですよ。私は凄いことに気付いてしまったのかもしれません。

蚊取り線香を作ったのってエル・シャラーウィ君なのでは?蚊取り線香のを作った会社って金鳥だよね?

そうなの?エル・シャラーウィ?エル・シャラーウィ、貴方なのね?きゃー、凄い!凄ーい!世紀の大発見やったー!嬉しい!私、天才かも?天才だよね?天才、私、大天才。新型コロナウイルスをこの世から撲滅するのもきっとこの大天才の私に違いないのです!よーし、歴史に名を残してしまうもんね。待ってろ!世界!!



すみません、興奮してばかげたことばかり口走ってしまいました。どうか忘れて下さい。

それはさておき、エル・シャラーウィのゴール本当に格好良かったです。こういう感じのゴールを何度かみた覚えがあるので、彼のお得意というか、好きな形のシュートなのだと思います。中国からローマに復帰して以降、いまいちな印象があるのだけれど、このゴールを機にまた大活躍して欲しいです。きっとしてくれるはず。

この試合で驚いたことは現地時間の土曜日ローマに戻ってきたビニャが先発したことです。事前予想では全紙カラフィオーリ先発としていたので本当に驚きました。しかもベンチ・メンバーを確認するとカラフィオーリが入っておらず、本職の左SBはビニャ1人という状態でした。カラフィオーリは怪我ではないようだから、監督判断でベンチ入りしなかったのかな?クンブラは胃腸炎のためベンチ入りしなかったそうだけれど。いづれにしろモウリーニョさんの信頼は相当厚そうと思いました。ただやはり疲れがあるのかパフォーマンスはいつもより低調に見えました。お疲れ様です。ゆっくり休んで欲しいです。

それにしてもサッスオーロが強くてびっくりしました。内容的には完全おされていてローマが負けていてもおかしくなかったと思います。以下のサッスオーロの紹介動画で


DAZN解説者の細江克弥さんがサッスオーロは昨季と変わらずGKから丁寧に繋いでくるポゼッション・スタイルのチームみたいなことを仰っていたので私はそのつもりにしていたのだけれど、なんだかローマのDFラインの背後がたくさん狙われていて私は

細江さんにだまされた。こんなのポゼッション・サッカーじゃない。私の知ってるポゼッション・サッカーはパスはたくさん繋がるけれど、パスを繋ぐことばかりに一所懸命になって中々フィニッシュまで持っていけない奴のはずです。これはポゼッション・サッカー以外の何か。痛いところをピンポイントで突いてくるアイス・ピック的なやつ!細江さんにだまされた!ひどい!詐欺です!詐欺です!訴えなくては!!!

とヒステリックになってしまいました。けれどそんな私を後ろからそっと抱きしめて落ち着かせてくれたお方がおりました。ルイ・パトリシオ様です。彼ほどの包容力のあるGKを見たのはアリソン以来でしょうか?彼は何本も決定機を阻止してくれました。まるで私に僕がいるから安心おしとでも言うように。彼はローマの宝だと思います。素晴らしい。実に素晴らしいのです。彼がいなかったらローマは負けていたと思います。故にこの試合の私的MAN of the MATCHは彼にあげたいと思います。ありがとう、ルイ・パトリシオ。私を落ち着かせてくれて。

デザインされたセット・プレイが成功したのを見たのはひょっとしたら初めてだったかも知れません。クリスタンテのゴールのことです。私も完全に意表をつかれてしまいました。絶対、浮き球を放りこんでくると思ったのに、まさか転がしてくるなんて。そしてそれを決めちゃうなんて。ローマ、いつの間にそんなに逞しくなったの?格好良い!最高!もう、クリスタンテも言っといてよね。びっくりしてしまったではないですか。一体いつ打ち合わせしたのさ。全然気付かないかった。マジックみたい。マジシャン・クリスタンテ格好良い。弟子入りしてタネを教えてもらいたい!

今日のペッレグリーニはシュート意識が凄く高かったと思います。カピターノとしての責任感で僕がなんとかしなきゃっていう気持ちが強かったのかな?一度ゴール前でペッレグリーニがボールを保持してる場面で少し後方にエイブラハムがいて、パスをだしてって仕草をしていたのに、ペッレグリーニがそのままシュートにいって外して、エイブラハムが物凄く悔しがっていてそれが凄く印象に残っています。エイブラハム本当に愛らしいです。彼の愛らしい姿をたくさんみたいのでこれからもペッレグリーニにはどんどんシュートを打って外してもらいたいと思ってしまいました。

ここ数試合はローマがボールを保持しているときはクリスタンテかヴェレトゥがCBの位置までさがってきてボール回しに参加する場面が多かったと思うのでだけれど、今日はそんな場面が一度もなくて『流石モウリーニョさんと思いました。そうしていなら今日のローマはもっとひどいことになっていたと思います。私は彼の戦術眼に舌を巻いたです。』本当はここで具体的な説明をしたいところなのだけれど、実は『』内は私は戦術的なことも理解できてる風を醸し出そうとしてそれっぽいことを言っただけなのでできないのです。ごめんなさい。上手く醸し出せたかな?出せてたら良いな。

この試合で痛感したことはオフ・サイドの偉大さです。何度オフ・サイド、いえイタリアなのでフオーリ・ジョーコですね。フオーリ・ジョーコに助けられたことか。特に最後のスカマッカのシュートは本当にやられたと思いました。天国から地獄、そして地獄から天国へ。こんな事ができるのはフオーリ・ジョーコ様をおいて他にはございます。偉大なるフオーリ・ジョーコ様本当にありがとうございます。お慕いしております。

スカマッカと言えば彼はローマの下部組織出身で以前彼のお父様がトリゴリアに来て暴れるという事件(詳しくはこちら)があったのだけれど、こんなTweetをみました。

KokiさんのTwitterより


3日くらい前にローマはスカマッカ君を依然としてモニター中との報道があったけれど得点に藻絡んで、幻の同点弾…。ローマ彼に復帰して欲しくなっちゃったかもですね。

というわけでとてもスリリングな今季の記念すべきDAZN初放送に相応しい試合だったと思います。メジャーデビューで「新世界より」無事リリースできたと思います。やったー!世界中にファンが増えてしまうかもです。

最後にモウリーニョさんが

私はこれは私にとって特別な試合ではないと1週間の間中言う嘘つきだった。1000試合目がこの試合だった。

と強がりを仰っていたので真似をしようと思います。

三冠?いえ、全然意識してないです。私は一試合一試合を楽しく応援するだけなのです。結果は後からついてくるって誰かが言っていたのですよ。


うーん、やっぱり無理なのです。三冠凄く意識してしまうのです!というか公式戦5連勝したのだからもう意識しても良いよね?指折り数えて待つ段階に入っているよね?この勝ち方ができるからもう獲ったも同然だよね?そうだといってよ、ローマ。お願い!!!!


コメント

このブログの人気の投稿

チェルシーがコンテ監督招聘か?ルカクの運命も変わる

ローマ、セリエAへ怒りの声明

ビッグ・クラブ、とりわけバルセロナがローマのSBの状況に興味

ローマ、緊急事態とインテルMFへの興味

ルカクはローマ残留を希望、チェルシーからは扉を開く兆し

セリエAがローマの要望を拒否した理由とウニオン・ベルリンのWGへの興味

ローマはフィオレンティーナのカストロヴィッリと合意、メディカル・チェックも予約済み