ローマが集めたキャピタルゲインはいくらだったのか?

 

ローマはFFPの和解協定により6月30日までにおよそ3000万ユーロのキャピタルゲインを集める必要がある(詳細はこちら)と報じられていました(ここ数日は実際に必要なキャピタルゲインは3000万ユーロ弱と複数紙が報じていて、具体的な額としては2700万~2800万ユーロとメディアによって差がありました)。そしてティアゴ・ピントさんはこのノルマを無事達成したと報じられています。

では、実際にピントさんが集めたキャピタルゲインはいくらだったのでしょうか?

ディ・マルツィオさんによると

・フィリッポ・ミッソーリ(250万ユーロのキャピタルゲイン):ローマの育成部門で育った彼は250万ユーロでサッスオーロに売られた。

・クリスティアン・ヴォルパート(750万ユーロのキャピタルゲイン):10万ユーロ強でウェスト・シドニーから2020年にやってきた彼は750万ユーロでサッスオーロに売られた。

・ジャスティン・クライフェルト(700万ユーロのキャピタルゲイン):オランダ人サイド選手は2018年に1725万ユーロでアヤックスから獲得された後1120万ユーロでボーンマスに完全移籍で売られた。

・ベンジャミン・タヒロヴィッチ(820万ユーロのキャピタルゲイン):ローマは彼を20万4000ユーロでヴァーサルンドから獲得し、ボーナス込みの850万ユーロでアヤックスに転売した。

・カルレス・ペレス(250万ユーロのキャピタルゲイン):バルサから1300万ユーロで獲得された彼はセルタ・ビーゴに520万ユーロの完全移籍で売られた。

・ルベン・プロヴィダンス(20万ユーロのキャピタルゲイン):2019年に50万ユーロでPSGの下部組織からやってきた彼は30万ユーロでTSVハルトベルクに完全移籍で売られた。

合計:およそ2800万ユーロ

とのことです。


またIl Romanistaによると

ピントさんが集めたキャピタルゲインは3400万ユーロとし

具体的に言及していたのは

・カルレス・ペレス、セルタ・ビーゴから520万ユーロ。200万ユーロのキャピタルゲイン。

・ヘラクレスへのサトリアーノ及びハルトベルクへのプロヴィダンスの売却で約70万ユーロのキャピタルゲイン

・タヒロヴィッチ、850万でアヤックスに移籍。帳簿価格約30万ユーロ、ほぼすべてキャピタルゲイン

・ジャスティン・クライフェルト、1100万ユーロ+100万ユーロのボーナス+再販の15%でボーンマスに移籍。

・ヴォルパートとミッソーリ、1000万ユーロ+再販の15%でサッスオーロに移籍。すべてキャピタルゲイン

でした。


コメント

  1. 怪我人が多かったり、選手層が薄かったのもありますが、夏に売るのを見通してシーズン終盤で若手選手ガンガン器用していたのを今思うとかなりフロントと現場で計算して動いていたのでしょうね

    結果論ですが

    返信削除
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    1. 匿名さん、コメントありがとうございます。

      もしそうだとしたら、ローマ賢いですね。いや、きっとそうに違いないのです!

      削除

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