トッティは認める「もうすぐモウと一緒に。」

 

«僕がローマに復帰しますかだって？来年はもうそこにいると思うよ。»

口元に笑みを浮かべ、いつものように皮肉を込めた口調で返された答え、だが明確なメッセージを放つ。

トッティはそう信じているというメッセージを。

もう4年も前に彼がジャッロロッサの経営陣の役割を離れた時からクラブの運営のプランにおいてはトリゴリアへのその元カピターノの復帰の話しか話題になっていない。

とはいえ噂以上に具体的なことは何もなく、フリードキン親子がローマにやってきて以降スタディオ・オリンピコでの彼らとのいくつかのつかの間の遭遇がある。

だがここ数週間で空気は待ち望んだ復帰のあたりに変わりつつある。

多くの人にとって、特にフランチェスコにとってはそれは夢だが、間もなく現実になるかもしれない。

そして今回もモウリーニョの関与の痕跡があるだろう。

その監督は公の場でチームを守るための戦いにおいてそれを手助けしてくれる人物、そして同時にクラブとチームの架け橋となってくれる人物をしばらく前から要求している。

トッティの名前はスペシャル・ワンが非常に望んでいる名前の一つであり、今やその元背番号10番もそれを知っている。昨日、フォロ・イタリコでのItalian Padel Awardsの最中にトッティは同席した記者達からの質問に迫られ、躊躇せずに答えた。

«モウリーニョが僕をローマに望んでいるかだって？Yesと思うよ。彼はそう言った、だろう？そうじゃないなら君達(記者達)はばかばかしい記事を書いていたことになるね。»と。

したがって監督側の正確な意思について直接の利害関係者からの裏付けとなるが、監督はまだ直接のコンタクトは実現していない。

«モウリーニョの誘い？待って様子を見てみよう»

とトッティは述べたからだ。

両者の間でいくつかのメッセージの交換が行われており、確かなことはそのアイデアが今や監督の頭の中だけでなく、その元サッカー選手の考えの中でも形になりつつあるということだ。

クラブ側からの裏付けは何もない。

トリゴリアからはトッティをクラブに再加入させる計画については冷淡な態度が示されており、現時点では全く考慮に入れらていないテーマだ。

だが何かか深鍋の中で煮えていて、トッティがジョークを交えて話すときは正確なメッセージを発信している。

そして明日、エンポリとの非常にデリケートな試合の前日記者会見に戻ることを考えると、はたしてモウリーニョ自身はその問題を明確にしないだろうか？

かかっている勝ち点はジャッロロッシの順位表の将来に関して早くも重要なものになっているが、昨夜のトッティの発言を経て、トッティに関する好奇心は尽きることはないだろう。

監督はその主題にこだわらず会見を進めるかもしれないし、彼は他の誰よりもそのやり方を心得ているが、トッティの公の場での発言後は彼の言葉がより重みを持つことになるだろう。

ちょっとした確認、あるいは強い否定があれば、25年以上にわたってファンを魅了し続けてきたモウリーニョによって、すでに十分に熱くなった街の住人達の均衡を崩すかもしれない。

例えティアゴ・ピントGMの契約同様、モウリーニョの契約が満了を迎えつつあっても、間違いなくすぐには終わらない議題であり、この種の選択は疑いなく監督の将来に影響を及ぼせるだろう。

Il Tempo