セリエA第34節 ナポリ 対 ローマ
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— AS Roma (@OfficialASRoma) April 28, 2024
試合の感想
まずプチ情報をいくつか。
この試合ベンチ入りしなかったカルスドルプについてデ・ロッシ監督はレヴァークーゼン戦を見据えて彼を温存したとのこと(レヴァークーゼン戦はチェリキが出場停止で、クリステンセンはUEL登録外のため右SBがカルスドルプしかいません)。
この試合はラツィオ州在住の方にはチケットの販売が禁止されていたけれど、それでもスタジアムのゲスト・セクターにはおよそ50名のローマ・ファンの姿があったとのこと。
それでは試合の感想に移ります。
序盤こそ互角の様相を呈していたけれど、時間が経つにつれナポリのペースになった前半だったと思います。
選手個々のコンディションをみると思っていたよりも良さげな感じだったのだけれど、ビルド・アップに手こずっていた印象で、パレデスがいればもっとペースを握れたかもと思いました。
そんなナポリ・ペースの中でこれはどうやって点を取れば良いのでしょう?
と思案していたら、アズムンが
リゴーレ(PK)!
と100点の回答をしてくれました。
おいおい、アズムン天才かな?
でかしたアズムン!
偉いぞアズムン!
よっ、イランの大統領!!!
完全にアズムンの太鼓持ちになった私。
さてアズムンイラン大統領閣下の超絶ウルトラ・ハイパー・ボーナス・チャンスを託されたのはもちろんこのお方、皆大好きディバラ君です。
はぁ、君なら安心だわ。落ち着いてみていられるです。
と思っていたら思いの外際どいところに飛んで肝を冷やしました。
ただやはり我が君。
しっかりと閣下のボーナス・チャンスを生かしてくださいました。
モタシャッケラム(ありがとう)!
完全なナポリ・ペースの中でまさかのローマ先制!
今日はツイてるですよ!
ひょっとしてローマが勝ってしまうかも、と膨らむ期待。
そしてリフレクションによる不運な失点、すぐに萎む期待!
この間僅か5分!
これでローマが落ち着いて、ナポリの勢いが落ちてくるかもと思った矢先の失点だっただけに痛かったです。
この不運な失点がなければ、また違った結果になっていたかもしれません。
というわけで勝つために次なる一手を打ってきたローマ。
デ・ロッシ監督のご指名はエイブラハムとレナト・サンチェス。
我が麗しのレナト・サンチェスきたー!!!
あらあら、どうしましょう!
レナト・サンチェスの活躍でローマが逆転しまったらもうスクデットではないですか!
やったー!!!
14分後。
No〜〜〜〜〜〜!
ちゃいまんがな!ちゃいまんがな!ファウルじゃなか!
VAR待って!
ちょっと待て!
よく考えろ!
ここで私を敵に回すつもりか!
この私を誰だと思っている!
では、ここで問題です。
私は誰でしょう?
そう、その通り。
私はただのファンに過ぎなかったのです。
それもレナト・サンチェス愛護派、好き好き大好き絶対買い取りしろ党という数少ないロマニスタの中でも更に肩身の狭い方の。
まぁ、そりゃVARも無視しますわな。
そりゃ、そうよ。
いや、でもね?
レナト・サンチェス頑張ってたやん?
良く守った!
君も最初はそう思ったやろ?
それをさぁ、後からVARで重箱の角つつくって……。
無粋やない?
スローでみたら、なんでもかんでもファウルに見えるねんて!
もっと自分を信じた方が良いって!
最初は流してたやんか?
君はプロの審判はんやろ?
自分の直感もっとしんじーや!!!
なんて内なら私の抗議も当然無視。
無視無視の無視。
ほな、ええわ。
よっしゃ、かかってこい!
うちのスヴィラル舐めたらあかんど!
オシメンがなんぼのもんじゃ……。
あっ、すみません。
なんでもないです。
はい。
はい、はい。
いつもお世話になっておりますぅ。
はい?
えっーと、オシメンの得点でナポリ逆転ですね。
はい、はい。
わっかりました。
了解でーす。
しっつれいしました。
ふぅ、なんとかセーフ!!!
ところで、やっぱタミーって良いよね。
何が良いってあのゴール時のVAR時の様子ですよ。
私は安心して見ていられました。
何故かって?
あの英国の出川哲郎こと、リアクション王のタミーがノー・リアクションだったのですよ!
落ち着き払っていたのですよ?
私はすぐにピンっときました。
これはフオリ・ジョーコ(オフ・サイド)じゃないなって。
タミーのこの態度、確信があるのだわってね。
タミーーー!!!
凄い、凄い!
タミー、すごーい!!!
ここで実に365日ぶりのゴール!!!
おめでとう!!!
おかげでレナト・サンチェス救われたよ!
あっ、分かった!
さてはタミーもレナト・サンチェス愛護派、好き好き大好き絶対買い取りしろ党だね?
もうっ!
そういう大事なことは先に言っといてっていつも言ってるでしょう?
けれど、よくぞやってくれました。
私の腹は決まりました。
次期総裁選挙の際には君を推すですよ!
この人材難の中、レナト・サンチェスを託せるのは君しかいません!
これからも末永くレナト・サンチェスを頼みましたよ。
後顧の憂いがなくなったところでオシメンです。
ナポリで1番脅威に感じたのが彼でした。
エンディカが彼にピッタリ張り付いて良く抑えてくれてはいたけれど、それでも完封とはいかず。
早いし、強いし流石の出来でした。
マンチーニとの1対1のかけっこの場面は恐怖でしかありませんでした。
ローマにも負けず劣らずのルカクがいるけれど、ルカクはパフォーマンスにムラがある一方でオシメンにはムラがない。
そんな印象を受けました。
敵ながら天晴れでしたね。
とは言えパフォーマンスにムラがないのはスヴィラルも同じです。
今日も今日とてビッグ・セーヴの雨あられ。
最近は完全に次の領域に進んだ印象で化け物じみてきました。
ナポリと引き分けに終えられたのは間違いなく彼のおかげでもあると思います。
これはリヴァプール…じゃなかった。
世のビッグ・クラブ達の食指が動くのは間違い感じがします。
ローマが彼をキープできるかが夏の大きなポイントになるかもしれません。
というわけでナポリとは引き分けに終わりました。
客観的に見ると引き分けで終えられて良かったけれど、やはり勝ちたかったですね。
この引き分けでますます5位以内を狙うのか.それともUEL優勝を狙うのか難しくなってきました。
今後の日程を考慮するとどちらも難易度は高めな気がします。
デ・ロッシ監督はどちらかを選ぶようなことはしないと仰っているので、ローマは二兎を追うことになりそうです。
その心意気やよし。
二兎追う者は一兎も得ずと言うけれど、それはあくまで人間の話ですからね。
ローマなら二兎と言わず三兎でも余裕でしょう。
なんてたってローマは狼ですから。
流石世界一のロマーノ・ロマニスタ、その事をよくご存知なのです。
やっぱりデ・ロッシって名将だわ。
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