【Hummels】フンメルス or フメルス?【カタカナ表記】
先ほどマッツ・フンメルスがローマのフィウミチーノ空港に到着しました。
𝐑𝐨𝐦𝐚, 𝐥’𝐚𝐫𝐫𝐢𝐯𝐨 𝐝𝐢 𝐇𝐮𝐦𝐦𝐞𝐥𝐬 𝐚 𝐅𝐢𝐮𝐦𝐢𝐜𝐢𝐧𝐨🟡🔴
— Sportitalia (@tvdellosport) September 4, 2024
Mats Hummels è arrivato nella Capitale per iniziare la sua nuova avventura con i colori giallorossi: “Daje Roma” queste le sue prime parole
📹 @Da_Matera #sportitalia #roma #hummels pic.twitter.com/JoiSoI6SXS
Mats #Hummels a Fiumicino con i tifosi: primi selfie e autografi per la leggenda del calcio tedesco. Oggi visite e firma, poi verrà inserito in lista Uefa 🟡🔴#ASRoma pic.twitter.com/r0096nlydN
— Forzaroma.info (@forzaroma) September 4, 2024
後はメディカル・チェックを受け、契約書に署名するだけとなりました。
ダンソの件があるので、少々不安ではあるけれど、まぁ大丈夫でしょう。
メディカル・チェックと言えば、彼の加入にあたって私もチェックしなければならないことがあります。
それはMats Hummelsのカタカナ表記チェックです。
当サイトではこれまでマッツ・フンメルスと表記していたけれど、Wikipedia日本語版の彼のページによると
マッツ・フメルスと表記されることもある。
とあるではありませんか!
これはチェックせざるを得ない!
どちらがより適切かチェックせざるを得ない!!
という全宇宙1927憶のローマ・ファンの心の声が聞こえた気がしました。
けれど優秀なる全宇宙1927憶のローマ・ファンの方々はお忙しすぎてチェックする時間がないことでしょう。
ですから凡庸たる私が!
優秀なる皆様に代わって!
チェックしなければならないのであります!
それではまいりましょう。
Mats Hummelsはドイツ人であるからして、チェックすべき言語はドイツ語になります。
チェックすべきことはフンメルスとフメルスの違いですから、Hummelsの
mm
二重子音の部分になるかと思います。
よってドイツ語における二重子音の扱いを調べてみます。
語学オタク@ドイツ。関西生まれの関西育ち、なのに母語は標準語。ドイツ語と英語を主軸に、フランス語と韓国語を勉強中。と自称するじょさのん@語学屋さんのnote記事、【ドイツ語】Hannaは「ハンナ」ではないによると
『現イギリス王室の出身地「Hannover」はカタカナで「ハンノーファー」ではなく「ハノーファー」と書くのに、女性の名前「Hanna」は「ハンナ」と「ン」が入ってしまう。
ドイツ語の「nn」には「ン」の音は入りません。
これはドイツ語の綴り時の規則と関係しています。
ドイツ語には母音に長短があります。
そして、母音の後ろに来る子音が1つかそれ以上かによって、
短母音と長母音を分けることになっています。
例えば、フランクフルト近郊の街でグリム兄弟の故郷「Hanau」は、
「ハーナゥ」と発音します。
「n」が1つだけなので、「Ha」の「a」は長母音になるのです。
一方で、「Hanna」の場合は、「n」が2つ続いているので、
「Ha」の「a」は短母音となり、「ハナ」と発音します。
このように、子音が2つ並んでいるのは、子音を2つ分読むためではなく、あくまでその前の母音の長さを示しています。』
とありました。
わぁ、これは大変わかりやすい!
これをHummelsに当てはめるとフンメルスよりもフメルスの方が適切のようです。
しかし念には念を入れてこのお話が本当か更に確かめてみることにします。
東京都葛飾区生まれ、千葉県市川市育ち、1990年からドイツ在住。2016年より翻訳者として活動中と自称する林フーゼル美佳子さんの記事、ドイツ語の発音 日本人が注意すべき点によると
『二重子音
Bitteのように子音が重ねられる場合でも、正確には二重子音ではなく、その前にある母音が短いことを示します。Bitte は「ビッテ」ではなく「ビテ」[bitə]なのです。
Jackeのようにckと異なる文字を連ねる場合も同様で「ヤッケ」ではなく「ヤケ」[jakə]と発音します。
日本でもそこそこ知られている哲学者ハイデッガー Heidegger も「ハイデガ」[haidɛgə(ʁ)]と発音します。』
とありました。
ここでもドイツ語における二重子音はその前にある母音が短母音になる旨が記されていました。
うん、間違いなさそうですね。
うん、これはフメルスで間違いな……
ん?
『「フメルツ or フメルス」とも聞こえる。』
きゃー!
やめて!
せっかく結論に向かっていたのに新たな問題を出さないで!
でも確かに!
フメルツと聞こえなくもない!
ふぅ、仕方ないです。
分かりました、わかりましたよ。
調べてやろうではありませんか!
はい、ドーン!
東外大言語モジュール|ドイツ語|発音 - 東京外国語大学によると
『ドイツ語では s は後ろに母音があるとき,サ行の音ではなく[ザ],[ズィ],[ズ],[ゼ],[ゾ]となります。
(中略)
ただし,後ろに母音のないときは[ス]と発音してください。』
フメルス!
君の名はフメルス!
ローマにようこそ、フメルス!
以上の結果により私はフンメルスよりもフメルスの方が適切と判断しました。
よって当サイトでは今後Mats Hummelsをマッツ・フメルスと表記していくことにします。
コメント
コメントを投稿