最悪の結末、リナ・スルクCEO辞任

 

デ・ロッシの解任以降、彼の解任はローマのリナ・スルクCEOとの対立に原因があるのではとされ、彼女への抗議の気運が高まっていました。

先日にはトリゴリアの外に「DDRはローマのマーレ(MARE=海)、リナはローマのマーレ(MALE=悪)」と書かれたバナーが登場し


イタリア通信社のAdnkronosはリナ・スルクCEOと彼女の3歳と8歳の2人のお子さんに身の危険があることから、彼女らが警官の警護下に置かれたと報じていました。

そういったこともあってか、先ほどローマはリナ・スルクCEOが辞職したことを公式発表しました。


私的には最悪の結末を迎えてしまったと思います。真実がどこにあるのか定かではないけれど、彼女が辞任したところで、デ・ロッシが帰ってくるわけではありません。また彼女は2019年からECA(欧州クラブ協会)の執行委員会メンバーであり、そこでフリードキン親子に高く評価され、ローマのCEOを託されました。彼女はローマのユニフォームのメイン・スポンサーRiyadh Seasonの獲得に大きく貢献した言われており、ピエトララータの新スタジアム・プロジェクトにも携わったり、経営陣の刷新、職員のリストラ(解雇をめぐって訴えられたりもしているけれど)を敢行し、経営改革を推し進めている最中でした。間違いなくフリードキン親子の信頼の厚い人物だったはずです。彼女の辞任によってローマは経営計画の見直しを迫られることになるでしょう。ローマはファン達にとって大事なデ・ロッシを失い、経営にとって大事なリナ・スルクさんも失ってしまうことになってしまいました。つまり誰も幸せになっていません。フリードキン親子にはデ・ロッシ解任を決断したからには、せめてリナ・スルクさんは全力で守って、あるいは慰留して欲しかったです。まぁ、フリードキン親子はデ・ロッシ解任後すぐイタリアを離れってしまったので、どうしようもなかったのかもしれないけれど。

ともかくそんなわけで私的には最悪の結末を迎えてしまったと思います。はぁ、何もかもが上手くいかないですね。悲しいです。辛いです・・・・・・。もう許してください、神様。



コメント

  1. せっかくの初勝利もなんだかやりきれない気持ちです。

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  2. ロマニスタやって20数年ですがこんなに酷いローマは初めてだ

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