愚民に告ぐ

 

ローマはラニエーリさんとの関係を終了したことを公式発表しました(詳細)。

事の経緯等は以下をご覧ください。

CL権争い中に何を…。ローマで起こっている内部対立の真相。ラニエーリVSガスペリーニの引き金になったものとは【コラム】

ローマでのラニエーリさん vs ガスペリーニさんの混沌の背景には何があるのか

ラニエーリさん、ピーサ戦の発言の背景

ガスペリーニさん、完全な信頼とローマに残るための4条件

ローマ、ラニエーリさん退任へ。その詳細


以上の報道を踏まえつつ、今回の一連の騒動の私的な思いを吐露していきます。


【メルカートにおける戦略と目標のヴィジョンの違いについて】

ラニエーリさんとガスペリーニさんの亀裂の主たる原因は補強戦略の違いとされています。

若手を補強し育てたいラニエーリさんとマーレン、ウェズレイのような即戦力を望むガスペリーニさん。

一ファンとしてはガスペリーニさんの方が好みです。何故ならタイトルが獲れる確率が高そうだからです。

ただFFPの制限があること、以前からオーナーが持続可能なチームを目指すと公言していることを踏まえるとクラブとしてはラニエーリさんの方針でいくつもりだったのだと思います。

それはラニエーリさんが、我々はガスペリーニがアタランタで若手と共に成し遂げたことを理由に彼を選んだ、と述べていたことからもみてとれ、またオーナーから今季のUCL出場権を求められていないと仰っていたガスペリーニさんもそれをご存知だったはずです。

私としてもローマというクラブを未来永劫存続させていくためにはこの方針は不可欠だと感じてもいます。

つまり即結果を狙うガスペリーニさんとクラブの未来を見据えるラニエーリさんどちらの言い分もよく分かるし、甲乙つけ難いです。

だからこそ私はこの点で折り合いがつけれなかったことが残念でなりません。

ただ前述のようにガスペリーニさんもこのクラブの方針は承知のはずなので、もう少し我慢できなかったものか……思いの外ローマが良いチームで欲が出てきてしまったのかなぁ。


【ラニエーリさんの発言の是非】

私の観測した限り、UCL出場権獲得を目指す極めて重要な局面において公の場で監督批判をすることはチームの結束を損なうものであり、全く不要。ラニエーリさんが間違っているという旨の意見が多かったです。

私もその意見はごもっともだと思います。

けれどよくよく考えれば、ラニエーリさんの発言の直接の引き金となったのは

ローマにこの2年間で30人の選手がやってきたが、そのうち現在プレイしているのは4、5人に過ぎない。まず望むターゲットを割り出さなければならない。マーレンとウェズレイはその好例だ。

とガスペリーニさんがピーサ戦の前夜記者会見で述べたこととされています。

これは公の場でローマのスカウトやマッサーラSDを暗に批判していることにならないのでしょうか?

またガスペリーニさんは以前から事あるごとに公の場で補強に不満を述べています。

確かにガスペリーニさんの希望通りの補強はできなかったでしょう。

けれど補強は相手があることであり、思い通りにいかないことのほうが普通です。

その中でローマのスカウトやマッサーラさんが必死の思いで連れてきてくれた代わりの選手達がいます。 

彼らは皆ローマの求めに応じ、ローマを選んでくれた選手達です。

そんな選手達が公の場で補強に不満を述べるガスペリーニさんを見てどう思うでしょうか?

これもまたチームの結束を損なうのではないでしょうか?

見ようによっては今回の件は見かねたラニエーリさんがガスペリーニさんと同じやり方で彼に釘を刺したようにも見えます。

チームの結束を損なうという理由でラニエーリさんが非難されるなら、ガスペリーニさんもまた非難されるべき、そうでなければ公平ではない。

私はそう考えます。


【フリードキン・オーナーについて】

ラニエーリさんはAnsa通信にシニア・アドバイザーの関係の打ち切りはクラブの一方的な決定によるものと明かしています。

私は今回の件どちらかの首を切るのではなく喧嘩両成敗にして2人にゲンコツを食らわせ、無理やりにでも握手させるべきだったと思います。

感情は往々にして一時的なもので、時間が経てば消え失せることも多いですし、何より衝突の度に誰かの首を切っていたらきりがありません。



と理性的なフリはここまでにして……。

貴方はまたやってくれましたね。

デ・ロッシに続き今度はラニエーリ卿をポイ捨てですか。

いや実に素晴らしい!

貴方は商才以外にも才能がおありようだ。

貴方絶対才能あるよ。

ラツィアーレの才能が。

だってローマ・ファンの私をここまで悲しい思いにさせることができるのだから!

貴方、買うクラブ間違えちゃったね。

貴方はラツィオを買うべきでした。

そうすれば今頃は大成功を収めていたと思うよ!

だいたいね、なんでローマの公式サイトでラニエーリさんの首チョンパしてんのよ?

せめてフリードキン・グループの公式でしなさいよ!

表向きはもうラニエーリさんはローマと関係ないのよ?

正式には貴方個人のシニア・アドバイザーってことになってるんだから!

それをラニエーリさん最愛のローマの下で首チョンパして、挙句の果てに同時にガスペリーニさんをヨイショなんかしちゃって!

どうせ飽きたらガスペリーニさんの首もチョンパしちゃうくせに!

それにね、お別れの声明簡素すぎ!

ラニエーリさんを誰だと思ってんだ!

せめて長文にしろ!長文に!

原稿用紙30枚くらいの!

如何にラニエーリさんが悪かろうともこんな扱い受けて良いお方じゃないよ!

頼むからもっと敬意を見せてよ。

骸を丁重に丁重に扱ってよ!

デリカシーを学んでよ!

ねぇ、なんで私が敬愛する2人がギロチンにかけられる様を立て続けに見せられなきゃいけないの? 

ギロチンはフランスでしょ?

ローマはイタリアにあるの!

フランスにあるのはカンヌでしょうが!

貴方おもちゃ三つももってるから間違えてる!

それに例えフランスでももうギロチンは廃止されてるはずでしょ?

どんな事情があってこうなったのか私は知らない。

この方法しかなかったのかもしれない。

でもかけるか、かけないかの最終決定権は常に貴方が握っている。

そして貴方は既に2度かけた。

どういう事情であれ、もうギロチンは見たくない!

見せてはいけない!

ギロチン反対!

ギロチン反対!

このサディスト!ラツィアーレ!!!

バーカ、バーカ!




はぁ、すっきりした!!!

色々暴言を吐いてごめんね。

でも信じてもらえないかもしれないけど、貴方は偉いです。

1度はデ・ロッシとリナ・スルクさんを天秤にかけ、後者を選び、結局両方捨てた。

今回はラニエーリさんとガスペリーニさんを天秤にかけ、後者を選び、後者に全幅の信頼を示した。

これは大きな進歩だと思います。

フリードキンさん偉い!

フリードキンさん凄い!

全く進歩なしの私とは大違いなのです!

これは見えてきた!

見えてきましたよ!

ローマの成功が!

後3回くらい繰り返せば完璧になるかもです! 

ということはこれはローマの為の必要悪だったのか?

そういえば声明で常にローマが第一にくるって言ってた!

うんうん、きっとそうだ!

流石フリードキンさん!

となれば、先ほど骸を丁重に扱え等と生意気を言ってしまったけれど、撤回させて頂きます。

どうもすみませんでした。

骸を丁重に扱うのは私のような愚民の仕事でした。

いえいえ、大丈夫です!お気遣いなく!

もう骸の扱いにもなれてきたかもです!

何せ2回目なので!

お忙しい貴方様にこのような仕事をさせるわけにはまいりません。

どうぞ未来の名君たるフリードキン様はローマの舵取りに専念してください。

それによく考えたら、何があっても絶対にラニエーリさんの偉大さ、神聖さが汚されることはありません。彼が誰も手を差し伸べてくれなかったローマに2度も手を差し伸べてくれたこと、ロマニスタの鑑であることは私の中で永久に不滅なのです。

ですから私やれます。

デ・ロッシとラニエーリさんへの感謝を常に胸に抱き、骸を丁重に丁重に弔いさせて頂きます!

3度目の際も是非お知らせください!

声明も短くて結構です!

そうですねぇ、

愚民に告ぐ

なんてどうでしょう?

それだけで伝わりますです!

くどいようですがもう2回経験しておりますので!

それではわたくしはこのへんで失礼させていただきます。

どうぞ、これからもローマを宜しくお願い致します。



こういうことで良いんだよね、フリードキンさん?


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