ローマ、良いニュースと悪いニュース


本日、2本の記事を同時投稿しました。もう片方はコチラ


良いニュースについて

ローマは2015年5月にFFPの基準を満たせなかったとしてUEFAと以下の和解協定を結びました。

・和解協定は15/16、16/17、17/18の三つのシーズンを対象とする。

・ローマは17/18シーズンのモニタリング期間までに完全な収支プラスマイナス0を達成することを請け負う。(すなわち、報告期間は2015年、2016年、2017年)

・ローマは2015年と2016年の会計年度終了時の合計赤字を最大で3000万ユーロにすることに同意する。

・ローマは和解協定の期間中、UEFAの大会に参加する場合、Aリスト登録人数が最大25人から最大22人しか登録できないことを受け入れる。ただし、ローマがUEFA CFCBと合意した財政と運用上の対策を守れば、この制限は16/17シーズンから解除される。

・ローマは和解協定の期間中、UEFAの大会に参加する場合、Aリストに含める新獲得選手の数について計画された制限を受け入れる。この計画は協定の対象となる各登録期間におけるクラブの正味の移籍ポジションに基づく。ただし、ローマがUEFA CFCBと合意した財政と運用上の対策を守れば、この制限は16/17シーズンから解除される。

・ローマは総額600万ユーロの罰金を支払うことを受け入れる。内200万ユーロは3回に分けて均等に支払われるが、残りの400万ユーロは条件付でローマが和解協定によって課さされた財政と運用上の対策を遵守しているかどうか次第で一定の状況において支払わなくて良い可能性がある。


ローマはこれまでこれらの和解協定を遵守すべく毎年のように選手の売却を強いられてきました。にもかからずローマはマノラスの移籍破談などによって16/17シーズンの会計年度に(2017年6月30日までに)課せられていた完全な収支プラスマイナス0に僅かばかりとどかなかったことを公式発表し、UEFAから小額の罰金処分を課される可能性も報じられていました。しかしこのたびUEFAはローマが和解協定を遵守したと認め和解協定の体制から離脱したことを公式発表しました。これでローマはFFPの監視対象から外れることになりました。


悪いニュースについて

複数メディアによるとローマの新スタジアム建設に関係する9名の人物が汚職行為(贈賄)の容疑で逮捕された。逮捕者の中には新スタジアム建設請負人のLuca Parnasiさんや政治家も含まれているとのことです。また検察官のPaolo Ieloさんによると容疑者は逮捕者9名含む16名にのぼるがこの件ASローマは関与していないとのことです。

この件によって新スタジアム建設プロジェクトの遅延が心配されますがパロッタ会長はローマ公式サイトにて、検察官が述べたようにASローマはこの件に何の関係もないとした上で、一部で報じられているのとは反対に逮捕者たちはStadio della Romaについてのスタジアム建設請負人に関係しておらず、エンターテイメント複合施設やスタジアムの建設とは全く関係が無い。我々はプロジェクトが前進すると確信しており、大幅な遅延は予想していない。としています。


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