ローマ、18-19夏の移籍まとめ

移籍一覧

まだ選手の放出は可能だけれどファーストチーム候補の選手の放出はもうないと思うので8月22日時点(9月1日に更新しました。)での移籍一覧です。記入ミスや間違い、新たな選手の放出があった場合は気付き次第修正する予定です。また「この選手の移籍が書かれていないよ、この選手の移籍形態間違っているよ。」等々ありましたら教えていただけると嬉しいです。なお画像が見にくいかもしれませんが後日PDF版を投稿するつもりなのでそちらならば多少見やすくなると思います。

メルカートの感想

今夏のメルカートを回想してみるとメルカート開幕前はマリオ・バロテッリの獲得の報道が多かったように思います。特にディ・フランチェスコさんが彼を指導したいと述べ、選手もローマ行きもやぶさかではないという趣旨の発言をしてから報道が過熱したように記憶しています。しかしSky Sportが彼の獲得を否定するとその報道も一気に下火になりました。また今夏のメルカートは動くのが非常に早かったのも印象に残っています。チョリッチ、マルカノ、クリスタンテ、ビアンダ、パストーレ、ミランテ、サントン、ザニオーロ等はメルカートが正式に開幕する7月1日以前に獲得を決めていたように思います。しかしなんといっても今回のメルカートの大きな出来事はナインゴランとアリソンの放出だったのではないでしょうか？特にFFPの監視対象からローマが外れたとの吉報が届いた中でのナインゴランの移籍は青天の霹靂でした。ナインゴランが放出されるとしたらFFP絡みで仕方なくだろうなと思っていたからです。放出の理由は彼と契約を更新した際にピッチ外でのライフスタイルを改める約束をしたのにそれを反故にしたからと報じられ、後にディ・フランチェスコさんも彼の放出はピッチ外での面も考慮してのことだという趣旨の発言をしました。確かにナインゴランは飲酒運転や喫煙の問題で紙面を飾ることもあったけれど、彼がたびたびローマへの愛情を口にしてくれたことや、なによりこれまでのピッチでの貢献度を考えると一ファンとしては彼の移籍は非常に残念に思います。もし私ならば一度や二度約束を反故にされても「もう、しょうがないなぁ、これっきりだからね。」と許してあげたくなるけれど、クラブとしてはそういうわけにはいかないというのも理解できます。このような理由で彼がローマを去るとは夢にも思ってはいなかったので非常に悲しいけれど。でも感情面を抜きにするとナインゴラン一人でパストーレとサントン、ザニオーロの3人と交換できたことは悪い取引ではなかったように思えます。なのでその点は不幸中の幸いといった感じではないかなと思います。アリソンに関しての思いはコチラで以前記したので今回は割愛します。そういった悲しい知らせがあった分、フロレンツィがローマと契約更新してくれたことの有り難味を痛感し、喜びも一入になりました。その喜びはまさかモンチさんはこの効果を狙って、わざとナインゴランとアリソンを放出したのではないかなと勘繰ってしまったほどでした。後はマウコンを逃がした(詳しくはコチラ)ことも大きな事件だったのではないでしょうか？まさか両クラブが合意を公式発表しておきながら破談になるなんて。衝撃的な出来事であると同時にメルカートは契約書へ署名するまでは気を抜いてはいけないということを改めて思い知らされました。最終的にマウコンを逃がしたことでローマは昨シーズンから補強ポイントにあげられていた左利きの右WGではなくエンゾンジを獲得し中盤の補強をすることになったけれど、この判断の良し悪しが今季のローマの結果を大きく左右しそうな気がしています。どうか、エンゾンジを獲得して良かったと思える結末になりますように。こうして振り返ってみると今回のメルカートは内容の濃いものになったと思います。補強したファーストチーム候補の選手達に目を移すと若手、中堅、ベテランと年齢の面でバランスがとれていて高身長の選手が多い気がします。ここら辺はモンチさんの意図したものなのかも知れません。高身長の選手が多くなったのでディ・フランチェスコさんの好みではないだろうけれど、いつぞやのストーク・シティのように放り込みサッカーに徹しても面白いのではないのかなと愚考したりもしています。今夏のメルカートはナインゴランとアリソンが抜けた穴は大きいと思うのでスタメンの上積みができたかと言われれば難しい所ではあるけれど、選手層は格段に充実したと思います。さて、いよいよ新シーズンが始まりました。この選手層ならローテーションを上手に駆使するディ・フランチェスコさんであればコッパ・イタリア、セリエA、チャンピオンズ・リーグと全ての大会で戦い抜けそうです。もうそろそろ何かしらのタイトルを手にしても良い時期になってきているのではないでしょうか？タイトル目指して頑張って、ローマ。