ローマ「1年が過ぎた、けれどあの夜の興奮を決して忘れることは無いだろう。」


「1年が過ぎた、けれどあの夜の興奮を決して忘れることは無いだろう。」とローマ公式Twitterは投稿しました。

そう今から1年前の2018年4月10日はあの奇跡の大逆転勝利でUCL準決勝進出を果たしたUCL Quarter-finals 2nd leg ローマ対バルセロナ戦が行われた日なのです。今回はあの日を振り返ってみたいと思います。

まずは試合の感想の投稿からです。

CL Quarter-finals 2nd leg ローマ対バルセロナ

う~ん。我ながら凄く喜んでいますね。普段は貼らない試合後に投稿されたローマ公式TwitterのTweetをたくさん貼っている辺りに如何に嬉しかったかが現われているようです。ローマの試合で嬉し泣きしたのもこの試合だけのような気がします。悲しくて、悔しくて涙した試合はたくさんあるのだけれど・・・・・・。

続いて翌日の投稿です。

満点、ダイヴ、そして涙

翌日もほぼこの試合の話題1色ですね。ドレッシング・ルームで興奮冷めやらぬ様子のローマの選手達、感極まって涙するマノラス、そして噴水にダイヴしてはしゃぐパロッタ会長、皆幸せそうです。試合の採点ではCorriere dello Sportがまさかの全員満点です。私が知る限りは全員満点を見たのはこれ一度だけです。つい最近全員0点は見たけれど(泣)。以下7-1で負けたコッパ・イタリアのヴィオラ戦の採点です。


翌日の投稿に話を戻すと特筆すべきは日本語記事へのリンクの多さです。普段ローマの試合がこれほど日本で取り上げられることはないので如何に衝撃的な試合だったかが伺えますね。さらにこの試合ではピーター・ドルリーさんの名実況も生まれました。

ローマが擁する万能選手、その名はコラロフ

この実況はローマ公式Twitterのお気に入りで第91回アカデミー賞で映画「ROMA」が監督賞、外国語映画賞、撮影賞の三冠に輝いた際にも引用されました。

アカデミー賞受賞作品に“ローマ”がツイッターで便乗してファン熱狂! 「たしかに筋書きのないドラマだけど…」


またこの試合がきっかけとなって生まれた縁もあります。それがマーク・オタボーさんに端を発したナイジェリアとの縁です。

ローマ公式Twitterがナイジェリア代表を応援する理由(マーク・オタボーさんはTwitterアカウントを削除したようで彼の雄たけびが見れなくなっているのが残念です。と思ったらその一部が写ったものがありました。)

ジェコ、マーク・オタボーさんも御満悦

この縁でローマはナイジェリアを中心にアフリカでの人気が爆発。これを受けてローマは遂に主要なヨーロッパのクラブでは初めてナイジェリアで用いられるPidgin English(ナイジェリアに住む様々な民族の言語と英語が混じった混成語)のTwitterアカウントを開設するに至りました。

以下はローマのTwitterアカウント一覧。ローマはTwitterで12言語に対応。SNS全体ではこれに中国語を加えた13言語に対応。注:日本のものは私がおふざけで当サイトのアカウントを載せただけなので無視してください。)



こうして振り返ってみるとローマにとってあの夜が歴史に残る日になったことは間違いなさそうです。私もたぶんあの夜のことは一生忘れないと思います。そしてあの夜にはまさかたった一年でこんなに悲惨なチーム状況になるなんて想像もしてなかったのです・・・・・・。本当に悲しい、サッカーって怖い。けれど一年あればこんなに変わるということは来年の今頃はローマが全コンペティションで勝ち残りセリエAで2位に勝点18差くらいつけて首位に立ってる可能性だってあると思います。 来年の今頃は是非そうなっていて、またこのバルセロナ戦の夜に負けないくらいの名勝負が生まれていることを切に祈ります。



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