本当に来るかな?データで見るパウ・ロペス


ローマはスペイン代表GKパウ・ロペスの獲得を決め、彼は月曜日にメディカル・チェックを受けると報じられています。メディカル・チェックで不合格になったり、マウコン事件の二の舞になったりする可能性はあるけれど、十中八九パウ・ロペスはローマの選手になるとみてよいかと思います。私はこの選手を一度も見たことがなかったのでどんな選手なのかな?と興味が湧きワクワクしながらインターネットで「パウ・ロペス」と検索してみました。けれど私の目に飛び込んできたのはバルサ、メッシに悪行のスペイン代表GK獲得に動くリーガ最多失点GKがツイッターを閉鎖 誹謗中傷が原因かといった見出しでした・・・・・。悲しい・・・・。私はもっと彼のプレイ・スタイルとか特徴とかそういうものを知りたかったのだけれど・・・・。ただ幸いにも私は期待されてない選手や非難されている選手ほど応援してあげたくなる性癖なのでこれらの見出しは私の心に火をつけてくれました。私はパウ・ロペスが好きになりました。プレイも見たことなければ、正式に獲得が決まったわけでもないけれど。

前置きが長くなってしまったけれどそんなこんなで検索を続けるとCorriere dello Sportが「I numeri di Pau Lopez(パウ・ロペスの数字達)」なるおそらくパウ・ロぺスの18-19シーズンのデータと思われるものを載せていました。今回はそれを見て彼のプレイの特徴などを読み解いてみたいと思います。

下記は図表で表示されていたデータを各項目ごとに1列づつ左から右に書き写したものです。なので元の図表(記事の真ん中あたりに図表が表示されます)と照らし合わせてみてもらうと分かりやすいかと思います。

I numeri di Pau Lopez

【総合(Generale)】

出場試合数(Partite giocate) 33

プレイ時間(Minuti giocati) 2.970分

スタメン(Da titolare) 33

交代(Sostituito) 0


【GK(Portieri)】

セーヴ(Parte) 成功率 64.9%

被ったシュート(Tiri subiti) 134

セーヴ(Parte) 87

被った得点(Gol subiti) 47

クリーン・シート(Partite senza subire gol) 10

キャッチ(Prese) 21

パンチで弾いた(Respinta con i pugni) 9

失敗したハイ・キャッチ(Prese alte sbagliate) 2

セーヴしたPK(Rigori parati) 1

クリアランス(Respinte difensive) 21


【分配(distribuzione)】

パス(Passaggi) 1071 成功率79.1%

成功したパス(Passaggi riusciti) 847

失敗したパス(Passaggi sbagliati) 224

90分平均のパス(Passaggi per 90 minuti) 32.5

ロング・パス(Passaggi lunghi) 362 成功率43.4%

成功したロング・パス(Passagg ilunghi riusciti) 157

失敗したロング・パス(Passaggi ilunghi sbagliati) 205

パス方向%(Direzione passaggi %)

前へのパス(Passaggi in avanti) 56.6%

後ろへのパス(Passaggi indietro) 0.1%

左(Sinistro) 15.3%

右(Destro) 28.0%

ゾーンごとのパス成功率%(% passaggi riusciti per zona %)

敵陣ハーフ・コート(Metà campo avversaria)  -

自陣ハーフ・コート(Passaggi propria metà campo) 82%

クロス回数(Cross su azione) 0

成功したクロス(Cross riusciti) 0

アシスト(Assist) 0

チャンス・クリエイト(Occasioni create) 0


【行儀(Disciplina)】

被ったファール(Falli subiti) 5

犯したファール(Falli fatti) 1

イエロー・カード(Cartellini gialli) 3

レッド・カード(Cartellini rossi) 0


以上がデータになります。ここまで書いておきながら私はあることに気がついてしまいました。これってひょっとして比較対象がないとどんな選手かわからない?あれ?そもそも私はこの様なデータにちゃんと触れるのが初めてだからいくつか何の数字か分からないところがあるし、そもそも項目の訳し方が不適切 or 間違っている可能性もある。どうしましょう・・・・。ひとまず予備知識としてパウ・ロペスが18-19シーズンのリーガにおけるGKのパス成功率でトップだったそうなのでパスが上手なことは間違いなさそうだけれど・・・他は私が読み解くのは難しそうです。残念。もしこのデータでパウ・ロペスがどんな選手か読み取れる人がいらしたら教えてくれると嬉しいです。


おまけ

Corriere dello SportのTwitterよりパウ・ロペスの奥様アンドレアさんのFoto集です。





コメント

  1. おおかみ司書さんこんにちは。

    ちょこちょこ調べてはみましたが、正直データの見方がよくわかりませんでした!(笑)
    まあセーブ率とかロングパス率ぐらいは比較対象が割と簡単に見つかったのですが、セーブ率だと80%、ロングパスの成功率だと60%前後ぐらいが欧州リーグのGKとしてはトップクラスの数値みたいなので、それを見る限り平均的な感じでしょうか?
    でもパスの失敗が224で、そのうちロングパスが205なのだから、ショートパスのミスは19で、失敗率は2~3%ぐらいしかないという事ですよね。
    比較対象がないからよくわかりませんけど、GKがミスをしてピンチになる事はほとんどないと思っていてもいいのかな?

    エル・シャーラウィは中国に行ってしまうのですね。
    この間あんな事を言っていたのに額が上がったらあっさりOKするというのは釈然としませんが……。
    そうなると左サイドの1番手は現状ペロッティになるのですかね? 怪我さえなければ問題ないとは思いますが、去年は怪我でほとんど出場できなかったのでそこだけが心配です。

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    返信
    1. にょろろさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

      調べてくれたのですね。嬉しいです。ありがとうございます。やはりデータの定義をきちんと把握することと比較対象を用意しないとデータの活用は難しそうですね。ともかくパウ・ロペスの足は凄いというのは間違いなさそうです、パウ・ロペスはアッタカンテとしての足を持つとか報じられてもいるので。それにスペイン代表に選ばれるのだから守りも大丈夫なはず。蓋を開けてみてのお楽しみですね。

      エル・シャラウィは残念ですね。でもやっぱりお金は大事だしこんな大金を出されたら心惹かれてしまっても仕方ないのかな?

      フォンセカさんは左サイドに右利きの選手をおきたいみたいなのでそうなると左サイドはペロッティかクライフェルトの2人でレギュラーを争うことになるのではないかなと思います。ペロッティは新シーズンは怪我なくやってくれるのです。根拠はないけれど。

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