セリエA第2節 ローマ対ユヴェントゥス


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試合の感想

試合当日は元ローマのフランチェスコ・トッティのお誕生日だったので私は

とTweetをしたのだけれど、トッティに嘘をついてしまいました。ごめんね、トッティ。

また昨日の投稿 でフォンセカさんについて

これほど美しい人物が勝てないことなどあるはずがない。もし勝てないとすれば、それはもはやこの世界がおかしい。そして世界は今日も正常である。私はそう確信しています。ごめんね、ユヴェントゥス。試合はもう始まる前から決してしまいました。

と記したのだけれど、これは嘘というよりかはフォンセカさんの美しさが私の予想のはるか上を行ってしまっただけなのです。まさか新人監督のピルロさんにいきなり挫折を味あわせるのは忍びないと引き分けで手を打たれるとは・・・。フォンセカさんは優しいお方なのです。美し過ぎるのです。御見逸れしました。ただ、ピルロさんが今後成功ばかりではないであろうこと考えると、早めに挫折を味あわせてあげることこそが真の優しさになったような気もします。けれど、何が優しさかというのは視点によって変わってくるものだと思うので難しいところです。この議論についてはまたの機会にしたいと思います。

試合に目を移すと近年ローマは幾度かユヴェントゥスに勝ったことがあるけれど、その何れも、ユヴェントゥスのスクデットが決まった後か、ほぼ確実の状況でのものだったと記憶しています。なのでこの試合はこういう対等?の状況で最も勝ちに近づいた試合だったと感じています。ここで勝てないのなら、いつ勝てば良いのだろうかと思ったほどでした。

勝てなかった主たる原因は前述のフォンセカさんが美し過ぎたが故だと思うのだけれど、私なりに試合を分析したところ他にも原因と思わしきものがありました。


原因と思わしきものその1【町工場故の納品後の管理の甘さ】


ローマというクラブは古くから選手を研磨し、他クラブに納品するということを生業とする下町の町工場的なクラブでその品質には定評があります。ただ悲しいかな。下町の町工場なのでどうしても納品後の管理が行き届かないのです。この試合においても残念ながらそれが散見されてしまいました。それがローマ製GKでアーセナルから逆輸入の形でユヴェントゥス様に納品したヴォイチェフ・シュチェスニー君です。彼はアーセナルから依頼を受けローマが研磨しました。彼はローマにやってくる前はヒッピー・クラックや喫煙などどちらかというとゴシップ要員で品質は高くないと言われていました。その彼をローマは磨きました。ローマが誇るイタリア随一の職人サヴォラーニGKコーチが磨きぬきました。おそらく最高の出来だったのでしょう。ローマは彼を買い取ろうとしました。しかし資本主義というものはいつの世も町工場には微笑まないのです。紆余曲折を経てユヴェントゥスに微笑んだのでした。そんな彼は今やあのジャンルイジ・ブッフォンさんを差し置いてユヴェントゥスの正守護神です。まぁ、立派になって私は嬉しい・・・涙が出てしまう・・・。

えーっと何の話だったかな?あー、そうそう納品後の管理の甘さでした。もし大企業であったならば、納品後の管理は徹底すると思います。具体的に言うとの納品後の振る舞い、弊社に対し恩を仇で返すような真似はするなという選手教育です。けれどローマは町工場なのでそこまで手が行き届かないのです。今日はその代償を支払わされることになりました。シュチェスニー君、恩を仇で返しまくり。

まず前半のムヒタリアンとの1対1の場面、おそらくムヒタリアンはシュチェスニー君のまた抜きシュートを狙いました。そこで彼はあろうことか股を閉じました。信じられない・・・。何をしているのかな、君は?ん?そこはあれだよ、大企業製のGKだったらさりげなく股を閉じるのを遅らせて、どうぞお通りくださいの場面だよ。何、ドンピシャのタイミングで股閉じるの?君はあれかな、一々言われないと分からない子なのかな?社会の暗黙のルールって知ってる?例え言われてなくても恩を仇で返すような真似はダメなの!君はもう大企業ユヴェントゥスの一員だよ。そんなので出世できるの?心配だよ、私は。それともう一つ、後半のジェコの決定機、何で普通にキャッチしちゃうかな?私、教えたよね。あういう場面はキャッチする振りして前に弾く、そして詰めてきた選手にゴールを決めさせると受けが良いよ。皆から愛されるよって。あのね、出世には皆から愛されることも大事なの!私は君のためを思って教えてあげたの!絶好の場面だったじゃん!教えたことを実行する良い機会だったのに・・・。はい、出世遅れた。10年は遅れた・・・。あそこで実行していればユヴェントゥスのフロント入りまっしぐらだったのに。リゴーレの場面のさりげなくコースを読んだ振りして決めさせるところは評価していたのに、それも台無し!もう知らないからね!


原因と思わしきものその2【田舎っ子と都会っ子の差】


ローマはですね。先ほども述べたように下町的要素のあるクラブでそれに比べるとユヴェントゥスは大都会的要素のあるクラブです。そして田舎っ子が都会っ子に憧れるのは定番。この試合ではそれが如実にでてしまいました。それがクリスティアーノ・ロナウド(CR7)様のへディングでの得点の場面です。守備の人数は揃っていたのに皆ほぼ棒立ちでCR7様に見とれてる!CR7様は最注意人物でありヘディングが大変お強いことは私でも知っているので当然フォンセカさんは必ず彼をマークしようねと伝えたはずです。なのにCR7様はフリーでヘディングを打たれた・・・。なぜか?田舎っ子故の都会っ子への憧れが、CR7様のきらびやかさがローマの選手達を見とれさせたに違いない。私はそう判断しました。言っといてあげれば良かった。きらびやかで華やかだけれど見とれたらダメだよと。サインは試合後に貰おうねと。言っといてあげればよかった。一生の不覚なのです。ただCR7様もリゴーレの場面でミランテが貴方から見て右に体重かけたらCR7様は絶対それを見逃さず左に蹴ってくるはずと読んで、右にフェイントをかけてから左に飛んだのに、それにまったく付き合ってくれなかったのはどうかと思いました。都会っ子の癖にエンターテイメントの何たるかを分かっていない!ミランテがかわいそうでした。彼に謝って欲しいです。


というわけでこの試合が引き分けた理由はフォンセカさんが美し過ぎた&ローマの甘さに尽きると思います。

下手したら自分の首が掛かっているかもしれない試合で美しさを優先するフォンセカさんと甘々なローマ・・・・・・


大好き!もうほんと好き!!!


今年もスクデットは無理そうだし、UEL争いすら厳しそうだけれどもういいの!私は美しいものも甘いものの大好きだから!私は美しく甘々な海で溺れることにするのです!それでは皆様、ご縁があれば来世でお会いいたしましょうぞ。


おまけ

我々の× 我々は○

 

コメント

  1. おおかみ司書さんこんにちは。

    残念でした……。完全に勝てた試合だっただけに悔しいです。
    ムヒタリアンとジェコのシュート、どれかが決まっていれば圧勝していた可能性もあっただけにもったいない試合でしたね。

    まあでも内容的には勝ってましたからね! ユーヴェに内容で勝てるという事は、どのクラブにも勝てると言っても過言ではないわけで、つまりこの後36連勝してしまう未来が待っている事疑いなしですね! あ、ELも入れたら51連勝、コッパもあるから56連勝ですかね? 試合数合ってるかな?
    ピルロさんも「解決策を見つけられなかった」と言っていましたし、もう完全にローマ>ユーヴェなわけです! やったー!

    まあバラ色の未来予想は置いといて、クンブラはデビュー戦でいきなりユーヴェ相手で難しかったと思いますが、上々のデビューだったのではないでしょうか?
    ペドロも変わらず素晴らしいテクニックで、これはもうこの後56連勝(以下略)

    さて、次はアウェーでウディネーゼ戦ですね。
    そろそろスッキリした勝利を見たいので、よろしくお願いします!

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    返信
    1. にょろろさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

      ねぇ、本当に悔しい試合でしたね。あー、思い出したらまた悔しくなってきたのです。

      ピルロさんもお手上げでクンブラもペドロも良いから今後56連勝……

      凄い説得力ある!行けそうな気がしてきたのです!にょろろさんは相変わらず天才!ウディネーゼ戦からの連勝街道が楽しみなのです!



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