セリエAファンからプレミア・リーグファンの皆さんへお願い
私は世界の片隅で慎ましくいきているセリエAファンです。今日はプレミア・リーグファンの皆さんへお願いがあります。DAZNでセリエAを見て欲しいのです。というのも元々今季のセリエAはDAZNが独占放送していたのだけれど、人気がなかったせいか、11月21日から強豪チームを中心に毎節2試合CSの【フジテレビONE TWO NEXT】に独占放送されることになりました。これによりセリエAを視聴するにはDAZNと【フジテレビONE TWO NEXT】の両方と契約する必要がでてきてしまい、視聴者に優しくない環境になってしまったのです。そこで私は考えました。DAZNは動画の再生数を重視しているそうなのでセリエAの再生数が増えればDAZNの独占放送に戻るのではないかと。なので海外サッカーのなかで最も視聴者が多いと思われるプレミア・リーグファンの皆さんにセリエAを見てもらって再生数を稼ぎたいのです。もちろんお願いだけというわけにもいかないだろうからセリエAを敬遠する方のためにセリエAをアピールさせてもらいます。
・セリエAは守備的でつまらない?
セリエAを敬遠する方の中には
「セリエAはプレミア・リーグに比べると守備的でつまらない。」
という方もいるかと思います。かく言う私もセリエAと言えば『カテナッチョ(カテナチオ)』という言葉に代表されるように守備というイメージがあります。
欧州4大リーグで最もゴールの数が多いのは? 意外にもトップは…
けれどこの記事によれば16/17シーズンの欧州4大リーグ(セリエA、ラ・リーガ、ブンデス・リーガ、プレミア・リーグ)で最もゴールの数が多かったのは意外にもセリエAだったそうです。
試しに20/21シーズンの第7節終了時のセリエAとプレミア・リーグの総得点を比べてみました。すると
セリエA 241
プレミア・リーグ 199
こういう結果がでました。もちろん、ゴール数だけで守備的かどうかはかれるわけではないけれど、セリエAはプレミア・リーグに比べると守備的というイメージはもう過去のものなのかもです。
・セリエAはスタジアムは古くてぼろい?
セリエAを敬遠する方の中には
「セリエAはプレミア・リーグに比べるとスタジアムが古くてぼろい物が多いから嫌だ。」
という方もいるかと思います。けれど私はこの意見には賛同できません。何故なら、セリエAのスタジアムは古くてぼろい物が多いのではなく、”凄く”古くてぼろい物が多いからです。その証拠に
という記事がでるくらいです。そして私は古くてぼろい物と”凄く”古くてぼろい物の間には大きな違いがあると思います。
さて、ここで皆さんに問題です。
古くてぼろい建物が”凄く”古くてぼろくなると何になると思いますか?
答えは”遺跡”です。
つまり、セリエAのスタジアムは遺跡だったのです。
そして遺跡を見て古くてぼろいから嫌だと感じる方がいるでしょうか?多くの方は遺跡を見てノスタルジーを感じるのではないでしょうか?
ノスタルジー、感じてください。コンクリ片の一つ一つに壮大な歴史を感じてください。趣味の一つを遺跡鑑賞にしちゃってください。
さすれば、貴方はセリエAのスタジアムが愛おしくてたまらなくなることでしょう。
・言語の壁が大きい?
セリエAを敬遠する方の中には
「セリエAはプレミア・リーグに比べると言語の壁が大きいから苦手だ。」
という方もいるかと思います。確かに義務教育で習う英語に比べると、イタリア語は触れる機会も少なくて馴染みがないかもしれません。けれど馴染みがないことはとても素敵なことだと思うのです。
馴染みがないということは良く知らないということですよね?私はエスペラントという国際共通言語が好きなのだけれど、エスペラントの文法はおろか、単語すら何一つ知りません。知りたくもありません。知らないからこそ、国際共通言語というからにはきっと幼稚園児でも習得が容易な言語に違いない。とか、国際共通言語だからきっと国連の公文書はエスペラントで記載されているのだろうな。とか、宇宙人が現れたときに教えてあげる言語は何になるのかな?やっぱりエスペラントだよね?だって国際共通言語だもん。とか考えるのが凄く楽しいのです。そこには良く知らないがゆえに無限の可能性が広がっています。もし私がエスペラントを知ってしまったら、その分可能性は狭まってしまいます。そんなのつまらないです。
だから馴染みがなくて結構です。むしろないほうが良いと思います。あなたも良く知らないがゆえの無限の可能性に浸ってください。そして無限の可能性という名のキャンパスに自由に絵を描いてください。とても楽しいと思います。セリエAは画家さんを大募集中です。
・一強はつまらない?
セリエAを敬遠する方の中には
「セリエAはプレミア・リーグと違ってユヴェントゥスの一強だからつまらい」
という方もいるかと思います。確かにセリエAは9連覇中のユヴェントゥスの一強が続いています。でもこれをつまらないと思うのは間違いです。敵は強ければ強いほど良いのです。敵が強ければ強いほど、倒した時のカタルシスが増すのです。そしてあれほど強かった敵が敗れたということに覚える一抹の寂しさ。栄枯盛衰。あぁ、最高ではないですか。考えただけでたまらないですね。ユヴェントゥスを倒した時のカタルシス、こればかりは絶対にプレミア・リーグでは味わえないと思います。だって9連覇しているクラブがいないもの。どうですか、羨ましいでしょう?羨ましく思ったそこのあなた、セリエAがウインクしていますよ!
・審判買収はダメ?
セリエAを敬遠する方の中には
「セリエAはプレミア・リーグと違って審判を買収したことがあるからダメ。」
という方もいるかと思います。セリエAではかつて審判買収が発覚し、複数のクラブが処分され勝点を剥奪されたり、降格したりしました。確かに審判買収はダメだし許されることではありません。でも少し肩の力を抜いて考えてみて欲しいのです。例えば貴方の応援しているチームが開幕10連勝したとします。するとあなたは
「やったー!今季は優勝してしまうかも?」
とこんな感じになると思います。
でもセリエAファンだと
「あっれれー?おかしいぞ?ねぇ、蘭姉ちゃん。これって審判買収じゃないの?」
と心の中に名探偵コナン君が登場してまさかの推理パートに突入します。喜ぶ為にはコナン君から逃げ切らないといけないのです。
推理好きにはたまらない展開。逃げ切って無事連勝を喜べた時の喜びもひとしおです。
セリエA、推理好きにお勧めです。
さて、私のアピールは以上になります。正直上手にアピールできたか分からないけれど、しないよりはしたほうが良いよね?というわけでプレミア・リーグファンの皆さん、なにとぞセリエAをよろしくお願いします。
セリエAかその放映権を扱ってる代理店がアジア、日本での独占放映権を売る気がないというのを聞いたことがあります。昨シーズンまでスカパーが買っていた枠をフジが買ったのではないでしょうか。
返信削除コメントありがとうごさいます。
削除なるほど。そんな可能性もあるわけですね。もしそうだとしたらフジさんにはせめてシーズン前に買っておいて欲しかったです。