なぜフォンセカさんはビッグ・マッチで苦戦するのか? 後編
なぜフォンセカさんはビッグ・マッチで苦戦するのか?の後編です。前編はこちらをご覧ください
・仮説2 プランBの不足
仮説の二つ目は戦術的なプランBが不足しているのではないかというものです。まずこちらをご覧ください。
Nel 2o tempo le cose cambiano radicalmente.
— AS Roma Data (@ASRomaData) January 12, 2021
L'#Inter comanda con 38 punti virtuali con un +7 sulla Juve, +9 sul #Milan ed addirittura +16 su di un'#ASRoma solamente ottava con 22 punti. pic.twitter.com/g66RI8GUjO
これは試合を前半と後半に分けて勝敗を付けると順位表はどうなるかというもので上が前半だけの結果の、下が後半だけの結果の順位表になります。
前半だけの結果の順位表ではローマは
17試合 11勝4分け2敗 得点23 失点8 得失点差+15 勝ち点37
となりミランと並んで1位になります。
一方後半だけの結果の順位表ではローマは
17試合 5勝7分け5敗 得点14 失点18 得失点差-4 勝ち点22
となり8位になります。
私はこれを見てローマが前半よりも後半に弱い理由はフォンセカさんの戦術的なプランBが不足しているのではないかと思いました。つまり
1.前半のローマの戦い方を踏まえて相手がハーフ・タイム中に戦術的な変更を加える。
2.それにより後半の相手のパフォーマンスが向上する。
3.ローマは相手の戦術的な変更への対応策(戦術的なプランB)が苦手なのでそのままやられたい放題になる。
こういう現象が起きて後半に弱くなっているのではないかなと。
そしてそこから転じて選手のクオリティが高く戦術の遂行能力が高いと思われるビッグ・クラブ相手にローマ対策を講じられるとそれに対抗する戦術的なプランBの不足が結果に如実につながってしまうのではないかと思ったのです。
ただ戦術的なプランBの不足していたとして、その責任がフォンセカさんだけにあるかというと私はそうは思いません。何故ならフォンセカさんが連れてきたスタッフの中には戦術担当のチアゴ・リールさんがいるからです。だからチアゴ・リールさんとフォンセカさんのお2人、もしくはフォンセカさんのスタッフ全員の責任になると思います。
仮説2が正しかった場合、解決策としては戦術的なプランBの作成が得意なスタッフを新たに迎え入れるのが良いかもしれません。スタッフを雇うのは金銭的負担もそれほど大きくはならないと思うので実現性もありそうです。
以上がなぜフォンセカさんはビッグ・マッチで苦戦するのかについて考えてみた私の二つの仮説でした。なんにせよフォンセカさんがビッグ・マッチで苦戦しない方法を早く見つけてくれてどんな相手であろうと勝つローマが見たいです。もうラツィオに負けるとこなんてみたくない!アタランタにも!ナポリにも!セビージャに負けるとこも!フォンセカさん、頑張って!応援しているよ!
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