私はフリードキン親子に心から感謝している

 



リンク先を開いた時、体の芯からぞっとして鳥肌が立ちました。

このXのアカウントはローマの偽アカウントではないかと思い2度確認し、リンク先のサイトもローマの偽サイトではないかと思い2度確認しました。

このような行動をとったのは私の人生において2度目のことでした。

1度目はモウリーニョさんがローマの監督に就任した時でした。

その時は驚きとワクワクと喜びの感情が渦巻いていたけれど、今回は驚きとあらゆる不快な感情が渦巻きました。

リンク先のサイトに書いてあったものは私にはおぞまし過ぎて訳せないので下記でご確認ください。

ローマ、デ・ロッシ監督を電撃解任!6月に契約延長も開幕から4試合勝利なしで決断


私はこれまでローマのオーナーであるフリードキン親子を高く評価してきました。

その大きな理由のひとつは彼らには忍耐力があると感じていたからです。

フリードキン親子がローマのオーナーになって初めて連れてきた監督がモウリーニョさんでした。

モウリーニョさんは3年契約の最終年に途中解任されることになるのだけれど、それまでの間に幾度も成績低迷により解任の噂が流れました。

しかし、そのいずれのタイミングでもフリードキン親子はモウリーニョさんを解任することはありませんでした。

以前のオーナーなら、もしくはオーナーがフリードキン親子でなかったなら解任されていても不思議ではないと感じていた私はフリードキン親子の忍耐力に驚き、好感を抱き、高く評価してきたのです。

ここで過去を振り返ってみましょう。

昨季モウリーニョさんを途中解任したフリードキン親子は後任としてシーズン終了までの契約でデ・ロッシを選びました。

そして2024年4月18日にデ・ロッシの続投を公式発表し、同年6月25日には彼と2027年6月30日までの3年契約を結んだことを公式発表しました。

さらに今夏には1億ユーロ以上の資金を投じ、12名もの選手を獲得しチームを大刷新しました。

私はこれを見てフリードキン親子の決意を感じました。

デ・ロッシと地獄までという決意を。

なぜなら2024年4月18日にデ・ロッシの続投を発表していた際にフリードキン親子は

「ダニエレは、ローマのファンに相応しい未来を届けるべく、引き続き全力で職務を遂行。彼の強さとクラブへの信念は、私たちの価値観・街・ファンと完全に一致しています。共に長期プロジェクトを構築でき、これ以上に嬉しいことはありません」

というコメントを添えていたからです。

見てください、この力強いコメントを!

加えてモウリーニョさんの時に見せた忍耐力もってすれば、例え周囲がどれだけデ・ロッシの解任を叫ぼうともフリードキン親子が最後まで彼を守るに違いないと!

違いないと!

私は!

私は!

・・・・

・・・

・・

忍耐力 is どこ?

私たちの価値観・街・ファンと完全に一致 is どこ?

長期プロジェクトを構築でき、これ以上に嬉しいことはありません is どこ?

いやいやいや

いやいやいやいや

まだセリエA4節しか終えてませんよね?

確かに3分1敗はお世辞にも良いスタートとは言えませんよ?

はっきり言えばかなり悪いスタートですよ?

でもね3節のユーヴェ戦では確かな手ごたえを感じてくれたし、4節のジェノア戦は勝利まで後ほんの僅かだったではないですか?

改善の兆し感じませんでした?

それにね。

12名もの選手を獲得しているのですよ?

しかもそのうちのエルモソとフメルスはメルカートが閉まってから獲得が決まったというイレギュラーな存在ですよ?

最初から上手くいかないことも十分想定できませんか?

というかですね。

周りのクラブを見てください。

まだどのセリエAのクラブも監督解任なんてしていませんよ?

なんでだと思います?

まだセリエA4節しか終えてないからですよ!

どのクラブのオーナーさんも4節で判断するのは早すぎると思っているからですよ!

4節ですよ!

4節!!!!!

何が

クラブの決定は、シーズンが始まったばかりのこの時期にチームが願う道へと速やかに復帰するために下された。

ですか!

恰好をつけてからに!

あなた自分で長期プロジェクトって言ってたではないですか!

長期プロジェクトですよ?

長期プロジェクト!

チームが願う道は、あなたが願った道は少なくとも3年かけて踏破する道なのでしょう?

え、それをたった4節でチームが願う道へと速やかに復帰?

違うでしょうが!

それは復帰ではないでしょうが!

ちゃんとあなたが願う道へ変更と言いなさい!

変更と!

あなたが思っていたのと違うから、飽きたからって、これまで言ってきたこと、してきたことを放りなげて、勝手に道を変更しただけなのだから!!!

せめてそれくらいのことはちゃんとしなさい!

あなたの思い付きにみんな振り回されているのだから!

何?

違う?

ちゃんと考えてる?

はぁ、、、、

よろしい。

では問題です。

デ・ロッシが理想として掲げたフォーメーションは?

そう、4-3-3ですね。

そしてそれはギソルフィさんとデ・ロッシが一緒に作り上げたチーム編成からも見て取れますね。

で、あなたはデ・ロッシの後任に誰を連れてきました?

はい、ユリッチさんですね。


ユリッチさんと言えば3バックでしょうが!

そんなのローマ以外のことにうとい私でも知ってるよ!

クンブラはユリッチさんの3バックで大活躍したんだぞ!

ディ・マルツィオさんだってユリッチさんは3バックって予想していますよ。

4-3-3のチーム編成だって言ってるでしょうが!

3バックメインの監督連れてきてどうする!

考えてると言うならせめて4バックの監督連れてきなさいよ!

あなた何も考えてないのね。

ローマがUCLを逃し続けている理由がやっとわかったわ。

あなたが何も考えてないからですよ!

こんな行き当たりばったりで

簡単に自分の言動を放棄して、カルチョがうまくいくはずがないもの。

モウリーニョさんを解任しなかったのもお金がもったいなかったからでしょ?

年俸750万ユーロだったものね。

デ・ロッシは年俸330万ユーロと言われているから、モウリーニョさんのそれにくらべれば、ねぇ?

そう思われても仕方ないですよ。

このありさまでは。

それに何?

あなたろくに話もせずにいきなりデ・ロッシを解任したの?

もしほんとならあなたあっぱれだわ。

ロマニスタから人気のなかったパッロッタ前会長超えましたよ。

 パッロッタ前会長ですら、まず監督と話をして、1試合か2試合チャンスを与えて、それでダメだった時に解任していましたからね。

おめでとう!

あなたは歴史に名を刻みました。

はぁー、デ・ロッシ可哀そう。

長期プロジェクトとかいう思い付きに惹かれてローマに来た選手達が可哀そう。

まさかあなたよりも数百倍ローマのことをちゃんと考えてくれていたデ・ロッシが碌な考えもなく、思い付きで首を切られるなんて。

私は納得できない。納得できない。納得できない。納得できない。ローマのファン辞めようかと思うレベルで納得できない。

私は自分が恥ずかしいです。

あまりの見る目のなさに。

フリードキン親子の忍耐力に驚き、好感を抱き、高く評価してきたですってよ。

うける。

馬鹿じゃん、私。

デ・ロッシ、ごめんよ。

私には祈ることしかできないのに。

デ・ロッシがフリードキン親子とかかわらないように祈るべきだったのに。

それすらもできませんでした。

貴方が監督に就任した時、私は呑気に大喜びしていたよ。

私の見る目がなかったばっかりに。

デ・ロッシ本当にごめん。

私はローマ・ファン失格です。

フリードキン親子もごめんね。

ここまでさんざん文句垂れておいて虫のいい話だけれど、ファン失格の私にとやかく言う権利はなかったかもです。

でもね、言い訳に聞こえるかもだけれど私は一つだけフリードキン親子に心から感謝していることがあるのです。

それはあなたが行き当たりばったりでカルチョがうまくいくはずがないということを証明してくれていることです。

フリードキン親子証明してくれてありがとう。

おかげで今日も今日とて世界は正常に回っていることを実感できました。

願わくばあなたが証明し続けてくれますように。

あなたが思い付きでローマのオーナーを辞めるその日まで。

心から。


コメント

  1. おおかみ司書さんこんにちは。
    デ・ロッシ解任、ショックです……。まあエンポリ戦の負けは確かにアレでしたが、それ以外は解任を決定するほどの結果ではないような気もするのですが。
    とりあえず次の監督はユリッチさんで決まったようですが、もうこうなったら監督とは1試合契約にして、毎試合監督交代させたらいいんじゃないですかね?(笑)
    元々僕はパッロッタさんに悪い感情は全然持っていなかったので、パッロッタさんがボロクソ言われてフリードキンさんが絶賛されているのも若干冷めた感じで見ていたのですが、これでフリードキンさんもロマニスタの敵に認定されてしまいそうですね。

    まあ選手に罪はないので頑張ってもらいたいですが、選手のモチベーションにも影響しそうでちょっと心配です。ユリッチさんにそこまでのカリスマ性があるような気もしないので……。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

ローマ、不振の原因は内部崩壊?

ローマ、一難去ってまた一難か?

ウェスト・ハムの関心が確認された

ローマ、元アトレティコ・マドリードDFと合意

ローマ、国際的な経験を持つ4人の巨人と新たなカラフィオーリ

ローマ、まさかのダンソ獲得失敗:その理由