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用語集

当サイトでよく使う言葉や個人的に気になった言葉を纏めた用語集です。用語の意味は正確ではない場合があります。あらかじめ御了承下さい。


【ダーイェ(Daje)】=イタリア語の間投詞、ダーイ(Dai)のローマ方言。ダーイはさあ行け、頼むから、頑張って等の意。英語のCome onに相当する言葉。Daje Roma!やDaje Roma Daje!はASローマの選手やクラブがSNS等で頻繁に使うフレーズ。

【カルチョ(Calcio)】=イタリア語でサッカーの意。

【カルチョメルカート(Calciomercato)】=イタリア語でサッカー市場の意。サッカーにおける移籍市場を指す。単に市場、メルカートという場合もある。

【ジョカトーレ(Giocatore)】=イタリア語で選手の意。英語のPlayerに相当する言葉。複数形になるとジョカトーリ(Giocatori)となる。

【カルチァトーレ(Calciatore)】=イタリア語でサッカー選手の意。複数形になるとカルチャトーリ(Calciatori)となる。

【アッレナトーレ(Allenatore)】=イタリア語で監督、コーチ、トレーナーの意。

【ミステル(Mister)】=イタリア語で監督、コーチの意。

【ポルタ(Porta)】=イタリア語で門の意。サッカーにおいてフィールドのゴールを指す。

【リーネア・ディ・ポルタ(Linea di porta)】=イタリア語でゴールラインの意。

【アーレア・ディ・ポルタ(Area di porta)】=イタリア語でゴールエリアの意。

【アーレア・ディ・リゴーレ(Area di rigore)】=イタリア語でペナルティエリアの意。

【ディスケット・デル・カルチョ・ディ・リゴーレ(Dischetto del calcio di rigore)】=イタリア語でペナルティーマークの意。単にディスケットという場合もある。

【チェルキオ・デッラーレア・ディ・リゴーレ(Cerchio dell'area di rigore)】=イタリア語でペナルティアークの意。

【アーレア・ダンゴロ(Area d'angolo)】=イタリア語でコーナーアークの意。

【リーネア・ラテラーレ(Linea laterale)】=イタリア語でタッチラインの意。

【チェルキオ・チェントラーレ(Cerchio centrale)】=イタリア語でセンターサークルの意。

【リーネア・メディアーナ(Linea mediana)】=イタリア語でハーフウェイラインの意。

【チェントロ・デル・テッレーノ・ディ・ジョーコ(Centro del terreno di gioco)】=イタリア語でセンターマークの意。

【ボルド・カンポ(Bordo campo)】=イタリア語でサイドライン、タッチラインの意。

【ラッカッタパッレ(Raccattapalle)】=イタリア語でボールボーイ、ボールガールの意。

【ガーラ(Gara)】=イタリア語で試合の意。

【パルティータ(Partita)】=イタリア語で試合の意。

【カーサまたはカーザ(Casa)】=イタリア語で家の意。英語のHouseに相当する言葉。サッカーにおいて主にホーム試合を指す。

【トラスフェルタ(Trasferta)】=イタリア語で(スポーツの)遠征試合の意。サッカーにおいて主にアウェイ試合を指す。

【プリモ・テンポ(Primo tempo)】=イタリア語で前半の意。

【セコンド・テンポ(Secondo tempo)】=イタリア語で後半の意。

【ファッロ(Fallo)】=イタリア語でファールの意。

【ファッロ・ディ・マーニ(Fallo di mani)】=イタリア語でハンドの意。単にマーニと言う場合もある。

【フオーリ・ジョーコ(Fuori Gioco)】=イタリア語でオフサイドの意。

【カルチョ・ディ・リゴーレ(Calcio di rigore)】=イタリア語でペナルティキックの意。単にリゴーレという場合もある。

【アウトゴル(Autogol)】=イタリア語でオウンゴールの意。

【アウトレーテ(Autorete)】=イタリア語でオウンゴールの意。

【カルチョ・ダンゴロ(Calcio d'angolo)】=イタリア語でコーナーキックの意。単にアンゴロという場合もある。

【カルチョ・ディ・プニッツィヨーネ(Calcio di punizione)】=イタリア語でフリーキックの意。

【カルテリーノ・ジャッロ(Cartellino giallo)】=イタリア語で黄色い小さなカードの意。イエローカードの事。カルテリーノはカードを意味するcartelloに指小辞inoが付いた形。

【カルテリーノ・ロッソ(Cartellino rosso)】=イタリア語で赤い小さなカードの意。レッドカードの事。カルテリーノはカードを意味するcartelloに指小辞inoが付いた形。

【ドッピエッタ(Doppietta)】=イタリア語で一試合で2得点すること。

【トリプレッタ(Tripletta)】=イタリア語でハットトリックの意。

【クワルテルナ(Quaterna)】=イタリア語で一試合で4得点すること。

【ポーケル(Poker)】=イタリア語でクワルテルナと同じ意。

【チンクイーナ(Cinquina)】=イタリア語で一試合で5得点すること。

【ポケリッシモ(Pokerissimo)】=イタリア語でチンクイーナと同じ意。

【カピターノ(Capitano)】=イタリア語でキャプテンの意。

【バンディエーラ(Bandiera)】=イタリア語で旗の意。サッカーにおいてクラブの象徴的な選手を指す。

【スクデット(Scudetto)】=イタリア語で小さな盾の意。セリエAで優勝すると小さな盾形のワッペンがユニフォームに付くことからサッカーにおいて主に優勝することを指す。

【コッカルダ(Coccarda)】=イタリア語で円形章の意。コッパ・イタリアで優勝すると円形章のワッペンがユニフォームに付くことからサッカーにおいて主にコッパ・イタリアで優勝することを指す。

【パジェッラ(Pagella)】=イタリア語で採点表、成績表の意。複数形になるとパジェッレ(Pagelle)となる。

【デルビー(Derby)】=イタリア語でダービーの意。

【イル・デルビー・ディ・ローマ(Il derby di Roma)】=イタリア語でローマのダービーの意。イタリアの首都の主要なクラブ、ASローマとラツィオの対戦を指す。

【イル・デルビー・デッラ・カピターレ(Il derby della Capitale)】=イタリア語で首都のダービーの意。イル・デルビー・ディ・ローマの別称。

【イル・デルビー・カピトリーノ(Il derby capitolino)】=イタリア語でローマのダービーの意。イル・デルビー・ディ・ローマの別称。

【イル・デルビー・デル・クポローネ(Il derby der Cupolone)】=イタリア語で大きな丸屋根(ドーム)のダービーの意。Cupoloneは丸屋根を意味するCupolaに指大辞oneが付いた形。イル・デルビー・ディ・ローマの別称。名前の由来はローマ市の最も有名なシンボルの一つバチカンのサン・ピエトロ大聖堂のドーム(イタリアで庶民的にクポローネと呼ばれている)から。

【イル・デルビー・デル・ソーレ(Il derby del Sole)】=イタリア語で太陽のダービーの意。イタリア中央部に位置するASローマとイタリア南部に位置するナポリの対戦を指す。

【イル・デルビー・デル・スッド(Il derby del Sud)】=イタリア語で南部のダービーの意。イル・デルビー・デル・ソーレと同じ意味。ただしASローマ対ナポリ以外のイタリア南部のクラブ同士の対戦を指す場合もある。

【ポルティエーレ(Portiere)】=イタリア語でゴールキーパーの意。複数形になるとポルティエーリ(Portieri)となる。

【ディフェンソーレ(Difensore)】=イタリア語でディフェンダーの意。複数形になるとディフェンソーリ(Difensori)となる。

【チェントロカンピスタ(Centrocampista)】=イタリア語でミッドフィルダーの意。複数形になるとチェントロカンピスティ(Centrocampisti)となる。

【アタッカンテ(Ataccante)】=イタリア語でフォワードの意。複数形になるとアタッカンティ(Attaccanti)となる。

【リーベロ(Libero)】=イタリア語で自由の意。サッカーにおいてリベロ、もしくはスウィーパーを指す。

【ポルティエーレ-リーベロ(Portiere-libero)】=イタリア語でスウィーパーゴールキーパーの意。リベロ的役割をこなすゴールキーパーのこと。(例マヌエル・ノイアー)

【ディフェンソーレ・チェントラーレ(Difensore centrale))】=イタリア語で中央のDFの意。センターバックのこと。複数形になるとディフェンソーリ・チェントラーリ(Difensori centrali)となる。

【テルツィーノ(Terzino)】=イタリア語の3番目の人の意。サッカーにおいてサイドバックを指す。複数形になるとテルツィーニ(Terzini)となる。

【エステルノ(Esterno)】=イタリア語でサイドの意。サッカーにおいてウイングバックを指す。複数形になるとエステルニ(Esterni)となる。ポジションと組み合わさることで選手の位置を示す場合もある。(例チェントロカンピスタ・エステルノ=サイドミッドフィルダー)

【メディアーノ(Mediano)】=イタリア語で中間の意。サッカーにおいて守備的なミッドフィルダーを指す。複数形になるとメディアーニ(Mediani)となる。

【レジスタ(Resista)】=イタリア語で演出家の意。サッカーにおいて主にディフェンスラインに近い位置でゲームメイクを担当する選手を指す。

【メッザーラ(Mezzala)】=イタリア語でインサイドミッドフィルダーの意。複数形になるとメッザーリ(Mezzali)となる。

【トレクワルティスタ(Trequartista)】=イタリア語でトップ下、または攻撃的MFの意。複数形になるとトレクワルティスティ(Trequartisti)となる。

【チェントラヴァンティ(Centravanti)】=イタリア語でセンターフォワードの意。

【プリマ・プンタ(Prima punta)】=イタリア語で最初の刃先の意。サッカーにおいてチェントラヴァンティと同じ意味。もしくはファーストトップを意味する。

【セコンダ・プンタ(Seconda punta)】=イタリア語で2番目の刃先の意。サッカーにおいてセカンドトップを指す。

【アーラ(Ala)】=イタリア語で翼の意。サッカーにおいてウイングを指す。複数形になるとアーリ(Ali)となる。

【ファルソ・ノーヴェ(Falso nove)】=イタリア語で偽9番の意。サッカーの役割の一つ。CFではないタイプの選手を最前線に置くこと。スペイン語でファルソ・ヌエべ(Falso Nueve)。現代サッカーにおいては05/06シーズンASローマを率いていたルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)さんが2005年12月18日のサンプドリア戦で当時チームに在籍していたアントニオ・カッサーノ(Antonio Cassano)、ヴィンチェンツォ・モンテッラ(Vincenzo Montella)、シャバニ・ノンダ(Shabani Nonda)がおらず起用できるCFがプリマヴェーラの当時16歳だったステファノ・オカカ(Stefano OKAKA)しかいなかった為、苦肉の策で当時トレクワルティスタだったフランチェスコ・トッティ(Franchesco Totti)を4-2-3-1の最前線に配置したことに端を発し、最前線のトッティが中盤に降りてくることで空いたスペースに2列目の選手が飛び込んでくる4-6-0、いわゆるゼロトップシステムを編み出し、後にトッティの担った役割が偽9番と呼ばれた。古くは1930年代オーストリア代表で故マティアス・シンデラー(Matthias Sindelar)さんや1950年代初めハンガリー代表で故ヒデクチ・ナーンドル(Hidegkuti Nándor)さんがこの役割を担った。ちなみにスパレッティさんは第二次ASローマ政権においても4-3-3の最前線にディエゴ・ペロッティ(Diego Perotti)を偽9番の役割で起用し、ペロッティが中盤に降りてくることで実質的に中盤のひし形の頂点に位置する新たなゼロトップシステムを披露した。

【ジャッロロッシ(Giallorossi)】=イタリア語で黄と赤の意。ASローマの愛称の一つ。

【ルーパ(Lupa)】=イタリア語で雌狼の意。ASローマの愛称の一つ。

【ラ・マージカ(La Magica】=イタリア語で女性の魔法使いの意。ASローマの愛称の一つ。

【ルペット(Lupetto)】=イタリア語で子供の狼の意。狼を意味するLupoに指小辞ettoが付いた形。ガエターノ・アンツァローネ(Gaetano Anzalone)会長時代の1978年に導入され、1978/1979シーズンからユニホームにも使用されたASローマの旧エンブレムのこと。このエンブレムは現在もクラブのシンボルの一つとなっており、ASローマ関連グッズやアウェイユニフォーム等でたびたび登場する。エンブレムを創作したグラフィックデザイナーのピエロ・グラットン(Piero Gratton)さんにちなみグラットンさんのルペット、ルペット・ディ・グラットン(Lupetto di Gratton)とも言う。

【ロマニスタ(Romanista)】=ASローマサポーターのこと。複数形になると男性の複数形はロマニスティ(Romanisti)、女性の複数形はロマニステ(Romaniste)となる。

【ティフォーソまたはティフォーゾ(Tifoso)】=イタリア語でサポーターの意。複数形になるとティフォージ(Tifosi)となる。

【ウルトラス(Ultras)】=サッカーにおいて過激なサポーターまたはそのグループのこと。語源はフランス語で過激派等を意味するウルトラ(Ultra)を複数形にしたもの。文脈によってはウルトラ(Ultra)でも同様の意味を持つ。

【クルヴァ(Curva)】=イタリア語でゴール裏のスタンドの意。

【クルヴァ・スッド(Curva sud)】=イタリア語で南側のゴール裏スタンドの意。ローマダービーではASローマのサポーターが陣取り、ラツィオのサポーターはクルヴァ・ノルド(Crva nord)、北側のゴール裏スタンドに陣取る。

【トリゴリア(Torigoria)】=ASローマの練習場の名称。文脈によってはASローマ自体を指す場合もある。

【ラ・カーサ・ディ・クーラ・ヴィッラ・ストゥアルト(La Casa di Cura Villa Stuart)】=ローマにある民間のクリニック。ASローマの選手のメディカルチェックや怪我をしたときの精密検査、手術等はここで行われることが多い。単にヴィッラ・ストゥアルトという場合もある。

【プリマヴェーラ(Primavera)】=ASローマにおけるU-19チームの名称。イタリアのクラブの下部組織全般を指す場合もある。

【ジョヴァニーリ(Giovanili)】=ASローマにおけるU-17、U-16、U-15等、プリマヴェーラより下の年代の下部組織全般の総称。

【ユーヴェ(Juve)】=ユヴェントゥス(Juventus)の略。

【ヴィオーラ(Viola)】=イタリア語ですみれ色の意。フィオレンティーナ(Fiorentina)の愛称の一つ。フィオレンティーナの選手やファンを指す場合もある。当サイトではフィオレンティーナを指す場合はヴィオラ、フィオレンティーナの選手やファンを指す場合はヴィオーラと表記。

【スパーズ(Spurs)】=トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の愛称の一つ。

【AD】=アンミニストラトーレ・デレガード(Amministratore Delegato)の略。 イタリア語で最高経営責任者の意。英語のCEOに相当する言葉。

【SD】=スポーツ・ダイレクター(Sports Directer)の略。サッカークラブにおける役職の一つ。イタリア語ではディレットーレ・スポルティーヴォ(Direttore Sportivo)、DSとなる。

【GD】=ジェネラル・ダイレクター(General Directer)の略。サッカークラブにおける役職の一つ。イタリア語ではディレットーレ・ジェネラーレ(Direttore Generale)、DGとなる。

【モンチ(Monchi)】=ラモン・ロドリゲス・ベルデホ(Ramón Rodríguez Verdejo)さんの愛称のひとつ。本人によればモンチ(Monchi)とはホセ(José)がペペ(Pepe)となるようにスペインで使われるラモン(Ramón)の指小辞。お母様が彼をそのように呼び、皆にそのように認知された。

【ミダス王】=モンチさんの愛称のひとつ。アメリカのメディアInternational Business Timesがモンチさんの選手を安値で買って高値で売り高額な利益を得る様をギリシャ神話に登場する触れた物を全て黄金に変える能力をもつミダス王になぞらえサッカー界のミダス王と称したことに由来する。

【ザ・ウォール(The Wall)】=ワルテル・サムエル(Walter Samuel)の愛称の一つ。

【コマンダンテ(Comandante)】=イタリア語で司令官の意。フェデリコ・ファシオ(Federico Fazio)の愛称のひとつ。彼がローマに移籍してから付いた愛称で報道担当官の男性が最初に彼をそう呼びそれ以来それが定着した。本人もお気に入りの愛称だと述べている。

【ニンジャ(Ninja)】=ラジャ・ナインゴラン(Radja Nainggolan)の愛称の一つ。東洋系の顔立ちとプレイスタイルに由来する。

【エル・フラコ(El Flaco)】=スペイン語で痩せた、細身の意。ハビエル・パストーレ(Javier Pastore)の愛称の一つ。190cm近い身長の割りに細身の容姿を持つことに由来する。

【エル・プルポ(El Pulpo)】=スペイン語で動物のタコの意。スティーヴン・エンゾンジ(Steven Nzonzi)の愛称の一つ。ホルへ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)さんがレアル・マドリードを相手に勝利した際エンゾンジの見せたパフォーマンスを「信じられない。ピッチの真ん中ではボールを取り戻すのにもプレーを組み立てるにもタコのようだった。」と表現したことに由来する。

【ラ・ベスティヤ(La Bestia)】=イタリア語で(人間を除く)動物、獣等の意。スティーヴン・エンゾンジ(Steven Nzonzi)の愛称の一つ。ローマのジェームス・パロッタ(James Pallotta)会長によって名付けられた。

【ラ・ラヴァトリーチェ(La Lavatrice)】=イタリア語で洗濯機の意。ケヴィン・ストロートマン(Kevin Strootman)の愛称の一つ。リュディ・ガルシア(Rudi Garcia)さんがストロートマンのボールをリカバーし、クリーンに味方に配給する様を「汚いボールもきれいにして戻してくれる。彼はまるで洗濯機だ。」と表現したことに由来する。

【ロッターヴォ・レ・ディ・ローマ(l'ottavo re di Roma)】=イタリア語で第8代ローマ王の意。ダニエレ・デロッシ(Daniele De Rossi)の愛称のひとつ。ローマ王政時代の7人の王になぞらえた物。元々はピエトロ・ペッレグリ(Pietro Pellegli)と並んでセリエA最年少デビュー記録保持者(15歳9ヶ月と7日)でASローマの初めてのスクデット獲得メンバーである伝説的選手、故アメデオ・アマデイ(Amedeo Amadei)さんの愛称。ローマの重要人物につけられることの多い愛称でパウロ・ロベルト・ファルカン(Paulo Roberto Falcão)やフランチェスコ・トッティ(Franchesco Totti)の愛称のひとつでもある。

【カピタン・フトゥーロ(Capitan Futuro)】=ダニエレ・デロッシ(Daniele De Rossi)の愛称のひとつ。1978年11月7日~1979年12月18日までNHKで放送され、1980年代にはイタリアでも放送され人気を博したTVアニメシリーズ『キャプテン・フューチャー(伊題:Capitan Futuro)』を引き合いに出しASローマのキャプテンとしておそらくフランチェスコ・トッティの後を引き継ぐことになるだろうとの理由からイル・ロマニスタ(Il Romanista)紙の編集長、トニーノ・カニュッチ(Tonino Cagnucci)さんが発案した。デ・ロッシ本人はこの愛称について2013年に「僕を一度も夢中にさせたことのない愛称だね。今では道端でもそれを耳にするよ。それはとっておいてほしいよ。僕は副キャプテンであることを誇りに思っているんだ。先にトッティがいて、何かが物足りなくなりえるのは分かっているよね。トッティがもういないときに僕がキャプテンを引き継ぐであろうことを考えることは楽しいことではないよね。僕にとっても、彼にとっても、そして特にロマニスティにとってね。それを心配して生きることはないよ。『万歳、デ・ロッシがキャプテンになった。』と言いながらお祝いをする人は誰もいないさ。歴史、ASローマ史上最高の選手がプレイを止めるのだから、皆悲しみ暮れるだろうね。この渇望はもっていないよ。僕は僕のことを良き人物、友人、重要な選手としてチームメイトが認識してくれていることをわかっている。ファン達も僕をこのチームの象徴と見なしてくれているしこれ以上幸せになるために腕に腕章を巻く必要はないね。」と述べています。ちなみにイタリア語でキャプテンはカピターノ(Capitano)。

【レレ(Lele)】=ダニエレ・デロッシ(Daniele De Rossi)の愛称のひとつ。由来は彼の名前からでイタリアではGabriele, Daniele, Emanuele等の最後に「レ(le)」がつく名前は「レレ」と愛称付けられることが多いのだとか。

【エル・プポーネ(Er Pupone)】=イタリア語、イル・プポーネ(Il Pupone)のローマ方言。イル・プポーネは大きな赤ちゃんの意。(男の)赤ちゃんを意味するPupoにイタリア語の指大辞oneが付いた形。フランチェスコ・トッティ(Franchesco Totti)の愛称の一つ。イタリアの新聞イル・メッサジェーロ(Il Messaggero)紙の記者であるミンモ・フェッレッティ(Mimmo Ferretti)さんの愛情深いセンスで生み出された。なお、トッティ本人はプポーネは未熟な小さな男の子と同義語であると理由からそう呼ばれることを嫌悪していることを認めている。  

【ケッコ(Checco)】=フランチェスコ(Francesco)の愛称辞の一つ。フランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)の愛称の一つでもある。

【ロッロ(Lollo)】=ロレンツォ(Lorenzo)の愛称辞の一つ。ロレンツォ・ペッレグリーニ(Lorenzo Pellegrini)の愛称の一つでもある。

【ジュゼッペ(Giuseppe)】=シモーネ・ヴェルディ(Simone Verdi)の愛称の一つ。イタリアで最も有名なヴェルディ姓の一人である作曲家のジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi)さんに由来する。

【エル・テンディーナ(Er Tendina)】=イタリア語、イル・テンディーナ(Il Temdina)のローマ方言。カーテンを意味するTendaにイタリア語の指小辞inaが付いた形。ジェルヴィーニョ(Gervinho)の愛称の一つ。ニュアンス的にはカーテンちゃんのような感じと思われる。彼の独特な頭髪に由来。なお「額に下ろしハゲを隠す為の編みこみヘアーから彼をこう呼んだ」との話もあるのでからかいの要素を含んだ愛称と思われる。本人はそう呼ばれているのは知っているけど問題ない。とか、気に入ってる。とか、大人な発言をしていたけれど内心は嫌がってる可能性もあるので使用には注意したほうが良いと思われる。

【ペク(Pek)】=スペイン語、接尾辞の指小辞。ダビド・ピサーロ(David Pizarro)の愛称の一つ。彼の身長が低いことに由来する。

【プルート(Pluto)】=アウダイール(Aldair)さんの愛称の一つ。イタリアに来てから呼ばれ出した愛称で本人によれば「ある人が私がディズニー・キャラクターのプルートに似ていると言及し、それが広まった。いずれにせよ、嫌ではないよ。」との事。

【エル・フェッティーナ(Er Fettina)】=イタリア語、イル・フェッティーナ(Il Fettina)のローマ方言。イル・フェッティーナは(牛肉などの)薄切りの意。(パン、肉などの)薄切り、一切れを意味するFettaにイタリア語の指小辞inaが付いた形。クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)さんの愛称の一つ。ニュアンス的には薄切りちゃんのような感じと思われる。彼のお父様であるマリオ(Mario)さんがお肉屋さんを営んでいたことに由来。なおローマのサポーターズ・クラブのイル・ローマ・クラブ・テスタッチョ(Il Roma Club Testaccio)の会長であり、ラニエリさんの幼馴染でもあるセルジョ・ロージ(Sergio Rosi)さんによると彼はお肉屋さんにはまったくおらず、お店で一度もお肉を薄切りにしたことはなかったのだとか。

【エル・ペチョーネ(Er Pecione)】=イタリア語、イル・パスティッチョーネ(Il Pasticcione)のローマ方言。イル・パスティッチョーネはそそっかしい人の意。出来損ないを意味するPasticcioにイタリア語の指大辞oneが付いた形。クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)さんの愛称の一つ。ラニエリさんがサッカー選手としてスペシャルではなかったことに由来。ローマのサポーターズ・クラブのイル・ローマ・クラブ・テスタッチョ(Il Roma Club Testaccio)の会長であり、ラニエリさんの幼馴染でもあるセルジョ・ロージ(Sergio Rosi)さん曰く、彼はボールをシュートしたとき、ボールはいつも直立に飛んで行った(俗に言う宇宙開発だと思われる)のだとか。

【ローモロ(Romolo)】=ASローマのマスコットの名称。ローモロ(Romolo)は狼をモデルにし、背番号753a.cのASローマのユニフォームを着たキャラクター。名前と背番号の由来はローマ神話の伝説上のローマ建国(紀元前753年)の王で双子の弟レムス(イタリア語名でロメーオ)と共に狼に育てられたロムルス(イタリア語名でローモロ)から。

【エル・モニート(EL Monito)】=スペイン語、小さな猿の意。猿を意味するMonoにスペイン語の指小辞itoが付いた形。ディエゴ・ペロッティ(Diego Perotti)の愛称の一つ。彼の父親で元プロサッカー選手であるウーゴ・ペロッティ(Hugo Perotti)さんの愛称がEL Monoであることに由来。

【エル・パンテーラ(Er Pantera)】=イタリア語、イル・パンテーラ(Il Pantera)のローマ方言。イル・パンテーラはパンサーの意。ミヒャエル・コンゼル(Michael Konsel)さんの愛称の一つ。パンテーラの由来について本人は「ローマに来た時、私は既にオーストリア・ウィーンのグリーン・パンサーの異名を持っていた。それからローマで私はパンテーラになったのさ。私にいつもファン達を与えてくれた愛称なので私はとても気に入っている。その愛称を身に纏うことは私にとって素晴らしい栄誉だった。私がイタリアに戻る時ファン達は道端で私を止めるが彼らが私を名前で呼ぶことはない。」と述べている。

【クロツ(Kloc)】=ボスニアのローカル・スラングで街灯の意。エディン・ジェコ(Edin Džeko)の愛称の一つ。彼が17歳でMFとしてジェリェズニチャル(Željezničar)のトップ・チームデビューを果たすとすぐに名付けられた。身長が高く少し不器用で動きが優雅ではなくMFの役割に適応できなかったことがその由来。からかいの要素を含んだ愛称なので使用には注意したほうが良いと思われる。

【シャフト(Shaft)】=クリス・スモーリング(Chris Smalling)の愛称の一つ。彼が16歳のときに加入したメイドストーン・ユナイテッド(Maidstone United)在籍時に名付けられた。由来は身長が高く髪型が典型的なアフロ・ヘアだったため1970年代に放送されたTVドラマ『Shaft(邦題:黒いジャガー)』から(おそらくShaftでリチャード・ラウンドトゥリー(Richard Roundtree)さんが演じたジョン・シャフト(John Shaft)に似ていたためと思われる)。

【マラジーコ(MaraZico)】=ブルーノ・コンティ(Bruno Conti)さんの愛称の一つ。イタリア代表として1982年のワールドカップ・スペイン大会でイタリアの3度目の優勝に貢献しその活躍からディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)さんとジーコ(Zico)さんを引き合いに出され、この愛称がついた。


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