プレミア・リーグの倒し方、知ってますよ

 

私は世界の片隅で慎ましく生きているセリエAファンです。私は過去に

セリエAファンからプレミア・リーグファンの皆さんへお願い

こんな記事を投稿したりして、年に1回くらいの割合でセリエAの人気が上がりますようにと祈っています。

そんな私は先日このTweetを見て、こう思いました。


プレミア・リーグの試合がTop10入りしているのに、あの2021年ダントツのベスト・ゲームと私の中で話題の2021-22セリエA第18節アタランタBC(ビチ)対AS(アエッセ)ローマが入っていないですと!

これは由々しき事態です。

事態を深刻に受け止めた私は打倒プレミア・リーグを掲げ、その戦略を練る事にしました。

打倒するためにはまずその相手のことを知らねばならないと考えた私はプレミア・リーグの一番の魅力とはなにかを自問自答してみました。

その結果、四つの候補が浮かんできました。


候補その一【見やすい時間帯の試合が多い】

セリエAは深夜や早朝の試合が多く、中には仮眠をとるべきかいなか非常に悩む午前2時キック・オフという試合もあり、私はこれがかの有名な時刻、丑三つ時に違いないと思っていたのだけれど、今調べたらその通り(”午前2時から2時30分まで”の時刻を指す)でした。やったー! それに比べるとプレミア・リークは夜9時半、比較的見やすい11時、早寝早起きして見るには丁度良い朝5時前後のキック・オフという試合があり、私には凄く魅力的に思えました。ちなみにASローマは丑三つ時の試合が凄く多いので、「眠気が辛い。でも辛いの楽しい」というマゾッ気のある方にお勧めです。


候補その二【選手や監督】

プレミア・リーグと聞いて真っ先に思い浮かぶは ”お金持ち” です。そしてお金があるところに人は集まるものです。監督で言えば、世のサッカー戦術好きさんが涎をたらしているであろうマンチェスター・シティのグアルディオラ監督、選手でいえば、世界で一二を争うであろう実力のリヴァプールのGKのアリソンやFWのサラー等、世界中から豊富な人材が集まっているイメージがあります。羨ましい! ところで先に具体名を挙げた方々にはある共通点があるのだけれど、それが何か分かりますでしょうか? 実は彼らはASローマのOBなのです。もはやASローマは世界の頂点への登竜門といっても過言ではないかもしれません。次世代のスターをいち早くチェックしたいという方はASローマをチェックすると良いかもです。


候補その三【試合の内容】

プレミア・リーグと言えばスピーディな試合展開に激しいフィジカル・コンタクト、そしてそれらに華を添える世界中からの豊富な人材という気がします。まさにサッカー・エンタメの極地と言えそうです。サッカー好きの方でこれが魅力的ではないと断言できる人はいないと思います。なお中には質の高いものばかりではなくて、たまにはB級グルメも味わいたいという方もいるかもしれません。そんな方には3 - 1から僅か7分間で3失点を喰らい、3 - 4の逆転負けを喫したASローマは如何でしょうか? 頭を空っぽにして大笑いできると思います。


候補その四【カメラ・ワーク(試合を映すカメラの位置)】

セリエAに比べプレミア・リーグのカメラはピッチに近い位置にあるときいたことがあるような、ないような。そのせいかプレミア・リーグの映像は臨場感と言えば良いのでしょうか、迫力が凄い気がします。迫力良いな。良いな。ただ世の中には見えないほうが良いものあります。例えば、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、トッテナムで活躍したあのジョゼ・モウリーニョ監督はスタディオ・オリンピコのピッチを「セリエAで最悪のピッチだ。速度を出して、上手くプレイし、攻撃のプレイで連携を見いだすのが難しい。」と述べたことがあるのだけれど、カメラが遠いおかげか傍目にはきれいに見えるのです。最悪のピッチなんて見えないほうが良いに決まっています。なんていうかナチュラル・メイク万歳? そのナチュラル・メイクを実感したい方はスタディオ・オリンピコをホーム・スタジアムとするASローマの試合を見てみると良いです。


この四つのうち、はたしてどれが一番の魅力なのか……。

餅は餅屋ということで私はTwitter上のプレミア・リーグが好きな方に聞きてみることにしました。その結果がこちらです。回答してくれた243名の方々ありがとうございます。


36.8%の【試合の内容】

26.5%の【選手や監督】

は急にどうこうできるようなものではないけれど

28.6%の【見やすい時間帯の試合が多い】

8.1%の【カメラ・ワーク(試合を映すカメラの位置)】

はその気になれば今すぐにでも手を打てそうです。

このことから私は後者二つを改善すれば、プレミア・リーグ(の36.7%)を打倒できる結論付けました。

36.7%の打倒は果たして打倒といえるのかと疑問に思う方もいるかもしれないけれど、マクドナルドの”マックフライポテト”のMサイズ・Lサイズが販売休止となり、Sサイズのみ販売となった際に全国ニュースとなり、大騒動となったことを踏まえると、おそらく36.7%減は”マックフライポテト”の容量減よりも大きいと思うので十分打倒といえると思います!

さぁ、セリエAこの戦略でプレミア・リーグを打倒するのです!


最後に打倒、打倒と連呼しているけれど、これは建前で本音ではプレミア・リーグとセリエAが共存共栄していってくれることを願っています。


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